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衝撃!50代でなぜ多額の住宅ローンを組むのか?
公開日: 2025年06月23日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
先日、住宅ローンのフラット35の申込者のうち、50代以上が3割以上もいるという驚きのニュースを目にしました。
住宅金融支援機構の統計によると、2023年度にフラット35を利用した人の平均年齢は44.3歳で、50代以上が17.6%、60代以上が13.9%となっており、なんと50代以上の申込者が30%以上もいるということなんですね。
ちなみに、10年前のフラット35の申込者は30代以下が6割を占めていたそうです。
このニュースを見て、「なんで50代になってまで住宅ローンを組んで家を買うんだろうか・・・」と、率直な疑問が湧いてきましたので、この事実について色々と調べてみました。
今回のブログでは、
・50代で住宅ローンを組む人の典型例3選
・無謀な住宅ローンを避けるためのチェックリスト
・マネーリテラシーを身につけるべき理由
についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください!
50代で住宅ローンを組む人の典型例3選
50代になって多額の住宅ローンを組む人には、典型的な理由が3つあることが分かりました。
理由①:遅めの結婚をしている人が多い
晩婚化により、今50代でも小学生の子供を育てている世帯が増えているようです。
そういった人たちが子供部屋を与えたいと考えて、新築戸建てや分譲マンションをローンを組んで購入しているというのが一つ目の理由です。
理由②:賃貸では老後が不安という心理が働いている
年を取ってくると、「将来、新規の賃貸借契約が通らなくなるのではないか」と不安な心理が働いてきます。
そして、「今のうちに家を買っておいた方が安心かも」という考えが芽生え、結果として住宅購入に走るということです。
超高齢社会に突入し、賃貸でも高齢者を受け入れるのが当たり前になってきているため、昔のように無下に断られることはないと思いますが、高齢者が賃貸住宅の入居申し込みを断られるリスクは確かにあります(僕は断りませんが)。
しかし、フルローンで1億円近い新築住宅を買うことが本当に老後のリスクを解消してくれるのか?これは冷静に考える必要があるでしょう。
理由③:教育費がかからない世代
20代や30代前半で結婚して子育てをしてきた人は、50代になると子育てが終わり、教育費がそのまま浮きます。
もし教育費が月10万円浮いたとしたら、「そのお金を使って家が買えるんじゃないか?」と考える人が一定数存在しても不思議ではありません。
ただし、僕の意見としては、浮いた余裕資金は老後の資金に回すべきものだと思っています。
50代以降で住宅ローンを組むということは、老後資金と引き換えに家を購入するという選択をしているということを絶対に忘れない方がいいでしょう。
子供部屋はいずれ不要になる
50代の人が子供部屋のある家を買うためにフラット35で住宅ローンを組むとなると、その完済年齢は85歳となります。
それを超えてしまう場合には、自分の子供にもローンを引き継がせるリレー返済となります。
はたして、そうまでして老後資金をはたいて家を購入することに意味はあるのでしょうか?
仮に今、あなたの子供が小学生で、自分の部屋が必要な時期だとしても、いずれは大学生になり社会人となって巣立っていきます。
実際の教育期間はわずか15年ほどで、子供が巣立った後は子供部屋が無駄になってしまいます。
もちろん、子供が帰ってきた時に部屋があった方がいいかもしれませんが、それも年数回でしょう。
こうなってしまうと、誰もいない「空気」に対して住宅ローンを払っていることと同じですから、ライフステージごとに住み替えをして、適切なサイズの家に住めるのが理想だと思います。
むしろ高齢者は駅近で利便性の高いところがいいですから、新築ではなく中古物件でそこそこの規模の駅近物件を購入した方が、将来的な住み替えや売却も含めてトータルのリスクはずっと少なくなると思います。
老後破綻しないためにもマネーリテラシーを高めよう
今回のニュースを目にして改めて思うのは、50代60代でフラット35を使って住宅ローンを借りて自宅を購入する人たちというのは、やはりお金の知識が不足しているということです。
余裕資金がないのであれば、家を購入する前に老後資金がいくら必要かをしっかり計算し、自分は何歳まで働く必要があるのかもしっかりと考える必要があります。
お金の基本設計をせずに、“マイホームがある”という安心感を得るためだけに家を購入してしまうのはどうなんだろう?と思ってしまいます。
本来、50代以降はリスクを減らして身軽にしていくべきフェーズなのに、そこへ数千万~億単位の借金を新たに背負うというのは明らかに逆行しています。
ましてや、フルローンや二世代ローンなんていうのは老後に地雷を残す行為だとも言えます。
まとめ
まとめると、50代以降で家を購入する前に以下のことをしっかりと考えましょう。
・なぜ今、家を買うのか?
・老後の生活費と年金のバランスはどうか?
・子供が独立したときのことを考慮して、その家は本当に必要なのか?
・もし自分の収入が減ったとしても返済は続けられるのか?
この問いに対して明確な答えを出せないのであれば、やはり50代からの無謀な住宅ローンを組むのは避けるべきだと思います。
とにもかくにも、知識さえあれば防げるリスクというのはたくさんあります。
自分では良かれと思って行動したことが、実は老後の生活を台無しにしてしまった・・・ということがないように、これからも僕と一緒にお金の勉強を続けていきましょう。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
先日、住宅ローンのフラット35の申込者のうち、50代以上が3割以上もいるという驚きのニュースを目にしました。
住宅金融支援機構の統計によると、2023年度にフラット35を利用した人の平均年齢は44.3歳で、50代以上が17.6%、60代以上が13.9%となっており、なんと50代以上の申込者が30%以上もいるということなんですね。
ちなみに、10年前のフラット35の申込者は30代以下が6割を占めていたそうです。
このニュースを見て、「なんで50代になってまで住宅ローンを組んで家を買うんだろうか・・・」と、率直な疑問が湧いてきましたので、この事実について色々と調べてみました。
今回のブログでは、
・50代で住宅ローンを組む人の典型例3選
・無謀な住宅ローンを避けるためのチェックリスト
・マネーリテラシーを身につけるべき理由
についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください!
50代で住宅ローンを組む人の典型例3選
50代になって多額の住宅ローンを組む人には、典型的な理由が3つあることが分かりました。理由①:遅めの結婚をしている人が多い
晩婚化により、今50代でも小学生の子供を育てている世帯が増えているようです。
そういった人たちが子供部屋を与えたいと考えて、新築戸建てや分譲マンションをローンを組んで購入しているというのが一つ目の理由です。
理由②:賃貸では老後が不安という心理が働いている
年を取ってくると、「将来、新規の賃貸借契約が通らなくなるのではないか」と不安な心理が働いてきます。
そして、「今のうちに家を買っておいた方が安心かも」という考えが芽生え、結果として住宅購入に走るということです。
超高齢社会に突入し、賃貸でも高齢者を受け入れるのが当たり前になってきているため、昔のように無下に断られることはないと思いますが、高齢者が賃貸住宅の入居申し込みを断られるリスクは確かにあります(僕は断りませんが)。
しかし、フルローンで1億円近い新築住宅を買うことが本当に老後のリスクを解消してくれるのか?これは冷静に考える必要があるでしょう。
理由③:教育費がかからない世代
20代や30代前半で結婚して子育てをしてきた人は、50代になると子育てが終わり、教育費がそのまま浮きます。
もし教育費が月10万円浮いたとしたら、「そのお金を使って家が買えるんじゃないか?」と考える人が一定数存在しても不思議ではありません。
ただし、僕の意見としては、浮いた余裕資金は老後の資金に回すべきものだと思っています。
50代以降で住宅ローンを組むということは、老後資金と引き換えに家を購入するという選択をしているということを絶対に忘れない方がいいでしょう。
子供部屋はいずれ不要になる
50代の人が子供部屋のある家を買うためにフラット35で住宅ローンを組むとなると、その完済年齢は85歳となります。それを超えてしまう場合には、自分の子供にもローンを引き継がせるリレー返済となります。
はたして、そうまでして老後資金をはたいて家を購入することに意味はあるのでしょうか?
仮に今、あなたの子供が小学生で、自分の部屋が必要な時期だとしても、いずれは大学生になり社会人となって巣立っていきます。
実際の教育期間はわずか15年ほどで、子供が巣立った後は子供部屋が無駄になってしまいます。
もちろん、子供が帰ってきた時に部屋があった方がいいかもしれませんが、それも年数回でしょう。
こうなってしまうと、誰もいない「空気」に対して住宅ローンを払っていることと同じですから、ライフステージごとに住み替えをして、適切なサイズの家に住めるのが理想だと思います。
むしろ高齢者は駅近で利便性の高いところがいいですから、新築ではなく中古物件でそこそこの規模の駅近物件を購入した方が、将来的な住み替えや売却も含めてトータルのリスクはずっと少なくなると思います。
老後破綻しないためにもマネーリテラシーを高めよう
今回のニュースを目にして改めて思うのは、50代60代でフラット35を使って住宅ローンを借りて自宅を購入する人たちというのは、やはりお金の知識が不足しているということです。余裕資金がないのであれば、家を購入する前に老後資金がいくら必要かをしっかり計算し、自分は何歳まで働く必要があるのかもしっかりと考える必要があります。
お金の基本設計をせずに、“マイホームがある”という安心感を得るためだけに家を購入してしまうのはどうなんだろう?と思ってしまいます。
本来、50代以降はリスクを減らして身軽にしていくべきフェーズなのに、そこへ数千万~億単位の借金を新たに背負うというのは明らかに逆行しています。
ましてや、フルローンや二世代ローンなんていうのは老後に地雷を残す行為だとも言えます。
まとめ
まとめると、50代以降で家を購入する前に以下のことをしっかりと考えましょう。・なぜ今、家を買うのか?
・老後の生活費と年金のバランスはどうか?
・子供が独立したときのことを考慮して、その家は本当に必要なのか?
・もし自分の収入が減ったとしても返済は続けられるのか?
この問いに対して明確な答えを出せないのであれば、やはり50代からの無謀な住宅ローンを組むのは避けるべきだと思います。
とにもかくにも、知識さえあれば防げるリスクというのはたくさんあります。
自分では良かれと思って行動したことが、実は老後の生活を台無しにしてしまった・・・ということがないように、これからも僕と一緒にお金の勉強を続けていきましょう。
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