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カレーライス物価指数で家計を見直してみる
公開日: 2024年10月30日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「カレーライスと物価指数」についてお話ししようと思います。
コロナ禍以降、僕たちの生活は目に見える形でインフレに直面しています。
電気やガス、ガソリンも本当に高くなっていますし、日用品の価格も上がっています。
大手企業では賃上げが進んでいるとはいえ、中小零細企業にはその流れは十分に届いていません。
さらに、賃上げがあってもインフレ率の方が高いため、実質賃金はマイナスの状況が続いています。
そのため、多くの人が「家計が苦しい」と感じているのではないでしょうか。
ただ、具体的にインフレがどのくらい家計に響いているのかを知るのは難しいですよね。
例えばスーパーで、「卵が高くなったな~」と個別に感じることはあるかもしれませんが、もっと具体的に家計にどれほどの影響があったのかを測る「物価指数」という指標があります。
その代表的なものが「カレーライス物価指数」です。
カレーライス物価指数とは?
これは帝国データバンクが毎月発表しているもので、カレーライス1杯あたりの原価を基準に物価の動向を示しています。
有名な指数に「ビックマック指数」というのがありますが、これは世界各国におけるビッグマックの平均価格を比較することで、為替レートや物価水準、購買力といった経済状況を比較しやすくするための指数です。
一方で、カレーライス物価指数のような、国内の生活に密着した形での物価変動を捉える指標は珍しいように思います。
カレーライス物価指数は、カレーライス6杯分を作る際の1杯あたりの原価を計算したもので、原材料は、人参、じゃがいも、玉ねぎ、輸入牛肉、コシヒカリ、カレールー、食用油となっています。
また、調理するためのエネルギー(電気、ガス、水道代)も考慮されています。
この変動率を追跡することで、家計に与える影響を視覚化しているわけですね。
これは飲食店が原価率を管理するのと同じで、家計を飲食業に例えるという視点が興味深いと思います。
ラーメン屋さんでいえば、ラーメン1杯あたりの原価をしっかり管理していないと利益を出すことはできません。
一般的にラーメンの原価率は30%前後といわれていますが、こだわったラーメン屋さんでは50%を超えることもあります。
物価が上がると、ラーメンを作るための材料費も上がって利益が減りますから、結果的に多くのラーメン店が値上げをする・・・という状況になっているわけです。
私たちの生活にカレーライス指数を活かす方法とは?
このカレーライス物価指数を活用することで、家計を見直すときにどの材料を節約すべきかがわかるようになります。
例えば、電気代は上がっているけれどガス代はそれほど変わらない、ということであれば、調理方法を工夫することで家計の負担を減らせるかもしれません。
また、特定の野菜や肉が上がっているのであれば、代わりに違う材料を使うことで節約できるかもしれません。
例えば、今年のカレーライス物価指数で特に上がっているのはお米です。
お米の価格上昇がカレーライス物価指数を大幅に引き上げているため、ご飯の代わりにパンやナンなどに変更することで、1杯あたりの単価を下げられる可能性があります。
このように、具体的にどの材料を節約していけば良いのかを教えてくれる点が、この指数の面白いところだと思います。
収入が増えない中で、どう工夫すれば家計がプラスになるのか?を考える際には、こういった指数を参考にするといいかもしれません。
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今日は、「カレーライスと物価指数」についてお話ししようと思います。
コロナ禍以降、僕たちの生活は目に見える形でインフレに直面しています。
電気やガス、ガソリンも本当に高くなっていますし、日用品の価格も上がっています。
大手企業では賃上げが進んでいるとはいえ、中小零細企業にはその流れは十分に届いていません。
さらに、賃上げがあってもインフレ率の方が高いため、実質賃金はマイナスの状況が続いています。
そのため、多くの人が「家計が苦しい」と感じているのではないでしょうか。
ただ、具体的にインフレがどのくらい家計に響いているのかを知るのは難しいですよね。
例えばスーパーで、「卵が高くなったな~」と個別に感じることはあるかもしれませんが、もっと具体的に家計にどれほどの影響があったのかを測る「物価指数」という指標があります。
その代表的なものが「カレーライス物価指数」です。
カレーライス物価指数とは?
これは帝国データバンクが毎月発表しているもので、カレーライス1杯あたりの原価を基準に物価の動向を示しています。有名な指数に「ビックマック指数」というのがありますが、これは世界各国におけるビッグマックの平均価格を比較することで、為替レートや物価水準、購買力といった経済状況を比較しやすくするための指数です。
一方で、カレーライス物価指数のような、国内の生活に密着した形での物価変動を捉える指標は珍しいように思います。
カレーライス物価指数は、カレーライス6杯分を作る際の1杯あたりの原価を計算したもので、原材料は、人参、じゃがいも、玉ねぎ、輸入牛肉、コシヒカリ、カレールー、食用油となっています。
また、調理するためのエネルギー(電気、ガス、水道代)も考慮されています。
この変動率を追跡することで、家計に与える影響を視覚化しているわけですね。
これは飲食店が原価率を管理するのと同じで、家計を飲食業に例えるという視点が興味深いと思います。
ラーメン屋さんでいえば、ラーメン1杯あたりの原価をしっかり管理していないと利益を出すことはできません。
一般的にラーメンの原価率は30%前後といわれていますが、こだわったラーメン屋さんでは50%を超えることもあります。
物価が上がると、ラーメンを作るための材料費も上がって利益が減りますから、結果的に多くのラーメン店が値上げをする・・・という状況になっているわけです。
私たちの生活にカレーライス指数を活かす方法とは?
このカレーライス物価指数を活用することで、家計を見直すときにどの材料を節約すべきかがわかるようになります。例えば、電気代は上がっているけれどガス代はそれほど変わらない、ということであれば、調理方法を工夫することで家計の負担を減らせるかもしれません。
また、特定の野菜や肉が上がっているのであれば、代わりに違う材料を使うことで節約できるかもしれません。
例えば、今年のカレーライス物価指数で特に上がっているのはお米です。
お米の価格上昇がカレーライス物価指数を大幅に引き上げているため、ご飯の代わりにパンやナンなどに変更することで、1杯あたりの単価を下げられる可能性があります。
このように、具体的にどの材料を節約していけば良いのかを教えてくれる点が、この指数の面白いところだと思います。
収入が増えない中で、どう工夫すれば家計がプラスになるのか?を考える際には、こういった指数を参考にするといいかもしれません。
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