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女性専用大浴場「のみ」のナゾ。建前だけの“女性専用”は不満を生む
公開日: 2025年07月08日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
先日、京都出張で泊まったホテルで非常に気になることがあったので、今日はそのことについてシェアしたいと思います。
今回の出張は3泊すべて同じホテルに泊まりました。
「ビジネス以上、ホテル未満」みたいな感じの建物で、立地も良く館内もきれいで、お部屋も申し分ありませんでした。
ただ、一つだけ気になったのが大浴場です。
そこは大浴場が一つだけあったのですが、「女性専用」と記載されていたんですね。
大浴場が一つしかない場合、時間帯で男女を切り替える「入替制」になっていることが多いと思います。
しかし、そこは最初から最後まで完全に「女性専用」となっていました。
案内を見てみると、サウナが併設されていて水風呂もあって、スペース的にも決して狭いわけではありません。
まあ、今回はビジネスが目的なので入れなくてもしょうがありませんが、僕はサウナが好きなので、ちょっと残念に感じました。
その理由に驚きました
「そもそもなんで女性専用なんだろう?」というのがどうしても気になって、チェックアウト時にフロントで聞いてみました。
きっと何かマーケティング的な戦略があるに違いないと思って、探るつもりで聞いたのですが、返ってきた答えにちょっとびっくりしました。
「切り替え作業が手間だからです」という答えが返ってきたからです(笑)。
「え、それが理由なの?」って、思わず聞き返してしまいましたよ。
さらに突っ込んで尋ねてみると、「当ホテルは“女性にやさしい”をコンセプトにしているので、あえて女性専用にしているんです」とのことでした。
なるほど、とは思いましたが、なんとなく拍子抜けしてしまいました。
やっぱりモヤモヤ感が残るわけですよ。
「女性専用にするのが、戦略として本当に正しいのか?」という思いがどうしても消えず、帰りの新幹線の中でもずっと考えてしまいました。
ホテル側は、「男女の切り替え作業に手間がかかる」「人員を避けない」という理由に付け加えるような感じで、「女性にやさしいホテルというコンセプト」と言っていましたが、なんとなく“あとづけ感”があります。
工夫次第で入れ替えは可能では?
もちろん、「女性専用」にすることや「女性にやさしい」をコンセプトにすること自体はいいと思います。
でも、実際に泊まってみた印象としては、男性客やカップルの方が多いように感じました。
しかも、最近はテレビのモニターで大浴場の混雑状況が確認できますが、それもずっと「空いています」の表示しか出ていませんでした。
つまり、女性専用にしたからといって、特別利用率が高いというわけでもなさそうでした。
さらに、利用時間を見てみると、6時~10時と13時~23時までの2部制になっていました。
ということは、おそらく10時以降とか23時以降に清掃が入るはずなんですよね。
だったらそのタイミングで、よくある男女の入れ替えを行なえばいいのに・・・と思います。
もし、夜はスタッフが足りないから昼間だけ掃除しているとしても、1日おきに男女の使用時間を入れ替えるとか、やりようはあると思うんですよね。
Googleレビューでも男性からの不満が見られました
「僕だけがそう感じているのかな?」と思って、気になってGoogleのレビューを調べてみると、やはり同じような疑問を持っている人が多く見受けられました。
たとえば、こんな声がありました。
「男性が使える大浴場がなくて残念でした。」
「女性専用の大浴場だけというのはちょっと不公平。」
「男性も利用できる時間があればいいのに。」
「サウナを楽しみにしていたけど入れなかった。」
予想通り、男性側の不満が多かったのです。
繰り返しになりますが、「女性にやさしいホテルにしたい」という思いは理解できますし、それ自体は良いことだと思います。
しかし、それを“お風呂を女性専用にする”という戦略で実現するのが本当に正しいのか?という話です。
宿泊料金は男女で同一ですしね。男性側にはどうしても不公平感が残ってしまいます。
別の方法で代替の快適さを提供する工夫が必要
「女性にやさしいホテル」というコンセプトを貫くのであれば、例えば、別途マッサージチェアを設置して、男性も無料で使えるようにするとか、ドリンクサービスをつけるなど、何かしらの“代替の快適さ”を提供してバランスを取る工夫が必要だと思います。
そうしないと、Googleレビューで男性客から星1つや2つを付けられてしまうと思います。
「女性に安心して宿泊してもらいたい」という建前のもとに、男性側のニーズを切り捨ててしまっては本末転倒ではないでしょうか。
利用者全体の体験の総量をどう最適するか?
ホテル経営において大切なのは、利用者全体の“体験の総量”をどう最適化するか?ということだと思います。
女性専用にすることでどれだけの満足度が得られるのか?
一方で男性の不満がどれだけ増えるのか?
片方のメリットを強調した結果、もう片方に強いデメリットを与えてしまうような事態にならないように、バランスを考えた方がいいのではないかと思った次第です。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
先日、京都出張で泊まったホテルで非常に気になることがあったので、今日はそのことについてシェアしたいと思います。
今回の出張は3泊すべて同じホテルに泊まりました。
「ビジネス以上、ホテル未満」みたいな感じの建物で、立地も良く館内もきれいで、お部屋も申し分ありませんでした。
ただ、一つだけ気になったのが大浴場です。
そこは大浴場が一つだけあったのですが、「女性専用」と記載されていたんですね。
大浴場が一つしかない場合、時間帯で男女を切り替える「入替制」になっていることが多いと思います。
しかし、そこは最初から最後まで完全に「女性専用」となっていました。
案内を見てみると、サウナが併設されていて水風呂もあって、スペース的にも決して狭いわけではありません。
まあ、今回はビジネスが目的なので入れなくてもしょうがありませんが、僕はサウナが好きなので、ちょっと残念に感じました。
その理由に驚きました
「そもそもなんで女性専用なんだろう?」というのがどうしても気になって、チェックアウト時にフロントで聞いてみました。きっと何かマーケティング的な戦略があるに違いないと思って、探るつもりで聞いたのですが、返ってきた答えにちょっとびっくりしました。
「切り替え作業が手間だからです」という答えが返ってきたからです(笑)。
「え、それが理由なの?」って、思わず聞き返してしまいましたよ。
さらに突っ込んで尋ねてみると、「当ホテルは“女性にやさしい”をコンセプトにしているので、あえて女性専用にしているんです」とのことでした。
なるほど、とは思いましたが、なんとなく拍子抜けしてしまいました。
やっぱりモヤモヤ感が残るわけですよ。
「女性専用にするのが、戦略として本当に正しいのか?」という思いがどうしても消えず、帰りの新幹線の中でもずっと考えてしまいました。
ホテル側は、「男女の切り替え作業に手間がかかる」「人員を避けない」という理由に付け加えるような感じで、「女性にやさしいホテルというコンセプト」と言っていましたが、なんとなく“あとづけ感”があります。
工夫次第で入れ替えは可能では?
もちろん、「女性専用」にすることや「女性にやさしい」をコンセプトにすること自体はいいと思います。でも、実際に泊まってみた印象としては、男性客やカップルの方が多いように感じました。
しかも、最近はテレビのモニターで大浴場の混雑状況が確認できますが、それもずっと「空いています」の表示しか出ていませんでした。
つまり、女性専用にしたからといって、特別利用率が高いというわけでもなさそうでした。
さらに、利用時間を見てみると、6時~10時と13時~23時までの2部制になっていました。
ということは、おそらく10時以降とか23時以降に清掃が入るはずなんですよね。
だったらそのタイミングで、よくある男女の入れ替えを行なえばいいのに・・・と思います。
もし、夜はスタッフが足りないから昼間だけ掃除しているとしても、1日おきに男女の使用時間を入れ替えるとか、やりようはあると思うんですよね。
Googleレビューでも男性からの不満が見られました
「僕だけがそう感じているのかな?」と思って、気になってGoogleのレビューを調べてみると、やはり同じような疑問を持っている人が多く見受けられました。たとえば、こんな声がありました。
「男性が使える大浴場がなくて残念でした。」
「女性専用の大浴場だけというのはちょっと不公平。」
「男性も利用できる時間があればいいのに。」
「サウナを楽しみにしていたけど入れなかった。」
予想通り、男性側の不満が多かったのです。
繰り返しになりますが、「女性にやさしいホテルにしたい」という思いは理解できますし、それ自体は良いことだと思います。
しかし、それを“お風呂を女性専用にする”という戦略で実現するのが本当に正しいのか?という話です。
宿泊料金は男女で同一ですしね。男性側にはどうしても不公平感が残ってしまいます。
別の方法で代替の快適さを提供する工夫が必要
「女性にやさしいホテル」というコンセプトを貫くのであれば、例えば、別途マッサージチェアを設置して、男性も無料で使えるようにするとか、ドリンクサービスをつけるなど、何かしらの“代替の快適さ”を提供してバランスを取る工夫が必要だと思います。そうしないと、Googleレビューで男性客から星1つや2つを付けられてしまうと思います。
「女性に安心して宿泊してもらいたい」という建前のもとに、男性側のニーズを切り捨ててしまっては本末転倒ではないでしょうか。
利用者全体の体験の総量をどう最適するか?
ホテル経営において大切なのは、利用者全体の“体験の総量”をどう最適化するか?ということだと思います。女性専用にすることでどれだけの満足度が得られるのか?
一方で男性の不満がどれだけ増えるのか?
片方のメリットを強調した結果、もう片方に強いデメリットを与えてしまうような事態にならないように、バランスを考えた方がいいのではないかと思った次第です。
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