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こんにちは！YouTuber ウラケン不動産です。

最近、全国で「コンテナホテル」が増えています。

昨今のインバウンド需要増加の影響で、ホテルの宿泊料はどんどん高騰しており、京都のあるビジネスホテルでは、1泊25,000円を超えてきているそうです。

ひと昔前では考えられないような値段ですよね。

そんな中で登場したのが、タイトルにもあるコンテナホテルです。

僕は今後、コンビニを利用するような感覚で気軽にコンテナホテルを使う・・・そんな時代が来るような気がしています。

そこで今回のブログでは、

・コンテナホテルとは何か？
・コンテナホテルが成長する理由
・コンテナホテルの社会的有意義性

についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください！

 

なぜ今、コンテナホテルが増えているのか？

先ほども述べたとおり、コンテナホテル増加の背景にあるのは、インバウンドの盛り上がりに伴う宿泊料金の高騰です。

東京商工リサーチの調査によると、2024年10月〜12月期のビジネスホテル8ブランドの客室単価の平均は14,000円弱だったそうです。

これはコロナ禍の2021年と比べて2倍以上になっており、そんな中で対抗馬として現れたのがコンテナホテルです。

あるコンテナホテルは、1泊6,200円という非常に安い価格帯で運営されています。

コンテナホテルは全室が独立した構造で、隣の騒音が聞こえにくく、電子レンジや冷蔵庫、机、テレビなども完備されており、安いだけでなく快適性も備えています。

チェックインを省人化（セルフチェックイン）することで価格を抑えることが可能となっており、年間の客室平均稼働率は80％を叩き出しているそうです。

このような徹底した効率経営によって、「低コスト・高稼働率・高収益」という、非常に理想的で時代に合ったビジネスモデルとなっています。

 

コンテナホテル事業がこれから成長すると思う理由

今後、コンテナホテル事業が伸びていくと感じる理由は、「サラリーマンの出張旅費問題」があるからです。

多くの企業には旅費規定というものがあり、「宿泊費には1泊1万円まで定額で支給する」といった内容になっていることが多いです。

例えば、一泊8,000円のビジネスホテルに泊まったとしたら、差額の2,000円は実質的なお小遣い（申告不要の所得）としてサラリーマンの懐に入ります。

ところが、今ビジネスホテル代が高騰しており、かつ予約自体も取りづらい状況が続いています。

仮に一泊12,000円のビジネスホテルに泊まったとしたら、実費精算となりポケットマネーはゼロになります。

そんな事情もあって、一泊6,200円のコンテナホテルは安くて快適な宿を求めているビジネスパーソンのニーズにマッチしているんですね。

 

遠隔地や遊休地の土地活用にも有効

また、コンテナホテルは設置に立地を問わないというメリットがあります。

例えば、郊外スーパーの駐車場の一角にコンテナホテルを併設して、車で出張するビジネスマンのニーズを捕まえていたりします。

もちろん、ビジネス需要だけでなく、車で遠出をした際のレジャー需要にも対応可能です。

なので、コンテナホテルは遠隔地や遊休地の土地活用にも有効な方法となり得ると思います。

昔からコンテナを貸し倉庫として利用するビジネス形態は存在していましたが、今後はコンテナホテルにした方が、収益性が高いかもしれません。

 

コンテナホテルは災害時に有効活用される

さらに、コンテナホテルという業態は単なる宿泊施設にとどまりません。

災害時には災害現場にコンテナを牽引して持っていき、仮設住宅や臨時の病院としても機能するという側面も持ち合わせています。

実際、ある業者さんはコロナ禍に203台のコンテナホテルを出動した実績があり、全国170の自治体と協定も結んでいるそうです。

社会問題を解決し、災害時の大きな助けとなる有用性が認められているんですね。

 

まとめ

今、建築コストが高騰する中で、ホテルを建設するのには多額の費用が必要です。

しかし、コンテナホテルであれば「牽引して設置して終わり」なので、おそらく上下水道や電気等のインフラさえ整えば、数週間で設置可能になると思います。

今後の土地活用に一石を投じる有望な手法になると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。


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