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ニセ民泊にご用心。その手口とは?

公開日: 2025年05月14日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

インバウンド需要の高まりに伴って、ホテルや旅館の宿泊料金が大幅に高騰しています。

ビジネスホテルですら1泊2~3万円はする状況の中で、滞在型観光にマッチする「民泊」が注目を集めています。

しかし、その一方で詐欺まがいのトラブルも相次いで報告されています。

例えば、予約前に「部屋を見学したい」「事前に顔合わせをしたい」といった問い合わせがあるケースです。

一見すると礼儀正しいリクエストに思えますが、これが海外のニセ民泊詐欺スキーム入口になることがあります。

具体的には、見学を口実に部屋の写真を撮影し、その写真を使って海外の民泊サイトにアップする手口です。

それを見た旅行者が予約をしてお金を支払うものの、現地に行ってみたらその宿は実在しなかった・・・というトラブルが発生しています。

これは、正しく運営している民泊オーナーにとっても風評被害や信頼の低下につながる深刻な問題です。

 

民泊オーナーが気を付けるべきこと

こうした事態を避けるために、民泊オーナーとしては詐欺に利用されないような対策が必要です。

まず、事前見学のリクエストは基本的に受け付けないことが重要です。

そもそも、事前見学が禁止されている予約サイトもあるくらいなので、こうしたオファーは断るのが無難です。

また、本人確認が徹底されたプラットフォームを利用することも効果的です。

ただし、Airbnbなどに自分が掲載している写真が無断で他の海外民泊サイトに転用されることは防ぎにくい面もあります。

その対策としては、写真に透かしを入れるなどの工夫が考えられます。

さらに、高評価を維持することも信頼性の向上に寄与します。

誠実な対応と利用者との丁寧なコミュニケーションを心がけることが、結果としてこういったトラブルから身を守る一助となるでしょう。

 

利用者として気を付けるべきこと

利用者側としても、こうした詐欺を避けるためにいくつか気をつけるべきポイントがあります。

まず、聞いたことのない予約サイトで安さだけに惹かれて予約をしないことが重要です。

特に、料金が異常に安い宿や、明らかに不自然なレビューが並んでいる宿は注意が必要です。

レビューが極端に肯定的だったり、似たような内容が繰り返されていたりする場合も警戒すべきでしょう。

また、評価が高い宿を選ぶことも基本です。

さらに、所在地やオーナーの情報がしっかり記載されているか、連絡手段が明確であるかも確認しておきたいポイントです。

加えて、掲載されている日本語の文章がおかしい場合も要注意です。

ネイティブであれば違和感を覚えるような不自然な表現や、文法の間違いがある場合、それは詐欺サイトである可能性があります。

 

回転率で収益を上げたいときは、民泊は非常に有効な手段

もちろん、民泊は便利で魅力的な宿泊スタイルですし、回転率で収益を上げたい場合には非常に有効な選択肢です。

ただ、その手軽さゆえに悪用されやすいという現実も忘れてはいけません。

民泊を運用するにしても利用するにしても、情報の信頼性と安全性を最優先に考えるようにしましょう。

こうした基本的な対策を怠らず、自衛意識を持って対応していくことが重要だと思います。


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