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町内会は参加すべき?町内会の新しい形とは

公開日: 2025年05月08日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

先日、「町内会」の存在について考えさせられるニュースを見たので、今日のブログは「町内会は参加すべきか?」というテーマでお話ししたいと思います。

そのニュースというのは、町内会を退会したある男性が、ごみステーションの使用を求めて裁判を起こし、「年1万5,000円の負担で使用するのが妥当」という判決が出た・・・というものです。

最近は、「町内会ってそもそも必要なの?」という議論があったりする中で、今回の裁判は“今の時代における地域コミュニティーのあり方”を考えさせられる出来事だったと思います。

 

町内会の目的を本当に果たせているか?

僕も所有している一棟もののアパートで、「入居者一人ひとりが町内会費を払ってください」と言われたことがあります。

しかしアパートの住民は、その地域でマイホームを買って住む人たちとは立場が違います。

町内会とどこまで関わればいいのか分かりづらいし、そもそも「町内会って何をやってくれるの?」といった疑問もあると思います。

町内会の目的は“相互扶助”と言われます。

防犯や災害時の助け合い、溝掃除、お祭りの運営などですね。

しかし、ゴミに関して「町内会に入っていないと捨てちゃいけない」というのは、ちょっとどうなのかな?と思ってしまいます

「町内会が設置したごみステーションにしかゴミ収集車が来ない」とか、何か事情があるなら分かりますが、普通は市や町が回収しているわけで、自宅の前に置いておけば持っていってくれる地域が多いのではないでしょうか。

もちろん、地域によって違いはあるかもしれませんが、「町内会に入らないと、ゴミを捨てさせない」というのは、いじめとしか思えません。

また、「町内会に入るのは当たり前」という前提で会費を請求するのもどうかと思うし、そもそも町内会が何をしているのか?という説明を、僕自身はされたことがありません

「町内会の決まりごとは、いつどこで誰が決めているのか?」が分からなかったり、「行事の案内は来ないのに、会費の請求だけは来る・・・」みたいなことがあったりすると、疑問や反発が出るのも当然だと思います。

 

アパートのオーナーは地域と関わりを持つべき

ただ、アパートのオーナーとしては、たとえ自分がその地域に住んでいなかったとしても、建物と入居者を地域社会に置いている以上、地域との関わりを持つべきです。

オーナー自身が町内会に入っていれば、ごみステーションの設置や美観の維持、防犯灯の管理、近隣住民からの苦情対応なんかもスムーズになるかもしれませんし、入居者と町内会との間で起こり得るトラブルも未然に防げるかもしれません

入居者が町内会に入るかどうかは任意であるべきですが、オーナー自身は地域との橋渡し役としてlある程度の関与はした方がいいと思います。

 

町内会は新しい形を模索するべき

また、そもそも町内会の形が昭和の時代から変わっていないのも問題だと思います。

理由の一つとして、運営を担っている人たちが高齢化しているというのがあると思います。

また、町内会の存続そのものが目的になってしまっているような印象も受けます。

機能していないのであれば、思い切って解散してもいいと思いますし、続けるのであれば、もっと現代に合ったやり方に変えるべきです。

例えば、紙の回覧板はやめてLINEを使うとか、行事への強制参加をなくすとか、役員会と称した飲み会に駆り出されるのをやめるとか、そういったことを変えていくことはできるのではないでしょうか。

もっとシンプルで、楽しくて、気軽につながれる形があると思います。

たとえば、町内会で年に一度BBQをやるのはどうでしょうか。

そうすれば、「どの家に誰が住んでいるか」、「子どもが何人いるか」、「ペットがいるか」、「どんな性格の人か」、「声をかけやすい人かどうか」といったことも自然と分かってきます。

僕がオンラインサロンのイベントでやっているような“ポットラック形式”のBBQなら、コンロと炭と場所さえ用意すればOKで、あとは参加者が食べ物や飲み物を持ち寄るだけです。

BBQに参加するような人は、そもそも地域に馴染みたいと思っている人なので、そういう人たちが自然に関われる場になればいいと思います。

逆に、役員会の後に居酒屋でダラダラと人の噂話をしたりするのは、現代人には向きません。

そういう昭和的なスタイルはもう見直して、もっとフレッシュで現実的な方法を考えていくべきでしょう。

 

本質は住民同士がどうつながるか?

結論としては、「町内会に参加するかしないか」ではなく、「どうつながるか」が一番重要だと思います。

また、大切なのは強制ではなく任意であるということです。

「町内会」という“箱”そのものにこだわるのではなく、新しい“近所のコミュニティー”の形を模索する時期に、だいぶ前から来ていたと思います。

町内会という仕組みが限界を迎えている今、もし町内会に参加する機会があるなら、「ちょっと一回、BBQでもやってみませんか?」みたいな提案をしてみるのも、案外面白いと思います。


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