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こんにちは！YouTuber ウラケン不動産です。

毎年1月～3月は引っ越しする人が多く、賃貸業界の繁忙期と言われています。

しかし、今年の繁忙期はちょっとした異変が起きており、問い合わせ自体が減っているそうなんですね。

管理会社からは、「内見が少ない」「空室が埋まらない」といった声が多く聞こえてきます。

そこで今回は、なぜ今年の繁忙期はここまで動きが鈍いのかを解説していきたいと思います。

このブログをお読みいただければ、

・今年の繁忙期に人が動かない理由
・人が動かない繁忙期に対する考え方
・安定した賃貸経営営への近道

について理解することができますので、ぜひ最後までご覧ください！

 

今年の繁忙期は人が動かない3つの理由

では、なぜ今年の繁忙期は人の動きが少ないのでしょうか？

考えられる最大の要因は、引っ越しにかかるコストの高騰です。

引っ越しにかかるコストとは、賃料や保険料、引っ越し業者に支払う引っ越し代金などです。

引っ越しにかかるコストは単身者で40〜50万円、ファミリー世帯では100万円近くになるケースも珍しくありません。

最近の物価高によって家計が厳しくなっている中で、引っ越しを検討すること自体が余計な出費になりますから、特にファミリー世帯を中心に動きがないようです。

また、分譲マンションや新築戸建の価格の高騰とローン金利の上昇も人が動かない要因の一つです。

現状、不動産価格は高止まりしている状況です。さらに、日銀の利上げによって3月1日からローン金利を上げている金融機関も多いです。

そろそろ自宅を購入しようかなと思っていた世帯にとって、足踏みしてしまうような状況が重なっているんですね。

となれば、今の賃貸物件に多少の不満があったとしても、「とりあえず、このままでいいか・・・」と契約更新で我慢することになります。

契約更新をして退去する人が少ないということは、空室の在庫も少なくなります。

引っ越し先の選択肢が少なくなるので、さらに人が動かなくなる・・・という悪循環に陥っているんですね。

 

不動産仲介業者も苦戦

こういった理由から、今年は仲介会社も苦戦しています。

この1月～3月の繁忙期は仲介会社にとって稼ぎ時です。

しかし、上述の通り入居者の動きが鈍いため、売り上げが伸び悩んでいる会社が多い印象です。

 

人が動かない繁忙期に対する考え方

そして、オーナーにとっても「この時期に入居者が決まらなければ、空室はいつ埋まるんだ・・・」という不安が蔓延してきています。

そこで最後に、こういった動きの鈍い繁忙期に、オーナーとして考えるべき対策を整理しておきたいと思います。

まずは、今いる入居者を大切にしましょうということです。

結局のところ、一番の空室対策は「いったん入居してくれた入居者が退去しないようにする（契約更新してもらう）」ということです。

ですので、

・ちょっとした設備のグレードアップをしてあげる（ウォシュレット付きの便座に変える、テレビ付きインターフォンに変えるなど）
・更新料をオーナー負担にしてタダにしてあげる

など、長く住んでもらえるような工夫が必要だと思います。

また、このような状況を鑑みると、今空室があるオーナーさんは初期費用のハードルを一気に下げて募集した方がいいと思います。

例えば、

・敷金礼金ゼロ
・3月中はフリーレントを導入
・引っ越し代を補助してあげる

など、初期費用のハードルを下げてあげることで、選ばれる物件作りをしていきましょう。

このような「人が動かない状況」を個人の力で変えることは難しいので、オーナーとして今できることをしっかり積み重ねていくことが、安定経営への近道になると思います。


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