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若者向けの賃貸に異変アリ!スペパを求める若者が急増!

公開日: 2025年06月14日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今、若者向けの賃貸にちょっとした変化が起きているそうです。

僕は不動産コンサルティング会社以外に賃貸物件の管理会社もやっていて、オーナーさんから委託を受けて1,000件以上の物件を管理させていただいています。

そのため、入居者募集やリフォーム現場の生の声がダイレクトに入ってくるのですが、最近、20代~30代前半の若者世代を中心に、賃貸に対する意識が変化しているという話を耳にしました。

どういうことかというと、僕たち大家が「これは絶対に必要だろう」と考えている物件の設備が、実は若者にとっては「いらない設備」になっているというのです。

そこで今回は、どんな設備が若者に不要とされているのか?紹介していきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください。

 

若者が意識している“スペパ”とは?

最近の若者は、「コスパ(コストパフォーマンス)」や「タイパ(タイムパフォーマンス)」といった、“〇〇パフォーマンス”をとても重視しています。

効率を強く意識した価値観が浸透してきているんですね。

そして、最近若者が意識している“〇〇パ”に、「スペパ(スペースパフォーマンス)」というものがあるそうです。

いま、家賃が高騰してきている中で、限られた予算内に収めようとすると部屋の広さを犠牲にせざるを得ません。

なので、狭さはもう仕方がないけれど、その代わりに色々なものを効率化して、限られた空間と時間を最大限に活用したいという価値観が、若い世代にはあるというのです。

 

お風呂がいらない若者


例えばお風呂です。

昔から、大家側としては「3点ユニットバスは嫌われる」、「トイレと風呂は別じゃないといけない」といった固定観念がありました。

でも今の若者は、そもそも浴槽に入る機会がほとんどないらしく、「シャワーだけで十分」と考えています。

むしろ、「浴槽はいらないから、シャワールームをもっと充実させてほしい」というニーズがあるのです。

 

コンロがいらない若者


ガスコンロがいらないという若者も増えています。

なぜなら、「自炊するのは週に一度あるかないか」というライフスタイルになってきているからです。

電子レンジさえあれば十分という人も多いようなんですね。

また、最近は便利な調理器具が色々あります。

例えば、僕が愛用している「ホットクック」なんかは、材料をいれるだけでほったらかしで調理ができて、すごく便利です。

材料と調味料を入れてスイッチを押すだけで、カレーや煮物、ご飯まで炊けてしまうので、本当に生活の中心になり得るんですね。

このような調理器具を活用して、まとめて作って冷凍しておけば、そもそも毎日料理する必要もないし、コンロの掃除をする手間もありません。

換気扇の手入れも必要なくなるし、火の扱いに気を遣う必要もなくなります。

 

大家にとってチャンスと捉えよう

先ほどのお風呂の話に戻ると、「浴槽は不要」という人は実際に増えてきています。

ある調査によると、賃貸マンションの入居者のうち、24%が「浴槽はなくても構わない」と答えているそうなんですね。

僕ら大家の頭の中には、「浴槽はなきゃダメだろう」という固定観念がありますが、もはやそれはマストではなくなってきているということです。

これは、実は僕たち大家にとってチャンスでもあると思います。

なぜなら、ガスレンジや浴槽といった「いらない設備」を省くことで、別の部分をもっと充実させることができるからです。

例えば、ガスコンロを設置しない代わりに、「今、入居してくれた方にはホットクックを無償提供します!」といったキャンペーンを打ったり、あるいは電子レンジや冷蔵庫などの家電をあらかじめ備え付けて、「家電付き物件」としてアピールしたりすることもできるでしょう。

そうやって工夫していけば、古い物件でも十分に競争力を持たせることができると思います。

 

若者のニーズに応えられる物件を

このように、若い世代のニーズに応えられる物件こそが、これからの時代に選ばれていくのではないかと思います。

大切なのは、古くなった設備をただ新しくすることよりも、「そもそもそれって本当に必要なの?」という視点を持って見直すことです。

そうやって時代に合ったニーズをしっかりと捉え、付加価値をつけていくというアプローチこそが、これからの賃貸経営において重要な戦略になってくるのではないかと思います。


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