ブログ

マズローの第六の欲求、「自己超越欲求」とは?

公開日: 2024年09月26日

▼今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら


こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今日は「人間の欲求」をテーマに、マズローの第六の欲求についてお話ししたいと思います。

僕は毎日コンドミニアムのジムで運動をしています。

僕にとってジムで運動している時間は仕事をしている時間でもあって、運動しながら情報収集をしています。

逆に、机に座っている時間はアウトプット(生産)する時間に充てています。

情報を発信する立場として情報をインプットすることはすごく重要なので、できるだけ多くの情報に触れるようにしているんですよね。

具体的にはVoicyを聴いたり、経済情報系のYouTubeを見たりしています。

また、時間をかけたくないので2倍速で流し聞きしています。

 

経済評論家の森永卓郎さんと山崎元さんのYouTubeを見ています

最近YouTubeでよく見るようになったのが、経済評論家の森永卓郎さんと、今年はじめに亡くなった山崎元さんです。

内容はともかくとして、この二人の歯に衣着せぬ物言いが好きでよく見ています。

この二人の共通点は何かというと、末期がんと宣告されてからも活動を続けられている(いた)ということです。

当然体調は良くないはずなのに、積極的にYouTubeの経済情報番組に出て情報発信をされています。

普通、末期がんで余命宣告をされたら、今までやれなかったことをやったり、家族と旅行に行って思い出作りをしたりすると思います。

それにもかかわらず、このお二人は以前と同じ活動をしているどころか、以前よりも精力的に情報配信しているように思います。

僕は、素直にすごいなと思いました。

そして、ふと自分が同じ立場になったときにどうするかな、と考えました。

同時に、このお二方の原動力はどこから来ているのだろう?と疑問に思いました。

 

マズローの5段階欲求とは?

このテーマを考えるにあたって、思い出したのが有名なマズローの欲求5段階説です。

知らない人のために簡単に解説すると、マズローさんはアメリカの心理学者で、人間の欲求には5つの段階があるという説を提唱した方です。

1番下の欲求が満たされないと2段階目の欲求は生まれないし、2段階目が満たされないと3段階目の欲求は生まれないという説です。

ひとつずつ見て行きましょう。

 

1段階目「生理的欲求」


1番下の1段階目の欲求は「生理的欲求」です。

例えば食欲だったり睡眠欲だったり性欲だったり、人間が生きていくために最低限必要な欲求で、生存欲求とも言えます。

 

2段階目「安全欲求」


1段階目の生理的欲求が満たされたら、次は「安全欲求」です。

例えば経済的に安定した収入を得たいとか、健康を維持したいとか、毎日安全に眠れる家があるかどうかということが挙げられます。

 

3段階目「社会的欲求」


この安全欲求が満たされたら、今度は3段階目として「社会的欲求」が出てきます。

人間は社会性の生き物なので、家族とか会社とか何らかの社会集団に属して、自分は社会の一員であるという満足感を得たいという欲求が出てくるのです。

 

4段階目「承認欲求」


この社会的欲求が満たされたら、4段階目は「承認欲求」です。

どこかの集団に所属すると、今度はその中で昇進したいとか、「自分はこんなことをやっているのだ、すごいだろう」といった、物質的な満足ではなく、周りから認められることでより精神的な満足を得たいという欲求が出てきます。

みんながやっているFacebookは、承認されたいおじさんが集まっているメディアですよね。

誰も聞いていないのに、「こんな物件買いました」とか「こんなに借金しました」とか、「家賃収入が●●円になりました」とか、「海外旅行に来ています、イエーイ!」みたいな投稿をしています。

エアポートおじさんなんて言葉もありましたよね。

このような投稿は完全に承認欲求を満たしたい!という気持ちで行われていると思います。

 

5段階目「自己実現欲求」


承認欲求が満たされたら、次の5段階目は「自己実現欲求」です。

自己実現欲求というのは、自分らしく生きていたいとか、自分にしかできないことを成し遂げたいとか、そういう欲求のことです。

例えば、誰しも夢を持っていると思います。世界一周したいとか、●●のレースで優勝したいとか、こういった夢も自己実現欲求だと思います。

 

余命宣告されたら、第五段階目の「自己実現欲求」に飛び級できる

先ほどお話ししたとおり、この欲求は1段階ずつ進んでいくものです。

しかし、5段階目の「自己実現欲求」は、実はその下の欲求が満たされなくても、人間ならある時点から飛び級で全員到達できると僕は思っています。

そのある時点とは、余命宣告された時です。

余命宣告されたら、もう残された時間がほとんどなくなるわけですから、社会に属していようがいなかろうが、承認されていようがいなかろうが、今一番やりたいことをみんなやると思います。

これは今までできなかった海外旅行をしたいとか、●●さんに会いたいとか、「利己的なもの」だと思います。

しかし、今回僕がYouTubeで目にした森永卓郎さんや山崎元さんは、この欲求で動いているわけではありません

 

第6段階目の「自己超越欲求」とは?


では、お二人がどんな欲求で動いているのかというと、これはマズローさんが晩年に提唱した第6の欲求である「自己超越欲求」です。

この欲求は、自分ではない誰かのために働くとか、社会が良くなるためにイノベーションを起こしたいとか、私利私欲のためではなく利他のために行動するという精神レベルのものです。

それこそ森永卓郎さんは、今、言いたいことを本当に言いたい放題ですが、それは「もうすぐ死ぬから言いたいことが言える」とご自身でおっしゃっています。

内容は賛否両論で、過激なことも言っていると思いますが、本人は真実を伝えたいという利他の欲求でやっているわけです。

しかも、今なんと10冊の本を同時並行で書いているそうです。

 

常に自分の欲求を満たしておくことが大事

自分が同じく余命何か月の時になったら、どの欲求を持っていたいか?ということを考えたときに、僕は森永さんと同じような行動をしていたいし、そのためには自己実現欲求、利己的な欲求も満たしておかないとそうはなれないと思いました。

そう思うと、お二人はすごく充実した人生を歩まれてきたのだなということを感じます。

覚悟が決まったときの人間のエネルギーというのはすごいものがあると思うので、ぜひ皆さんもお二人の動画をYouTubeで検索してみてください。


▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら

▼LINE登録すると最新情報をいち早くゲットできます