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アパートのノールック購入は絶対するな!
公開日: 2025年06月13日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、「アパートのノールック購入は絶対するな!」というテーマでお話ししようと思います。
最近、Nintendo Switch2が発売されて話題になっていますが、同時に問題となっているのが、メルカリやヤフオクのようなフリマサイトにおける高額転売ですね。
中には、Switch2の本体を売っているようにみせかけて、説明文をよく読んでみると、そこに写っている「素敵な写真を発送します」と書かれており、Switch2本体ではなくSwitch2が写っている「写真」を高額落札してしまった・・・という騒動まで起こっています。
これはブームに便乗した詐欺まがいの行為ではありますが、実際、「写真を発送します」と書いてあるので、説明文をよく読んでいない購入者側にも落ち度はあると思います。
もちろん騙した方が悪いのは当然ですが、引っかかる方もウッカリし過ぎではないでしょうか。
しかし、こういった類の話はなにもフリマアプリの中だけでなく、不動産の世界にも存在するんですよね。
そこで本記事では、
・ノールックで物件購入したことで起きるトラブル事例
・現地確認でチェックすべきこと
・重要事項説明書と売買契約書は一言一句熟読すべき理由
についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください。
現地を見ずに物件を買う人は意外に多い
実は信じられないことに、現地を見ないでアパートを購入する人は一定数存在します。
僕はこれまで数百、数千人、数万人の不動産投資家と関わってきましたが、ノールックで不動産購入した人たちの多くは結構な確率でトラブルに遭遇しています。
・物件の引き渡し後に雨漏りが発覚。雨漏りの実態について重要事項説明書に記載がなかったので損害賠償を請求できないか?
・「人気物件なので、今すぐ買い付けを入れてもらわないと2番手に取られてしまいますよ」と焦らされてノールックで買い付けを入れ契約したものの、実際は瑕疵だらけの物件だった。
・「近隣に嫌悪施設がないこと」を絶対条件として仲介会社に依頼していたにも関わらず、契約後に近隣にお墓があることが発覚。手付金は返せないと言われた。
などなど、こういった事例は枚挙にいとまがありません。
現地確認なしの不動産購入は自殺行為です
これらのトラブルは、契約前に現地を一度でも見ていればかなりの確率で防げるトラブルです。
確かに賃貸物件の場合は、内装に関しては、入居者がいれば中を見ることができませんから、住人の退去時にどれくらいリフォーム費用がかかるかを試算できないことはリスクです。
しかし、現在入居者が住んでいるということは、雨漏りもなく普通に住めるということなので、(入居者がサクラではないということがわかりさえすれば)大きな問題にはならないでしょう。
一方、外装や周辺環境については、現地を見ればわかることです。
数万円のゲーム機ですら写真詐欺に遭う時代に、数千万円、何億円という物件を現地確認なしで購入するということは自殺行為だと思います。
特に今流行っている築古物件などは、雨漏りや傾き、配管の劣化などのリスクが潜んでいることを前提に考えないといけません。
そして、物件を売るために、瑕疵を隠してババ抜きをさせるような不動産業者がまだまだ存在することも知っておかなければなりません。
さらに、売主が個人の場合は、契約書に「契約不適合責任の免責」が書かれることが普通なので、ノールック購入後に何が起きても自己責任となります。
現地確認・契約時にチェックすべきこと
以上の点を肝に銘じて、物件を買う際は必ず現地に行って確認するようにしましょう。
どんなに遠く離れた場所にある物件であってもです。
チェックするのは、物件の近隣環境や道路付けなどです。もしかしたら、道路付けがなくて将来的に建て替えができない可能性もあります。
あとは、庇(ひさし)の裏側を見れば、雨漏りやひび割れの有無も確認できます。
また、契約にあたっては、重要事項説明書と売買契約書を事前に渡されると思いますので、“一字一句”熟読しましょう。特に、売主の免責事項が書かれている項目は注意して見るようにします。
そこで分からないところがあれば、不動産の仲介会社に遠慮なく全部質問しましょう。
それでも納得がいかないのであれば、絶対に契約はしないというのが、こういったトラブルを避けるために重要なことだと思います。
まとめ
物件の買い付けが通ると「この物件は運命の物件だ!」と思ってしまう人が多いですが、決してそんなことはありません。
色々と細かく事前調査をしたり、自分で重要事項説明書を読み込んだりした上で不動産業者へ質問をしたにも関わらず、業者から明確な回答が得られない場合、その物件は絶対に買わない方がいいと思います。
どうしても購入するのであれば、何があっても全部自己責任として受け入れる覚悟を持たなければなりません。
それが出来ないのであれば、不動産のノールック購入は絶対にしない方がいいでしょう。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、「アパートのノールック購入は絶対するな!」というテーマでお話ししようと思います。
最近、Nintendo Switch2が発売されて話題になっていますが、同時に問題となっているのが、メルカリやヤフオクのようなフリマサイトにおける高額転売ですね。
中には、Switch2の本体を売っているようにみせかけて、説明文をよく読んでみると、そこに写っている「素敵な写真を発送します」と書かれており、Switch2本体ではなくSwitch2が写っている「写真」を高額落札してしまった・・・という騒動まで起こっています。
これはブームに便乗した詐欺まがいの行為ではありますが、実際、「写真を発送します」と書いてあるので、説明文をよく読んでいない購入者側にも落ち度はあると思います。
もちろん騙した方が悪いのは当然ですが、引っかかる方もウッカリし過ぎではないでしょうか。
しかし、こういった類の話はなにもフリマアプリの中だけでなく、不動産の世界にも存在するんですよね。
そこで本記事では、
・ノールックで物件購入したことで起きるトラブル事例
・現地確認でチェックすべきこと
・重要事項説明書と売買契約書は一言一句熟読すべき理由
についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください。
現地を見ずに物件を買う人は意外に多い
実は信じられないことに、現地を見ないでアパートを購入する人は一定数存在します。僕はこれまで数百、数千人、数万人の不動産投資家と関わってきましたが、ノールックで不動産購入した人たちの多くは結構な確率でトラブルに遭遇しています。
・物件の引き渡し後に雨漏りが発覚。雨漏りの実態について重要事項説明書に記載がなかったので損害賠償を請求できないか?
・「人気物件なので、今すぐ買い付けを入れてもらわないと2番手に取られてしまいますよ」と焦らされてノールックで買い付けを入れ契約したものの、実際は瑕疵だらけの物件だった。
・「近隣に嫌悪施設がないこと」を絶対条件として仲介会社に依頼していたにも関わらず、契約後に近隣にお墓があることが発覚。手付金は返せないと言われた。
などなど、こういった事例は枚挙にいとまがありません。
現地確認なしの不動産購入は自殺行為です
これらのトラブルは、契約前に現地を一度でも見ていればかなりの確率で防げるトラブルです。確かに賃貸物件の場合は、内装に関しては、入居者がいれば中を見ることができませんから、住人の退去時にどれくらいリフォーム費用がかかるかを試算できないことはリスクです。
しかし、現在入居者が住んでいるということは、雨漏りもなく普通に住めるということなので、(入居者がサクラではないということがわかりさえすれば)大きな問題にはならないでしょう。
一方、外装や周辺環境については、現地を見ればわかることです。
数万円のゲーム機ですら写真詐欺に遭う時代に、数千万円、何億円という物件を現地確認なしで購入するということは自殺行為だと思います。
特に今流行っている築古物件などは、雨漏りや傾き、配管の劣化などのリスクが潜んでいることを前提に考えないといけません。
そして、物件を売るために、瑕疵を隠してババ抜きをさせるような不動産業者がまだまだ存在することも知っておかなければなりません。
さらに、売主が個人の場合は、契約書に「契約不適合責任の免責」が書かれることが普通なので、ノールック購入後に何が起きても自己責任となります。
現地確認・契約時にチェックすべきこと
以上の点を肝に銘じて、物件を買う際は必ず現地に行って確認するようにしましょう。どんなに遠く離れた場所にある物件であってもです。
チェックするのは、物件の近隣環境や道路付けなどです。もしかしたら、道路付けがなくて将来的に建て替えができない可能性もあります。
あとは、庇(ひさし)の裏側を見れば、雨漏りやひび割れの有無も確認できます。
また、契約にあたっては、重要事項説明書と売買契約書を事前に渡されると思いますので、“一字一句”熟読しましょう。特に、売主の免責事項が書かれている項目は注意して見るようにします。
そこで分からないところがあれば、不動産の仲介会社に遠慮なく全部質問しましょう。
それでも納得がいかないのであれば、絶対に契約はしないというのが、こういったトラブルを避けるために重要なことだと思います。
まとめ
物件の買い付けが通ると「この物件は運命の物件だ!」と思ってしまう人が多いですが、決してそんなことはありません。色々と細かく事前調査をしたり、自分で重要事項説明書を読み込んだりした上で不動産業者へ質問をしたにも関わらず、業者から明確な回答が得られない場合、その物件は絶対に買わない方がいいと思います。
どうしても購入するのであれば、何があっても全部自己責任として受け入れる覚悟を持たなければなりません。
それが出来ないのであれば、不動産のノールック購入は絶対にしない方がいいでしょう。
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