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ゼロ円で台風に備える方法、排水口を掃除するだけで雨漏りは防げます
公開日: 2024年08月28日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
季節柄、立て続けに台風がやってきていますね。
この時期、管理会社をやっていて一番多いクレームは「雨漏り」に関するものです。
特に、台風のような大雨があった翌日には、「雨漏りしたからすぐに何とかしてくれ!」という問い合わせが非常に多いんですよね。
建物というのは雨漏りするものです
実は、建物というのは構造上、雨漏りは避けられません。
「この建物は、どんな地震が起きても絶対に倒壊しない」と言い切れないのと同じで、建物の防水も「どんな大雨が降っても絶対に雨漏りしない」とは言い切れません。
建物というのは、時計でいうところの「生活防水」レベルであって、「完全防水」ではないからです。どんな建物も、水中にドボンと沈めたら確実に浸水してしまいます。
台風の直撃や最近の大雨はある意味で災害級です。
先ほども言ったように、建物は想定以上の雨量や横殴りの雨に耐えられるような設計になっていませんから、避けられない問題なのです。
でも、実は事前にできる対策があります。その対策を実施すればかなりの確率で雨漏りを防げると思いますのでご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
大家としてできる雨漏り対策
僕の体感では、雨漏りの原因の70%くらいは雨どいのゴミ詰まりによるものです。
たとえば、陸屋根(屋上が平らで防水仕上げされている)の建物では、屋上に苔が生えていたり、排水口が落ち葉で詰まっていたりすることがよくあります。
そして、台風が過ぎ去った後に屋上に上がってみると、プールのように水が溜まっていることがあります。
このような状態になると、些細な防水の亀裂からも雨漏りがすることがありますし、端のコンクリートの立ち上がり部分から水が染みて、雨漏りすることもあります。
同様にバルコニーの排水口や雨どいも、ゴミが詰まっていると雨漏りの原因となります。
ですから、台風シーズン前に排水口や雨どいは綺麗に掃除しておくべきです。そうするだけで、雨漏りは大幅に防げると思います。
入居者にお願いする雨漏り対策
また、サッシ(窓枠)も通常は完全防水にはなっていないため、台風のような横殴りの雨には対応しきれません。
しかし、単にサッシを閉めるだけではなく、しっかりと鍵をかけることで、サッシ同士が密着して水の浸入を抑えることは可能です。
また、この時期は残暑が厳しいため、窓を開けて外出する人もいるかもしれませんが、そのような行為も避けるようにした方がいいでしょう。
さらに、アパートやマンションには、通常バルコニー側や外壁側に吸気口があります。
この吸気口は開閉可能で、空気の流れを良くするためには開けておいた方がいいのですが、開いたままの状態で横殴りの雨が来ると、そこから水が侵入してしまいます。
窓や吸気口からの漏水が発生した場合、それは大家さんの責任ではなく、入居者の善管注意義務違反となり、入居者が責任を負う部分になります。
そのため、台風シーズン前には、
・窓を閉めるだけでなく鍵もかける
・外出時に窓を開けっぱなしにしない
・吸気口は閉める
・窓や吸気口からの漏水は入居者の責任となる
ということを入居者にアナウンスしておくのがいいでしょう。
事前の対策で大部分の雨漏り被害を防ごう
また、窓枠のシーリングが切れていたり、外壁のサイディングのつなぎ目のシーリングに亀裂があったりすると、水の侵入が起こりやすくなります。
これらに関しては大家さんが管理する部分です。
本格的な台風シーズンを前にしっかりと確認し、必要な修復や保守を行うことで、大部分の雨漏り被害は防げるはずです。ぜひ参考にしてください。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
季節柄、立て続けに台風がやってきていますね。
この時期、管理会社をやっていて一番多いクレームは「雨漏り」に関するものです。
特に、台風のような大雨があった翌日には、「雨漏りしたからすぐに何とかしてくれ!」という問い合わせが非常に多いんですよね。
建物というのは雨漏りするものです
実は、建物というのは構造上、雨漏りは避けられません。「この建物は、どんな地震が起きても絶対に倒壊しない」と言い切れないのと同じで、建物の防水も「どんな大雨が降っても絶対に雨漏りしない」とは言い切れません。
建物というのは、時計でいうところの「生活防水」レベルであって、「完全防水」ではないからです。どんな建物も、水中にドボンと沈めたら確実に浸水してしまいます。
台風の直撃や最近の大雨はある意味で災害級です。
先ほども言ったように、建物は想定以上の雨量や横殴りの雨に耐えられるような設計になっていませんから、避けられない問題なのです。
でも、実は事前にできる対策があります。その対策を実施すればかなりの確率で雨漏りを防げると思いますのでご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
大家としてできる雨漏り対策
僕の体感では、雨漏りの原因の70%くらいは雨どいのゴミ詰まりによるものです。たとえば、陸屋根(屋上が平らで防水仕上げされている)の建物では、屋上に苔が生えていたり、排水口が落ち葉で詰まっていたりすることがよくあります。
そして、台風が過ぎ去った後に屋上に上がってみると、プールのように水が溜まっていることがあります。
このような状態になると、些細な防水の亀裂からも雨漏りがすることがありますし、端のコンクリートの立ち上がり部分から水が染みて、雨漏りすることもあります。
同様にバルコニーの排水口や雨どいも、ゴミが詰まっていると雨漏りの原因となります。
ですから、台風シーズン前に排水口や雨どいは綺麗に掃除しておくべきです。そうするだけで、雨漏りは大幅に防げると思います。
入居者にお願いする雨漏り対策
また、サッシ(窓枠)も通常は完全防水にはなっていないため、台風のような横殴りの雨には対応しきれません。しかし、単にサッシを閉めるだけではなく、しっかりと鍵をかけることで、サッシ同士が密着して水の浸入を抑えることは可能です。
また、この時期は残暑が厳しいため、窓を開けて外出する人もいるかもしれませんが、そのような行為も避けるようにした方がいいでしょう。
さらに、アパートやマンションには、通常バルコニー側や外壁側に吸気口があります。
この吸気口は開閉可能で、空気の流れを良くするためには開けておいた方がいいのですが、開いたままの状態で横殴りの雨が来ると、そこから水が侵入してしまいます。
窓や吸気口からの漏水が発生した場合、それは大家さんの責任ではなく、入居者の善管注意義務違反となり、入居者が責任を負う部分になります。
そのため、台風シーズン前には、
・窓を閉めるだけでなく鍵もかける
・外出時に窓を開けっぱなしにしない
・吸気口は閉める
・窓や吸気口からの漏水は入居者の責任となる
ということを入居者にアナウンスしておくのがいいでしょう。
事前の対策で大部分の雨漏り被害を防ごう
また、窓枠のシーリングが切れていたり、外壁のサイディングのつなぎ目のシーリングに亀裂があったりすると、水の侵入が起こりやすくなります。これらに関しては大家さんが管理する部分です。
本格的な台風シーズンを前にしっかりと確認し、必要な修復や保守を行うことで、大部分の雨漏り被害は防げるはずです。ぜひ参考にしてください。
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