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日銀利上げ決定!資産を減らす人はこんな人
公開日: 2025年01月30日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
1月24日、日銀は昨年7月以来の利上げを決定し、政策金利が0.25%から0.5%に引き上げられました。
そこで今回は、利上げによってどのような影響があるのか?について考えてみようと思います。
このブログをお読みいただければ、
・日銀利上げの2つの理由
・今後の金利上昇による影響とは?
・インフレ状況下で行う資産防衛策
ついて分かるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
日銀が利上げに踏み切った理由
今回日銀が利上げを決定したのには、大きく2つの理由があると僕は思っています。
利上げの理由①:消費者物価指数の上昇
ひとつは「消費者物価指数の上昇」です。
日銀はずっと2%の物価上昇を目指してきました。
それが、直近の消費者物価指数は3%と急激な物価上昇になっていることから、これを抑える目的で利上げを決定しました。
利上げの理由②:円安の是正
もうひとつは「円安の是正」です。
今日本で起こっているインフレというのは、円安が原因で輸入物価が押し上げられることによって起こる「コストプッシュ型インフレ」です。
例えば、円安でガソリンの調達コストが上がると、それに伴って製造コストが上がり、商品の値段が上がってインフレが助長されます。
そこで日銀は、輸入物価の上昇を抑える狙いがあって利上げを決定しました。
つまり、「利上げにより日米の金利差が縮まって円高になるだろう」という思惑もあったわけです。
日銀の利上げによる影響とは?
では、今回の利上げによってどのような影響があるのかを考えてみましょう。
利上げによる影響①:不動産市場
僕たちが注目する不動産市場に関しては、住宅ローンやアパートローンの金利負担増が確実にやってきますから、そうなると不動産価格の上昇は抑え込まれる可能性が高まります。
たくさんローンを組んで不動産投資をしている方は、これからキャッシュフローが悪化していく可能性がありますので、注意が必要です。
利上げによる影響②:預金金利の上昇
一方で、銀行の預金金利も上がります。
そうなると、お金を借りて投資することに割高感が出てくるので、お金を蓄える傾向が強まり、預貯金の比率が高まると思います。
しかし、預金金利が上がるといってもおそらく0.1%程度の金利しかつかないでしょうから、今後インフレ率が2〜3%で続く場合、実質的には資産の目減りが避けられなくなります。
なので、その辺の対策は必要になってくると思います。
利上げによる影響③:為替市場の影響
今回の利上げの一番の目的は「円安の是正」だと思うのですが、わずか0.25%しか利上げをしていないので、大きな変化はないと思います。
アメリカの利下げ状況は今、足踏み状態です。
トランプ政権になって、「関税の引き上げ」の公約を守って実際に関税を引き上げたりすると、アメリカ国内は必ずインフレになってきます。
すると、インフレを抑え込むために利下げは行なわれず、むしろ利上げの心配が出てきます。
となると日米の金利差は縮まらず、今後も円安が慢性的に続いていく可能性も高くなります。
現に12月後半ぐらいには「日銀は次の金融政策決定会合で、利上げをするんじゃないか?」という情報が出ていたので、織り込まれて多少円高に振れていましたが、先日の利上げ決定以降、また円安傾向の気配もみてとれます。
インフレ状況下で行う資産防衛策
では、このようなインフレの経済において、投資家としてどういうことに気を付ければいいのでしょうか。
それは、貯蓄はしない方がいいということです。
貯蓄をして2%とか3%の利息がつくならいいですが、上昇したといっても0.1%程度です。
インフレで物価が3%で上昇していくとするなら、現金を額面通り持っていると資産が目減りして、購買力は減っていきます。
ですから、このようなインフレの状況下においては、預金中心のポートフォリオから「株式」や「不動産」のようなリスク資産中心のポートフォリオに移行する必要があります。
あまりリスクを取りたくないという方は、「金(ゴールド)投資」でもいいでしょう。
「株式」は少しリスクが高いかもしれませんが、インデックス投資であれば「長期積立」をしていくことでリスクを分散することができます。
利上げ幅が少ないとはいっても、徐々に色々な分野に影響は出てくると思います。
まずは預貯金からリスク資産への移行を真剣に考え、引き続き不動産や長期積立投資などの勉強を続けていただければと思います。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
1月24日、日銀は昨年7月以来の利上げを決定し、政策金利が0.25%から0.5%に引き上げられました。
そこで今回は、利上げによってどのような影響があるのか?について考えてみようと思います。
このブログをお読みいただければ、
・日銀利上げの2つの理由
・今後の金利上昇による影響とは?
・インフレ状況下で行う資産防衛策
ついて分かるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
日銀が利上げに踏み切った理由
今回日銀が利上げを決定したのには、大きく2つの理由があると僕は思っています。利上げの理由①:消費者物価指数の上昇
ひとつは「消費者物価指数の上昇」です。
日銀はずっと2%の物価上昇を目指してきました。
それが、直近の消費者物価指数は3%と急激な物価上昇になっていることから、これを抑える目的で利上げを決定しました。
利上げの理由②:円安の是正
もうひとつは「円安の是正」です。
今日本で起こっているインフレというのは、円安が原因で輸入物価が押し上げられることによって起こる「コストプッシュ型インフレ」です。
例えば、円安でガソリンの調達コストが上がると、それに伴って製造コストが上がり、商品の値段が上がってインフレが助長されます。
そこで日銀は、輸入物価の上昇を抑える狙いがあって利上げを決定しました。
つまり、「利上げにより日米の金利差が縮まって円高になるだろう」という思惑もあったわけです。
日銀の利上げによる影響とは?
では、今回の利上げによってどのような影響があるのかを考えてみましょう。利上げによる影響①:不動産市場
僕たちが注目する不動産市場に関しては、住宅ローンやアパートローンの金利負担増が確実にやってきますから、そうなると不動産価格の上昇は抑え込まれる可能性が高まります。
たくさんローンを組んで不動産投資をしている方は、これからキャッシュフローが悪化していく可能性がありますので、注意が必要です。
利上げによる影響②:預金金利の上昇
一方で、銀行の預金金利も上がります。
そうなると、お金を借りて投資することに割高感が出てくるので、お金を蓄える傾向が強まり、預貯金の比率が高まると思います。
しかし、預金金利が上がるといってもおそらく0.1%程度の金利しかつかないでしょうから、今後インフレ率が2〜3%で続く場合、実質的には資産の目減りが避けられなくなります。
なので、その辺の対策は必要になってくると思います。
利上げによる影響③:為替市場の影響
今回の利上げの一番の目的は「円安の是正」だと思うのですが、わずか0.25%しか利上げをしていないので、大きな変化はないと思います。
アメリカの利下げ状況は今、足踏み状態です。
トランプ政権になって、「関税の引き上げ」の公約を守って実際に関税を引き上げたりすると、アメリカ国内は必ずインフレになってきます。
すると、インフレを抑え込むために利下げは行なわれず、むしろ利上げの心配が出てきます。
となると日米の金利差は縮まらず、今後も円安が慢性的に続いていく可能性も高くなります。
現に12月後半ぐらいには「日銀は次の金融政策決定会合で、利上げをするんじゃないか?」という情報が出ていたので、織り込まれて多少円高に振れていましたが、先日の利上げ決定以降、また円安傾向の気配もみてとれます。
インフレ状況下で行う資産防衛策
では、このようなインフレの経済において、投資家としてどういうことに気を付ければいいのでしょうか。それは、貯蓄はしない方がいいということです。
貯蓄をして2%とか3%の利息がつくならいいですが、上昇したといっても0.1%程度です。
インフレで物価が3%で上昇していくとするなら、現金を額面通り持っていると資産が目減りして、購買力は減っていきます。
ですから、このようなインフレの状況下においては、預金中心のポートフォリオから「株式」や「不動産」のようなリスク資産中心のポートフォリオに移行する必要があります。
あまりリスクを取りたくないという方は、「金(ゴールド)投資」でもいいでしょう。
「株式」は少しリスクが高いかもしれませんが、インデックス投資であれば「長期積立」をしていくことでリスクを分散することができます。
利上げ幅が少ないとはいっても、徐々に色々な分野に影響は出てくると思います。
まずは預貯金からリスク資産への移行を真剣に考え、引き続き不動産や長期積立投資などの勉強を続けていただければと思います。
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