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これからの客付けはスピード、スピード、スピードです!
公開日: 2025年06月27日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
不動産業界の繁忙期である1月~3月が過ぎ、当社の管理部門も落ち着きを取り戻してきました。
そこで今回は、今年の繁忙期の総括をしてみたいと思います。
このブログをご覧いただければ、
・2025年1月〜3月期の繁忙期の総括
・賃貸市場が変化した原因の本質とは?
・これからの時代の賃貸経営
が分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください!
2025年1月~3月の繁忙期の総括
最近、賃貸市場の客付けのやり方が大きく変わってきています。
今年の繁忙期を一言で言うならば、「とにかく物件がない状態」でした。
例年に比べると、お部屋を探す人も少なかったと思います。
その原因は、
・家賃が上がってきている
・引っ越し費用が高くなっている
ということで、部屋を住み替える人自体が少なくなっています。
つまり、引っ越しを諦めて現在の賃貸物件を契約更新する人が多かったんですね。
結果として、賃貸市場にそもそも空室物件が出回らず、良質な物件は取り合い状態になったというわけです。
管理会社の立場から言うと、募集をはじめるとすぐに入居者が決まってしまい、客付けにはまったく困らない状況でした。
賃貸市場の変化の本質は不動産DX
さらに驚くべき事実があって、あるデータによると、今60%以上の入居者が内見をせずに申し込みをしているということなんですね。
これまで、賃貸物件の申込みの流れとしては、
ポータルサイトなどで物件情報を見つける
↓
仲介会社に連絡を取って、実際に物件を見に行く
↓
申し込みする
というのが普通でした。
しかし、今はなんと6割以上の人が内見をせずに申し込みをするというのです。
いったいなぜそのような動きが起きてきているのでしょうか?
それは、2022年に宅建業法が改正されて電子契約が解禁されたことが大きいと思います。
スマホで申し込みを入れ、スマホで説明を受け、スマホで電子契約をすることができるようになったんですね。
コロナ禍を経て急加速してきたDX(デジタルトランスフォーメーション)によって、賃貸市場が変化しているということです。
内見せずに申し込みが入る流れ
最近の賃貸物件の申込みの流れは、
ポータルサイトなどで物件情報を見つける
↓
仲介会社とチャットでやり取りをする
↓
リモートで物件の内見をする
↓
スマホで契約をする
これが主流になりつつあります。
さらに、DXの普及によって3D内見ができたり、AIで家具の配置を確認したりすることもできます。
今、自分が持っている家具と新居の部屋の写真をそれぞれ撮影し、AIに「2つの写真から家具の配置を考えて」と頼むと、現地へ見に行かなくても部屋の雰囲気が分かるようになってきています。
また、周辺の環境はGoogleマップのストリートビューで見ることができますので、コンビニや役所、病院まで何分かかるか?もネット上で確認が可能です。
こういった背景から内見をスキップする人が激増しているようです。
「時短・コスパ・タイパ」がキーワード
電子契約システムを提供している、不動産テック企業の「ITANDI(イタンジ)」さんによると、電子契約システムを利用した入居者の84%以上が「操作が簡単だった」、86%が「時間短縮できた」と感じているようです。
今の時代はなんでも「時短・コスパ・タイパ」などと言いますから、時間を短縮できるということが若い人にとってはとても重要なファクターになってきています。
今までの管理会社は、申込みをもらったら、審査をして契約書を印刷、それを契約者へ郵送して、さらにそれを返送してもらったり、契約のために入居希望者に店舗へ来店してもらいその場で契約をしたりということがありました。
それが今はスマホ1つで完結できてしまいますから、入居者にとっても不動産業者にとってもタイパという意味で大きなメリットがあります。
イタンジの調査によると、今後も電子契約を希望する人は8割近くいるそうですから、未だに紙の契約をしているような管理会社というのはオワコンになってくると思います。
これからの時代の賃貸経営
こういった背景を踏まえると、今後、空室を埋めるために大家がすべきことが明確になってきたと思います。
①DXに強い仲介業者と付き合う
DXを活用し、時代に合った内見や契約の仕組みを持っている仲介業者と付き合うようにしましょう。
未だにFAXや電子メール、紙でやり取りをしているような業者は、時代のスピードについていけず取り残されてしまうと思います。
電子契約システムを導入しているとか、担当者とチャットでやりとりできるとか、内見をせずとも動画や3Dで物件の魅力を最大限に伝えているとか、こういったことが出来ている業者と付き合うべきです。
魅力的な写真やわかりやすい間取り、周辺案内など、いかに情報を見やすく早く届けられるかが勝負の分かれ目になってきます。
②AIホームステージングを活用する
AIを利用した家具の配置(AIホームステージング)をどんどん活用して、物件の魅力をより視覚的に訴える工夫をしていかなければいけません。
③大家自身がSNSを活用する
ポータルサイトに任せっきりにせず、大家さん自身も自分の物件のホームページを作って、SNSを利用して物件を紹介することが、これからは重要になってきます。
今はYouTubeでお部屋を内見する動画が結構バズっていたりしますよね。
そういった動画を参考にして、自身でYouTube発信をするのもいい方法だと思います。
自身で情報発信することで、内見をせずにいきなり申し込みをもらい、そのままスマホで契約締結・・・という流れを作ることも、これからは重要になってくるでしょう。
とにかくこれからは、スピードとテクノロジーの時代になります。
タイパを重視して即断即決する入居者のスピードに付いていけるように、しっかりと準備しておくようにしましょう。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
不動産業界の繁忙期である1月~3月が過ぎ、当社の管理部門も落ち着きを取り戻してきました。
そこで今回は、今年の繁忙期の総括をしてみたいと思います。
このブログをご覧いただければ、
・2025年1月〜3月期の繁忙期の総括
・賃貸市場が変化した原因の本質とは?
・これからの時代の賃貸経営
が分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください!
2025年1月~3月の繁忙期の総括
最近、賃貸市場の客付けのやり方が大きく変わってきています。今年の繁忙期を一言で言うならば、「とにかく物件がない状態」でした。
例年に比べると、お部屋を探す人も少なかったと思います。
その原因は、
・家賃が上がってきている
・引っ越し費用が高くなっている
ということで、部屋を住み替える人自体が少なくなっています。
つまり、引っ越しを諦めて現在の賃貸物件を契約更新する人が多かったんですね。
結果として、賃貸市場にそもそも空室物件が出回らず、良質な物件は取り合い状態になったというわけです。
管理会社の立場から言うと、募集をはじめるとすぐに入居者が決まってしまい、客付けにはまったく困らない状況でした。
賃貸市場の変化の本質は不動産DX
さらに驚くべき事実があって、あるデータによると、今60%以上の入居者が内見をせずに申し込みをしているということなんですね。これまで、賃貸物件の申込みの流れとしては、
ポータルサイトなどで物件情報を見つける
↓
仲介会社に連絡を取って、実際に物件を見に行く
↓
申し込みする
というのが普通でした。
しかし、今はなんと6割以上の人が内見をせずに申し込みをするというのです。
いったいなぜそのような動きが起きてきているのでしょうか?
それは、2022年に宅建業法が改正されて電子契約が解禁されたことが大きいと思います。
スマホで申し込みを入れ、スマホで説明を受け、スマホで電子契約をすることができるようになったんですね。
コロナ禍を経て急加速してきたDX(デジタルトランスフォーメーション)によって、賃貸市場が変化しているということです。
内見せずに申し込みが入る流れ
最近の賃貸物件の申込みの流れは、ポータルサイトなどで物件情報を見つける
↓
仲介会社とチャットでやり取りをする
↓
リモートで物件の内見をする
↓
スマホで契約をする
これが主流になりつつあります。
さらに、DXの普及によって3D内見ができたり、AIで家具の配置を確認したりすることもできます。
今、自分が持っている家具と新居の部屋の写真をそれぞれ撮影し、AIに「2つの写真から家具の配置を考えて」と頼むと、現地へ見に行かなくても部屋の雰囲気が分かるようになってきています。
また、周辺の環境はGoogleマップのストリートビューで見ることができますので、コンビニや役所、病院まで何分かかるか?もネット上で確認が可能です。
こういった背景から内見をスキップする人が激増しているようです。
「時短・コスパ・タイパ」がキーワード
電子契約システムを提供している、不動産テック企業の「ITANDI(イタンジ)」さんによると、電子契約システムを利用した入居者の84%以上が「操作が簡単だった」、86%が「時間短縮できた」と感じているようです。今の時代はなんでも「時短・コスパ・タイパ」などと言いますから、時間を短縮できるということが若い人にとってはとても重要なファクターになってきています。
今までの管理会社は、申込みをもらったら、審査をして契約書を印刷、それを契約者へ郵送して、さらにそれを返送してもらったり、契約のために入居希望者に店舗へ来店してもらいその場で契約をしたりということがありました。
それが今はスマホ1つで完結できてしまいますから、入居者にとっても不動産業者にとってもタイパという意味で大きなメリットがあります。
イタンジの調査によると、今後も電子契約を希望する人は8割近くいるそうですから、未だに紙の契約をしているような管理会社というのはオワコンになってくると思います。
これからの時代の賃貸経営
こういった背景を踏まえると、今後、空室を埋めるために大家がすべきことが明確になってきたと思います。①DXに強い仲介業者と付き合う
DXを活用し、時代に合った内見や契約の仕組みを持っている仲介業者と付き合うようにしましょう。
未だにFAXや電子メール、紙でやり取りをしているような業者は、時代のスピードについていけず取り残されてしまうと思います。
電子契約システムを導入しているとか、担当者とチャットでやりとりできるとか、内見をせずとも動画や3Dで物件の魅力を最大限に伝えているとか、こういったことが出来ている業者と付き合うべきです。
魅力的な写真やわかりやすい間取り、周辺案内など、いかに情報を見やすく早く届けられるかが勝負の分かれ目になってきます。
②AIホームステージングを活用する
AIを利用した家具の配置(AIホームステージング)をどんどん活用して、物件の魅力をより視覚的に訴える工夫をしていかなければいけません。
③大家自身がSNSを活用する
ポータルサイトに任せっきりにせず、大家さん自身も自分の物件のホームページを作って、SNSを利用して物件を紹介することが、これからは重要になってきます。
今はYouTubeでお部屋を内見する動画が結構バズっていたりしますよね。
そういった動画を参考にして、自身でYouTube発信をするのもいい方法だと思います。
自身で情報発信することで、内見をせずにいきなり申し込みをもらい、そのままスマホで契約締結・・・という流れを作ることも、これからは重要になってくるでしょう。
とにかくこれからは、スピードとテクノロジーの時代になります。
タイパを重視して即断即決する入居者のスピードに付いていけるように、しっかりと準備しておくようにしましょう。
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