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「ペット可」は究極の空室対策!メリット・デメリットを知って、上手に取り入れよう!
公開日: 2024年08月03日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、「空室対策の究極の一手」についてお話ししようと思います。
これまでも空室対策の様々なアイデアやノウハウをお話ししてきましたが、その中でも“とっておきの一手”と僕が思っているのが「ペット可物件」です。
僕が初めてペット可物件に携わったのは、2003年にコンサルティングさせていただいた新築の賃貸マンションでした。
当時、ペット可の賃貸はほとんどありませんでしたが、55戸のうち半分を「ペット可」にしてみることを提案したんですよね。
実はその物件は今でもすごい人気物件で全く空きも出ておらず、久しぶりに部屋が空いたと思ったら、入居待ちの人ですぐに決まってしまう・・・というような状況になっています。
そこで本記事では、
・「ペット可」にすることが究極の空室対策になる理由
・「ペット可」のメリット・デメリット
・「ペット可」物件のトラブル対策
についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください!
ペット可は究極の空室対策です
ポータルサイト「SUUMO」の調査によると、SUUMOに掲載されている物件の中で、「ペット相談可」とされている物件は、2019年時点では約10%程度にとどまっていたそうです。
それが2024年1月現在では18%にまで急拡大しているらしいんですよ。
2000年頃には1%もなかったペット可物件が2019年には10%と、亀の歩みで地道に増えてきていたわけですが、2019年から2024年のわずか5年で約2倍にまで急拡大しているわけです。
これはコロナで巣ごもり需要が高まった影響もあると思いますが、YouTubeのペット動画の影響も大きいと思うんですよね。
また、ペット可物件専門の賃貸ポータルサイト「ペットホームウェブ」では、掲載数がこの5年で2倍に増えたそうです。
さらに、僕が愛読させていただいている全国賃貸住宅新聞社さんが調査したデータによると、賃貸住まいの世帯のうち、なんと57%が「ペットと一緒に住みたい」と回答しているそうです。
要は「ペットが飼えるなら飼いたい」と回答した人が57%もいたということですから、かなりニーズが高いということがうかがえますね。
実際、僕の会社が管理しているペット可物件も軒並み空室知らずですし、ペット可にするのは本当におすすめです。
賃貸物件をペット可にするメリット・デメリットとは?
では、ペット可物件のメリット・デメリットを改めて整理してみましょう。
メリット1:長期入居につながる
まず、ペット可にすると空室が埋まりやすくなるのはもちろんとして、長期入居につながる可能性が極めて高くなります。
なぜなら、ペット可の物件自体がほとんどないし、あったとしてもなかなか空かないからです。
メリット2:家賃を相場より高く設定できる
ペット可物件であれば、ペット不可の物件より5,000円~1万円くらい家賃を高くしても決まります。
また、競争力の低い駅から離れたような物件でも、ペット可能物件にするだけで決まりやすくなったりします。
メリット3:敷金を高く設定できる
最近は、契約時に敷金・礼金がかからない「ゼロゼロ物件」が一般的になってきましたが、ペット可の場合は敷金2ヶ月とか3ヶ月とかもざらです。
また、退去時に敷金を償却するという契約もすんなり通ります。
以上のように、「ペット可物件」は大きなメリットがたくさんありますから、本当に究極の空室対策と言っても過言ではないと思います。
ただし、当然メリットばかりではなくデメリットもあります。見て行きましょう。
デメリット1:近隣トラブルが発生することがある
例えば、きちんとしつけが出来ていないワンちゃんが無駄吠えをして、近隣からクレームがくることもあります。
デメリット2:物件が傷むことがある
ワンちゃんも猫ちゃんも、トイレのしつけは非常に重要です。
だらしない飼い主が、ペットの糞尿を垂れ流しにして掃除もしないようなケースがあるんですよね。
実際、家賃を滞納しまくった入居者を追い出したら、猫の糞尿の臭いで大変な状況だった・・・というようなこともあるので、この辺のケアはしっかりしておかないといけないといけません。
トラブルを防ぐためにできることとは?
では、このようなトラブルを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?
ペットも一緒に入居面談する
入居者と入居面談をする際にペットも一緒に面談をすることが大切です。
無駄に飛びかかったり、無駄に吠えたりしないか?ちゃんとチェックするようにしましょう。
ペットシッターなど外部のサービスを有効活用する
一つのアイデアとして、ペットのお世話を代行してくれる有料のペットシッターを用意したり、そういうペットシッターさんと提携したり、ソフト面での充実を図るのも手だと思います。
僕もペット可の賃貸で犬を飼っていますが、もし「犬を預けられる賃貸」なんかがあれば、旅行に行く時などにめちゃくちゃ助かるので、そういったサービスがある物件はさらに人気が高まる気がします。
定期借家契約にする
それでも心配な人は、「定期借家契約」を活用するのがいいと思います。
例えば、最初の契約は期間を3ヶ月として、それで問題なければ次は6か月・・・といった具合に、様子を見て長くしていくイメージです。
また、364日間までの定期借家契約であれば、通知をする必要もなく期間満了とともに契約を終了させることができますから、トラブルの長期化も防止できると思います。
まとめ
以上、今回は「空室対策の究極の一手」として、ペット可にするアイデアを共有しました。
定期借家契約の活用など、トラブルを避けるための方法をご紹介しましたが、それでも多少のトラブルは起きると思います。
しかし、「空室の長期化で家賃を損失するリスク」と「ペット可のリスク」を天秤にかけたら、ペット可にして積極的に攻めの賃貸経営を行った方がいいと僕は思います。
データから見ても時代のニーズに合っていると思いますので、今、空室にお困りの方はぜひペット可を検討してみてください。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、「空室対策の究極の一手」についてお話ししようと思います。
これまでも空室対策の様々なアイデアやノウハウをお話ししてきましたが、その中でも“とっておきの一手”と僕が思っているのが「ペット可物件」です。
僕が初めてペット可物件に携わったのは、2003年にコンサルティングさせていただいた新築の賃貸マンションでした。
当時、ペット可の賃貸はほとんどありませんでしたが、55戸のうち半分を「ペット可」にしてみることを提案したんですよね。
実はその物件は今でもすごい人気物件で全く空きも出ておらず、久しぶりに部屋が空いたと思ったら、入居待ちの人ですぐに決まってしまう・・・というような状況になっています。
そこで本記事では、
・「ペット可」にすることが究極の空室対策になる理由
・「ペット可」のメリット・デメリット
・「ペット可」物件のトラブル対策
についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください!
ペット可は究極の空室対策です
ポータルサイト「SUUMO」の調査によると、SUUMOに掲載されている物件の中で、「ペット相談可」とされている物件は、2019年時点では約10%程度にとどまっていたそうです。それが2024年1月現在では18%にまで急拡大しているらしいんですよ。
2000年頃には1%もなかったペット可物件が2019年には10%と、亀の歩みで地道に増えてきていたわけですが、2019年から2024年のわずか5年で約2倍にまで急拡大しているわけです。
これはコロナで巣ごもり需要が高まった影響もあると思いますが、YouTubeのペット動画の影響も大きいと思うんですよね。
また、ペット可物件専門の賃貸ポータルサイト「ペットホームウェブ」では、掲載数がこの5年で2倍に増えたそうです。
さらに、僕が愛読させていただいている全国賃貸住宅新聞社さんが調査したデータによると、賃貸住まいの世帯のうち、なんと57%が「ペットと一緒に住みたい」と回答しているそうです。
要は「ペットが飼えるなら飼いたい」と回答した人が57%もいたということですから、かなりニーズが高いということがうかがえますね。
実際、僕の会社が管理しているペット可物件も軒並み空室知らずですし、ペット可にするのは本当におすすめです。
賃貸物件をペット可にするメリット・デメリットとは?
では、ペット可物件のメリット・デメリットを改めて整理してみましょう。メリット1:長期入居につながる
まず、ペット可にすると空室が埋まりやすくなるのはもちろんとして、長期入居につながる可能性が極めて高くなります。
なぜなら、ペット可の物件自体がほとんどないし、あったとしてもなかなか空かないからです。
メリット2:家賃を相場より高く設定できる
ペット可物件であれば、ペット不可の物件より5,000円~1万円くらい家賃を高くしても決まります。
また、競争力の低い駅から離れたような物件でも、ペット可能物件にするだけで決まりやすくなったりします。
メリット3:敷金を高く設定できる
最近は、契約時に敷金・礼金がかからない「ゼロゼロ物件」が一般的になってきましたが、ペット可の場合は敷金2ヶ月とか3ヶ月とかもざらです。
また、退去時に敷金を償却するという契約もすんなり通ります。
以上のように、「ペット可物件」は大きなメリットがたくさんありますから、本当に究極の空室対策と言っても過言ではないと思います。
ただし、当然メリットばかりではなくデメリットもあります。見て行きましょう。
デメリット1:近隣トラブルが発生することがある
例えば、きちんとしつけが出来ていないワンちゃんが無駄吠えをして、近隣からクレームがくることもあります。
デメリット2:物件が傷むことがある
ワンちゃんも猫ちゃんも、トイレのしつけは非常に重要です。
だらしない飼い主が、ペットの糞尿を垂れ流しにして掃除もしないようなケースがあるんですよね。
実際、家賃を滞納しまくった入居者を追い出したら、猫の糞尿の臭いで大変な状況だった・・・というようなこともあるので、この辺のケアはしっかりしておかないといけないといけません。
トラブルを防ぐためにできることとは?
では、このようなトラブルを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?ペットも一緒に入居面談する
入居者と入居面談をする際にペットも一緒に面談をすることが大切です。
無駄に飛びかかったり、無駄に吠えたりしないか?ちゃんとチェックするようにしましょう。
ペットシッターなど外部のサービスを有効活用する
一つのアイデアとして、ペットのお世話を代行してくれる有料のペットシッターを用意したり、そういうペットシッターさんと提携したり、ソフト面での充実を図るのも手だと思います。
僕もペット可の賃貸で犬を飼っていますが、もし「犬を預けられる賃貸」なんかがあれば、旅行に行く時などにめちゃくちゃ助かるので、そういったサービスがある物件はさらに人気が高まる気がします。
定期借家契約にする
それでも心配な人は、「定期借家契約」を活用するのがいいと思います。
例えば、最初の契約は期間を3ヶ月として、それで問題なければ次は6か月・・・といった具合に、様子を見て長くしていくイメージです。
また、364日間までの定期借家契約であれば、通知をする必要もなく期間満了とともに契約を終了させることができますから、トラブルの長期化も防止できると思います。
まとめ
以上、今回は「空室対策の究極の一手」として、ペット可にするアイデアを共有しました。定期借家契約の活用など、トラブルを避けるための方法をご紹介しましたが、それでも多少のトラブルは起きると思います。
しかし、「空室の長期化で家賃を損失するリスク」と「ペット可のリスク」を天秤にかけたら、ペット可にして積極的に攻めの賃貸経営を行った方がいいと僕は思います。
データから見ても時代のニーズに合っていると思いますので、今、空室にお困りの方はぜひペット可を検討してみてください。
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