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「置き配」標準化に伴いオーナーとして対応すべきこと

公開日: 2025年07月01日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

先日、国交省が『置き配』を宅配の標準サービスとする方向で議論を始めたというニュースを目にしました。

現在、物流業界ではドライバー不足が深刻な問題となっていますが、全体の約10%が“再配達”だそうです。

そこで置き配を標準とし、手渡しを希望する場合には追加料金を課す・・・という案が出ているんですね。

これは非常に合理的な話だと思いますが、アパートのオーナーとしてもこの流れに対応していく必要があると思います。

そこで今回は、置き配が標準となった場合にオーナーとしては何をすべきなのか?について考えてみましょう。

 

置き配の標準化は不動産投資家にとっても課題に

置き配で問題になるのが盗難リスクです。

一般的なワンルームアパートなどは、日中に住人が不在ということも多いと思いますので、置き配が標準化されたら、盗難のトラブルも増えるかもしれません。

実際、最近のアパート市場では「宅配ボックス」が人気設備の上位に挙げられています。

また、新しい賃貸マンションなどでは、宅配ボックスが標準装備になっていることも多くなっています。

しかし、既存の特に築古のアパートというのは狭い敷地に建っていることも多く、そもそも宅配ボックスを設置するスペースが確保できないケースもあります。

また、しっかりとした共用の宅配ボックスを設置するためには費用もかかります。

そのため、こういったニーズに今後どう応えていくか?というのは、僕たち不動産投資家にとっても大きな課題になってくると思います。

 

個別の安価な置き配ボックスも売られている

たとえば、通販サイトでは4,000円くらいで簡易的な宅配ボックスが販売されています。

南京錠が付いている箱型になっていて、配達員さんに荷物を入れて鍵をかけてもらう、という仕組みです。

自分が注文した荷物が届く日は分かっているわけですから、朝、出勤や通学の前に玄関先にそのボックスを置いておくだけで対応できます。

こうした簡易的な宅配ボックスを入居者に配布するのも、ひとつの方法としてアリでしょう。

共用部に高額なボックスを設置するよりコストもずっと抑えられますし、導入のハードルも低いですよね。

こういった工夫を通じて、アパートオーナーとしてしっかり対応できるようにしていく必要があると感じています。

 

オートロック物件では、スマート置き配を検討しよう

ただし、オートロックが付いている物件もあると思います。

そんな時はどうすればいいのかというと、「スマート置き配」というサービスを利用しましょう。

これは、オートロックに少し設定を加えることで、特定の宅配業者がロックを解除して中に入れるようにする仕組みです。

「スマート置き配」と検索していただければ、このサービスを提供している会社が見つかると思います。

宅配サービス各社と連携しているため、導入は無料ですので、ぜひ一度見てみてください。

 

不動産投資家として設備やサービスを整えていこう

再配達の手間を減らして、人手不足に悩む配送業界を支えよう・・・という流れは、確実に進んでいくと思います。

こうした流れの中で、不動産投資家もそれに対応できる設備やサービスをしっかりと整えていくことが重要です。そうすれば、他物件との差別化にもつながります

不動産投資家として社会の流れを注視しつつ、導入すべきものは前向きに取り入れていくようにしましょう。


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