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もしできたら?から考える空室対策

公開日: 2024年10月28日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今日は、空室対策について考えてみたいと思います。

僕はもう20年前から空室対策について発信していて、そのスタイルはほぼ変わっていません。

しかし、今後も同じことだけ続けていればそれでいいのか?というと、経営者としてあまり良くないだろうと感じています。

そこで今日は、「もしこれができたら満室になるよね」という視点から、新たな空室対策を考えてみたいと思います。

ポイントは、実現が難しいことでも「もしできたらすごいよね」という発想で考えてみることです。

5つのアイデアを紹介しますので、皆さんもぜひそれぞれの立場で考えてみてください。

 

アイデア1:水耕栽培

1つ目は、空き部屋を使って作物の栽培を行うという空室対策です。

空室対策というと、一般的には「人に部屋を貸して住んでもらうこと」を思い浮かべると思いますが、どうしても人が集まらない場合には別の考え方をしてみましょう。

先日の全国賃貸住宅新聞に載っていたのですが、空き部屋で発芽ニンニクやきくらげを栽培して販売することで利益を上げている人がいるそうです。

通常、発芽ニンニクやきくらげを作るには、ビニールハウスを作って温度管理をしながら栽培する必要がありますが、ハウス内の空調や水源の確保には手間やコストがかかります。

しかし、空き部屋はすでに電気も通っていて空調も整えやすいですし、水も確保しやすい環境です。

記事によると、月4万円の部屋で発芽ニンニクを栽培し、年間800万円の売上を達成したと書かれていました。

この方法が実現できれば、普通に居住用の部屋として貸すより15倍以上の売上になりますよね。

発芽ニンニクはおおむね1~2週間で出荷でき、場合によっては3~4日で出荷できるほど簡単に育てられるようです。

ただし、この方法は育てた作物をどこで販売するかがポイントになってくると思います。

記事で紹介されている方は道の駅や地元のスーパーで販売しているようですが、メルカリで売っているという話もあります。

いずれにしても、定期的に販売できるルートを確保することが一番のポイントとなるでしょう。

 

アイデア2:ペットシッター常駐のペットホテルが併設された物件

2つ目はペットシッター常駐のペットホテルが併設された物件です。

最近はペット可物件が珍しくなくなり、ペット可にするだけで満室になるという話もあります。

しかし、今後もずっと選ばれ続けるためには、単にペット可というだけではなく付加価値をつける必要があると感じています。

我が家も犬を飼っていますが、海外旅行や出張時には、どうしてもペットホテルや友人に預けなければなりません。

しかし、予約が必要だったり、友達の都合が合わなかったりもするので、

アパートの一室にペットシッターが常駐していて頼めば散歩もしてくれる
ペットホテルが併設されていて預かってくれる

このような物件があったら、ペットを飼っている人にとって非常に喜ばれると思います。

これは本当に良いアイデアだと思うので、ぜひどなたかに実践していただければと思います。

 

アイデア3:デイサービス併設の高齢者向け住宅

3つ目はデイサービス併設の高齢者向け住宅です。

必ずしも高齢者専用アパートにする必要はありませんが、空き部屋の一室をデイサービス事業者に相場よりも安く貸し出すことで、もし入居者に高齢者がいれば見守りの役割を果たすことができます

近くにデイサービスがあることで高齢者も安心して入居できるでしょうし、大家さんとしても高齢者を受け入れやすくなると思います。

実際、こうした仕組みはすでに存在していて、デイサービスが併設されているマンションは常に満室で、非常に良い収益を上げているという話もあります。

 

アイデア4:DIYが自由にできる賃貸

4つ目のアイデアはDIYが自由にできる賃貸です。

今後、市場には築古物件が増えてくることが予想されます。

しかし、そんな物件を住める状態に修繕するには、結構コストがかかるものです。

そこで、大家さんとしては最低限の掃除や修繕を行ったうえで、「自由にDIYをしていいですよ」という方針で入居者を募集します。

これによって、クリエイティブな入居者、特に若者が興味を持つのではないかと思います。

さらに、日曜大工用の道具を無料で貸し出すサービスも提供すれば、DIYに興味のある層からの支持も集まるでしょう。

また、退去時に原状回復を求めないことで、退去時には部屋がきれいになっている可能性が高いので、オーナーにとってもメリットがあると思います。

DIY型賃貸に関しては国交省から契約書の雛形も出ているので、ぜひそれを参考にして検討してみてはいかがでしょうか。

 

アイデア5:撮影スタジオとしての空室活用

最後のアイデアは撮影スタジオとしての空室活用です。

つまり、空き部屋を時間貸しで撮影スタジオとして提供するというものです。

例えば、純和風の部屋であれば映画やテレビ、スチール撮影用のスタジオとして貸し出すことができますし、汚れた部屋であれば事件現場のシーンとして活用できるかもしれません。

そういったロケ地の募集サイトもあるようで、審査は必要ですが、あなたの空室が撮影スタジオとして需要があるかもしれません


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