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修繕積立金を運用して2億円以上儲けた話。分譲マンションはやはり管理組合が大事!
公開日: 2024年08月23日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、分譲マンションの修繕積立金を運用して2億円以上儲けたという、あるタワーマンションの事例についてお話ししたいと思います。
今、分譲マンションに住んでいる方の大きな心配事といえば、将来の大規模修繕や修繕積立金に関することではないでしょうか。
せっかく夢のマイホームを買っても、郊外のワンルームの家賃と変わらないくらいの修繕積立金が毎月かかってきますよね。
古い物件だと、修繕積立金が滞納されているケースもあったりします。
最近は建築費も高騰していますし、大規模修繕をする際に資金が足りなければ、追加徴収されるケースも実際にあります。
築30年を超えているような物件に住んでいる人は、結構心配なのではないでしょうか。
そこで本記事では、
・修繕積立金を現金・預金で置いておくリスク
・修繕積立金は運用した方がいい理由
・修繕積立金で2億円以上の運用益を出したその銘柄とは?
についてお話ししたいと思います。ぜひ最後までご覧ください!
分譲マンションは管理組合が大事
運用のプロが集まった管理組合の発足
国土交通省によると、修繕積立金が不足しているマンションの割合は、2018年度から5年間で約2倍に増えているそうです。
そんな中、武蔵小杉にある某タワマンの管理組合が、修繕積立金を運用して15年で2億4,000万も儲けたという記事を目にしました。
このマンションは2009年に竣工した総戸数794戸のタワマンで、竣工当時は修繕積立金を定期預金で運用していたそうです。
ただ、新築から最初の15年くらいは、修繕積立金はほとんど使いませんから、2013年頃から年利0.7%くらいの日本国債で運用していたそうです。
しかし、日銀の黒田総裁が「マイナス金利政策」を導入し、デフレ脱却を図る政策を打ち出した結果、日本国債の金利はめちゃくちゃ低下してしまったため、国債では運用できなくなってしまいました。
そこで、このマンションの理事会が問題提起をして、修繕積立金運用の審議会が発足したそうです。
マンションに住む794戸の住民の中から資産運用のプロを募ったところ、証券会社の現役社員やOB、信託銀行の社員、なんとヘッジファンドを運営している人まで集まったそうなんですね。
資産運用のプロが選んだ商品とは?
そんな資産運用のプロが集まった審議会で、どんな金融商品を購入すべきかを検討しました。
その結果、「高格付けの社債」を買うことに決まったそうです。
預金だけでは今後のインフレによって価値が目減りしてしまいますし、かといって株で運用していたら元本割れのリスクがあります。
元本割れのリスクがほとんどないのは国債ですが、ゼロ金利政策によって利益がでない。
そこで、その間を埋める金融商品を色々検討した結果、元本割れする確率の低い「高格付けの社債しかない!」という結論に至ったというわけです。
実際に買った社債の例を挙げると、三井不動産や三菱UFJ銀行、関西電力など、非常に格付けの高い社債を買って、0.4%から1.2%の利率で運用していたということです。
その結果、15年でなんと2億4,000万円もの利益が出たということなんですね。
まとめ
いまその管理組合は、全体で20億円程度の修繕積立金を運用しているそうです。
これは、管理組合がしっかり機能していれば将来の大規模修繕も心配がなくなるという良い例だと思います。
マンションを買う際は、立地や仕様の良さだけでなく、管理組合がしっかり機能しているかどうか?を事前にしっかりチェックする必要があります。
今後の日本は、インフレが続くと思います。
修繕積立金を現金で置いておくだけでは、将来価値が目減りしてしまいますから、修繕積立金を賢く運用することも大事ということです。ぜひ参考にしてみてください!
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、分譲マンションの修繕積立金を運用して2億円以上儲けたという、あるタワーマンションの事例についてお話ししたいと思います。
今、分譲マンションに住んでいる方の大きな心配事といえば、将来の大規模修繕や修繕積立金に関することではないでしょうか。
せっかく夢のマイホームを買っても、郊外のワンルームの家賃と変わらないくらいの修繕積立金が毎月かかってきますよね。
古い物件だと、修繕積立金が滞納されているケースもあったりします。
最近は建築費も高騰していますし、大規模修繕をする際に資金が足りなければ、追加徴収されるケースも実際にあります。
築30年を超えているような物件に住んでいる人は、結構心配なのではないでしょうか。
そこで本記事では、
・修繕積立金を現金・預金で置いておくリスク
・修繕積立金は運用した方がいい理由
・修繕積立金で2億円以上の運用益を出したその銘柄とは?
についてお話ししたいと思います。ぜひ最後までご覧ください!
分譲マンションは管理組合が大事
運用のプロが集まった管理組合の発足
国土交通省によると、修繕積立金が不足しているマンションの割合は、2018年度から5年間で約2倍に増えているそうです。
そんな中、武蔵小杉にある某タワマンの管理組合が、修繕積立金を運用して15年で2億4,000万も儲けたという記事を目にしました。
このマンションは2009年に竣工した総戸数794戸のタワマンで、竣工当時は修繕積立金を定期預金で運用していたそうです。
ただ、新築から最初の15年くらいは、修繕積立金はほとんど使いませんから、2013年頃から年利0.7%くらいの日本国債で運用していたそうです。
しかし、日銀の黒田総裁が「マイナス金利政策」を導入し、デフレ脱却を図る政策を打ち出した結果、日本国債の金利はめちゃくちゃ低下してしまったため、国債では運用できなくなってしまいました。
そこで、このマンションの理事会が問題提起をして、修繕積立金運用の審議会が発足したそうです。
マンションに住む794戸の住民の中から資産運用のプロを募ったところ、証券会社の現役社員やOB、信託銀行の社員、なんとヘッジファンドを運営している人まで集まったそうなんですね。
資産運用のプロが選んだ商品とは?
そんな資産運用のプロが集まった審議会で、どんな金融商品を購入すべきかを検討しました。その結果、「高格付けの社債」を買うことに決まったそうです。
預金だけでは今後のインフレによって価値が目減りしてしまいますし、かといって株で運用していたら元本割れのリスクがあります。
元本割れのリスクがほとんどないのは国債ですが、ゼロ金利政策によって利益がでない。
そこで、その間を埋める金融商品を色々検討した結果、元本割れする確率の低い「高格付けの社債しかない!」という結論に至ったというわけです。
実際に買った社債の例を挙げると、三井不動産や三菱UFJ銀行、関西電力など、非常に格付けの高い社債を買って、0.4%から1.2%の利率で運用していたということです。
その結果、15年でなんと2億4,000万円もの利益が出たということなんですね。
まとめ
いまその管理組合は、全体で20億円程度の修繕積立金を運用しているそうです。これは、管理組合がしっかり機能していれば将来の大規模修繕も心配がなくなるという良い例だと思います。
マンションを買う際は、立地や仕様の良さだけでなく、管理組合がしっかり機能しているかどうか?を事前にしっかりチェックする必要があります。
今後の日本は、インフレが続くと思います。
修繕積立金を現金で置いておくだけでは、将来価値が目減りしてしまいますから、修繕積立金を賢く運用することも大事ということです。ぜひ参考にしてみてください!
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