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円高と円安、結局どっちが得なの?→長期的には円安が望ましい!

公開日: 2024年09月09日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今日は、「円高と円安、結局どっちが得なのか?」というお話をしたいと思います。

最近の株式市場が非常に不安定な状況です。

先日も株価が急落しましたが、これは全てアメリカが発端だと考えています。

今後、アメリカの景気が減退することはほぼ確定しており、2024年9月17~18日のFOMCでは利下げを行うことが確実視されています。

これにより為替も大きく動くと思いますが、セオリー通りにいけば、アメリカの利下げにより日米の金利差が縮まり、円高が進むと考えられます。

ただ、これはすでに市場に織り込まれていると思いますので、そこまで過度な円高にはならないと僕は見ています。

少し前までは、円安になり過ぎると物価が高騰して実質賃金が下がってしまうため、日本銀行は為替介入を行って円高を誘導していましたが、今は以前よりも落ち着いています。

しかし、アメリカが本格的に利下げを行い、予想以上に円高が進む場合、トヨタのような輸出企業の収益が落ち、日本経済がデフレに逆戻りするリスクもないわけではありません

 

円高と円安の経済的影響と将来展望

さて、本日の主題である「円高と円安、どちらが良いか?」についてですが、結論を言うと、長期的には緩やかな円安の方が望ましいと僕は考えています。

日本が30年間デフレだった原因は円高にあります。

円高はデフレを招くので、個人にとってはメリットが大きいものの、長期化すると経済が停滞してしまいます。

円高・デフレ下では現金の価値が高くなるため、投資にお金が回らなくなります。

また、賃金が上がらなくても、デフレによって実質賃金は上がるため、国民はぬるま湯に浸かった状態になります。

つまり、国の成長が止まった状態になるのです。

長らくデフレが続いた日本は、今まさしく世界の成長から取り残されていますよね。

 

円安よるインフレと所得向上による好循環

一方、円安は経済的にはプラスですが、インフレを引き起こすため、個人にはデメリットが大きいです。

円安・インフレ下では現金の価値が減少するので、みんなが積極的に投資し、資産を増やす必要が出てきます。その結果、資金が株式市場に流れ込み、景気が良くなるのです。

さらに、インフレが進むと「もっと稼がなければならない」「頑張って価値を生み出さなければならない」という意識が高まります

円安によって輸出企業の収益が増え、給料が増えることも期待できます。

このインフレ→所得の向上が好循環を生み出し、健全な資本主義経済を形成するのです。

 

円高一辺倒の政策によりデフレが続いた

円高一辺倒の政策によって、ぬるま湯につかった日本国民は、いつの間にか茹でガエル状態に陥ってしまいました。そして、世界から取り残されています。

例えば、日本ではビッグマックが500円くらいですが、オーストラリアでは1,000円を超えますし、やよい軒の定食も海外では2,500円とか3,000円といった価格になります。

僕は行き過ぎた円高は本当によくないと思います。

逆に円安は緊張感があり、それが国の成長につながると思います。

なので、僕は緩やかな円安が日本の将来にとって良いことだと思います。

緩やかな円安は健全なインフレを生み、社会全体が成長することにつながります。

今後、短期的に見れば円高に振れると思いますが、長期的に見れば円安の流れが続くでしょうから、お金と投資について国民全員が真剣に取り組むべきでしょう。


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