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株式会社と合同会社どっちにすべき?株式会社と合同会社の違い

公開日: 2025年02月07日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今回は、「法人の形態」についてお話ししようと思います。

僕は普段、

「不動産投資をするなら、法人化した方がいいですよ」

と言っていますが、

「じゃあ、株式会社と合同会社(LLC)どっちの方がいいの?」

という質問をよくいただきます。

そこで今回は、株式会社と合同会社のメリット・デメリットについて、整理してみようと思います。

このブログをお読みいただければ、

・僕が株式会社をオススメする理由
・合同会社、株式会社のメリット・デメリット

が分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

ウラケンの結論!法人化するなら株式会社!

先に結論を言いましょう。

僕は、法人化するなら「株式会社の一択」だと思っています。

しかし、株式会社は合同会社に比べて設立にかかる費用が高めですし、「法人住民税の均等割」という赤字でも支払う必要がある税金がかかってきます。

そのため、事業規模が小さい初期の段階では、株式会社よりも合同会社を作る人が多いんですよね。

 

合同会社のメリット・デメリット

ではここで、合同会社のメリットとデメリットを見てみましょう。

 

合同会社のメリット


先ほども言ったとおり、合同会社は株式会社と比べて設立費用が安いことに加え、

・役員の氏名は代表者だけ出せば良い
・毎年の決算公告の義務がない

など、気軽に設立できるという特徴があります。

 

合同会社のデメリット


合同会社は株式会社に比べて認知度が低く、社会的な信用力が低く見られる可能性があります。

また、合同会社は株を発行できないので、増資をしようとした時に外部から出資を募ることができません

一方、株式会社の場合は株を発行すれば出資を募ることができますから、資金調達の効率が断然いいわけです。

また、合同会社の場合、出資者=経営者になることもデメリットと言えるでしょう。

株式会社の場合、株主総会の決定によって経営者が決まるので、会社設立の際に出資した人(株主)と、実際に会社経営を行う人(取締役)は同じとは限りません。株を持たないサラリーマン社長が経営をするケースもあるわけです。

一方、合同会社は出資者=経営者となり、すべての出資者が会社の決定権をもち、経営にも携わります

例えば、奥さんと旦那さんの二人で50万円ずつ出資して合同会社を作るケースでは、決定権も50:50ですし、報酬も50:50です。

そのため、お互いに意見が合わないと方向性がまとまりませんし、万が一「もう顔も見たくない!離婚する!」というような関係になってしまうと、非常に面倒なことになります

というのも、合同会社には出資持分の譲渡に制限があり、簡単に第三者に売却することができません。

ですから、奥さん(旦那さん)が離婚し退社する場合には、もう一方が出資持分を買い取る必要が出てくるわけです。

もし、その時に資産規模がかなり大きくなっていた場合、買い取る側に資金的な負担がかかってきます。

一方、株式会社の場合は株の売却に制限はなく、株を買い取る必要もありませんので、このような問題は起きにくいという特徴があります。

 

あとで株式会社に変えればいい?

となると、最初は合同会社を設立して、規模が大きくなったら株式会社に変えればいいんじゃない?と思うかもしれません。

しかし、これは手続きがとても面倒で大変です。

会社の定款を変えたり、その会社の登記を変えるだけなら難しくありませんが、お金を借りて不動産投資をしていたりする場合には、抵当権の名義や所有権の登記を変える必要があり、面倒ですし費用もかかってきます

繰り返しになりますが、先々のことを考えれば、株式会社一択だと僕は思います。

会社で副業が禁止されている方や公務員の方は、株式会社だと自分の名前が表に出てバレてしまうのでは?と思われるかもしれません。

そんな時は、奥さんを代表にして旦那さんを出資者にすれば、表には旦那さんの名前は出てきません。僕の周りにはこの方法で法人設立している方もいます。

もしそれでも「簡単に作れて費用が安い合同会社の方がいい!」ということであれば構いませんが、もし夫婦で設立する場合には

・絶対に離婚しない
・今後もずっと仲良くしていく


ということが前提になります。

その辺のことをしっかりと考えた上で、法人化の形態を選ぶことをお勧めします。


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