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米金利0.5%下げでどうなる経済?米0.5%の利下げなのに円安になったワケ
公開日: 2024年09月20日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、昨日に続いてアメリカの政策金利のお話をしたいと思います。
昨日、アメリカのFRBが利下げを発表しました。注目されていた利下げ幅は0.5%でしたね。
僕は昨日のブログで、「0.5%の利下げなら円高、0.25%なら円安になる」という予想をしていました。
その結果がどうだったかというと、利下げ発表直後はセオリーどおりに円高が進み、一瞬140円台になりました。
しかし、終わってみればFOMCの発表前よりも円安が進む形になりました。
円高になったり円安になったりしたので、僕の予想が当たったのか?外れたのか?結局よく分かりません。
ただ一つだけ分かったことは、僕はド素人なので外れて当然だし、相場がどう動くのかは誰にも分からないということです。
特に為替の動きというのは「丁か半か」の世界で、100%当てることは誰にもできません。
なぜ0.5%の利下げでも円高が進まなかったのか
今回0.5%の利下げがあったにも関わらず、なぜ大きく円高が進まなかったのか?これについてはいろいろな専門家が分析しています。
僕なりに分析してみると、
・結局マーケットは今回の利下げを8月からすでに織り込んでいた
・FRBのパウエル議長が会見で「緩やかな利下げ」を示唆した
これらが大きな要因ではないかと考えています。
つまり、FRBは「0.5%の利下げを行っても、景気は依然として堅調である」として、ソフトランディングを強調したということですね。
今回は0.5%の利下げでしたが、年内にはFOMCがあと2回予定されており、さらに0.25%ずつの利下げが行われる可能性があります。
結果として、年内に1%の利下げが行われることになりそうですが、これも市場関係者から見れば、「ソフトランディングを目指した慎重な利下げ」と受け止められています。
日米の金利差だけでは為替が動きにくくなっている
今回感じたのは、やはり日米の金利差だけでは為替が動きにくくなっているということです。
僕は日本の国力そのものが低下していることが、円高方向に為替が動きにくくなっている根本的な原因ではないかと考えています。
もちろん、今後の利下げの動向によって円高になる可能性はまだ残っていますが、パウエル議長が「緩やかな利下げ」を強調しているため、為替が急激に円高に振れることはないと思います。
また、アメリカ経済がソフトランディングするということは、アメリカの景気が底堅いことを示しています。
以前までは、「秋から株価の調整が入るのでは?」と多くの人が予想していましたが、調整はほとんど起こらず堅調に推移していきそうな状況です。
S&P500やオルカンに投資している人たちは、今回の動向で少し安心できたかもしれませんね。
秋の利下げを見越して米国債を購入したが・・・
実は、僕は6月頃に今回の秋の利下げを見越して米国債を購入しました。
なぜなら、政策金利が下がると一般的に国債の価格は上がるからです。
利下げがあると、過去に発行された利回りの高い国債の価値が上がるため、価格も上がるということですね。
また、利下げが行われると景気後退が懸念され、株価に調整が入る可能性があるため、その結果、安全資産である国債が買われるという傾向もあります。
だからこそ僕は米国債を購入したのですが、もしアメリカの景気後退が限定的であるなら、資金が国債ではなくリスク資産である株式に向かう可能性もあります。
その場合、国債の価格はそれほど上昇しないかもしれない・・・と最近感じています。
それでも、政策金利が下がれば米国債の価格が上昇することは確実なので、安定資産としてしばらくは自分のポートフォリオに保有しておくつもりです。
そして、これまでどおり積立投資も変わらず続けていく予定です。
政策の動きが経済にどう影響するのか、予想して勉強しよう
もっとも、積立投資をしている人は今回のニュースを見ても見なくても関係なく、淡々と長期的に積み立てを続けていけばいいと思います。
このようなニュースを目にすると、マーケットの動きに感情が揺さぶられることもありますが、長期投資であれば振り回される必要はありません。
ただし、我々投資家にとって、政策の動きが経済にどう影響するのかを知っておくことは重要ですし、予測してそれが当たったか外れたかを振り返ることは、有益なエクササイズだと思います。ぜひあなたもやってみてください。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、昨日に続いてアメリカの政策金利のお話をしたいと思います。
昨日、アメリカのFRBが利下げを発表しました。注目されていた利下げ幅は0.5%でしたね。
僕は昨日のブログで、「0.5%の利下げなら円高、0.25%なら円安になる」という予想をしていました。
その結果がどうだったかというと、利下げ発表直後はセオリーどおりに円高が進み、一瞬140円台になりました。
しかし、終わってみればFOMCの発表前よりも円安が進む形になりました。
円高になったり円安になったりしたので、僕の予想が当たったのか?外れたのか?結局よく分かりません。
ただ一つだけ分かったことは、僕はド素人なので外れて当然だし、相場がどう動くのかは誰にも分からないということです。
特に為替の動きというのは「丁か半か」の世界で、100%当てることは誰にもできません。
なぜ0.5%の利下げでも円高が進まなかったのか
今回0.5%の利下げがあったにも関わらず、なぜ大きく円高が進まなかったのか?これについてはいろいろな専門家が分析しています。僕なりに分析してみると、
・結局マーケットは今回の利下げを8月からすでに織り込んでいた
・FRBのパウエル議長が会見で「緩やかな利下げ」を示唆した
これらが大きな要因ではないかと考えています。
つまり、FRBは「0.5%の利下げを行っても、景気は依然として堅調である」として、ソフトランディングを強調したということですね。
今回は0.5%の利下げでしたが、年内にはFOMCがあと2回予定されており、さらに0.25%ずつの利下げが行われる可能性があります。
結果として、年内に1%の利下げが行われることになりそうですが、これも市場関係者から見れば、「ソフトランディングを目指した慎重な利下げ」と受け止められています。
日米の金利差だけでは為替が動きにくくなっている
今回感じたのは、やはり日米の金利差だけでは為替が動きにくくなっているということです。僕は日本の国力そのものが低下していることが、円高方向に為替が動きにくくなっている根本的な原因ではないかと考えています。
もちろん、今後の利下げの動向によって円高になる可能性はまだ残っていますが、パウエル議長が「緩やかな利下げ」を強調しているため、為替が急激に円高に振れることはないと思います。
また、アメリカ経済がソフトランディングするということは、アメリカの景気が底堅いことを示しています。
以前までは、「秋から株価の調整が入るのでは?」と多くの人が予想していましたが、調整はほとんど起こらず堅調に推移していきそうな状況です。
S&P500やオルカンに投資している人たちは、今回の動向で少し安心できたかもしれませんね。
秋の利下げを見越して米国債を購入したが・・・
実は、僕は6月頃に今回の秋の利下げを見越して米国債を購入しました。なぜなら、政策金利が下がると一般的に国債の価格は上がるからです。
利下げがあると、過去に発行された利回りの高い国債の価値が上がるため、価格も上がるということですね。
また、利下げが行われると景気後退が懸念され、株価に調整が入る可能性があるため、その結果、安全資産である国債が買われるという傾向もあります。
だからこそ僕は米国債を購入したのですが、もしアメリカの景気後退が限定的であるなら、資金が国債ではなくリスク資産である株式に向かう可能性もあります。
その場合、国債の価格はそれほど上昇しないかもしれない・・・と最近感じています。
それでも、政策金利が下がれば米国債の価格が上昇することは確実なので、安定資産としてしばらくは自分のポートフォリオに保有しておくつもりです。
そして、これまでどおり積立投資も変わらず続けていく予定です。
政策の動きが経済にどう影響するのか、予想して勉強しよう
もっとも、積立投資をしている人は今回のニュースを見ても見なくても関係なく、淡々と長期的に積み立てを続けていけばいいと思います。このようなニュースを目にすると、マーケットの動きに感情が揺さぶられることもありますが、長期投資であれば振り回される必要はありません。
ただし、我々投資家にとって、政策の動きが経済にどう影響するのかを知っておくことは重要ですし、予測してそれが当たったか外れたかを振り返ることは、有益なエクササイズだと思います。ぜひあなたもやってみてください。
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