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ヒヨコ投資の利回り150%のウソ。表面利回りは信じるな

公開日: 2025年08月25日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

最近、ボビー・オロゴンさんのインタビュー記事を目にしました。

ボビー・オロゴンさんといえば、バラエティー番組でも引っ張りだこだったナイジェリア出身のタレントさんですが、彼は投資家としても有名です。

そのインタビューの中でボビーさんは、「投資で利回り10%なんて小さいよ。投資するならヒヨコを買って卵を売った方が断然効率が良く投資ができる」とおっしゃっていました。

「ヒヨコ1羽が340円で買える。このヒヨコがニワトリになって卵を産めば、最初の卵は1個500円で売れる。そうすると150%の利益になるから、ヒヨコを買った方がいい」そんな話をされていました。

もちろん、これはユーモアを交えた比喩で、「そういう意識を持つことが大事」というお話だと思いますが、この「利回り150%」という数字のインパクトだけを鵜呑みにしてしまうと、投資判断を誤ってしまうのでは?と僕は思いました。

そこで今回のブログでは、

・ヒヨコ投資利回り150%の中身
・ヒヨコ投資を実際にシミュレーションしてみた結果
・不動産投資において最も大切なこと

についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください。

 

ニワトリ飼育には様々なコストがかかる

確かに、340円でヒヨコを買ってきて卵を産ませて卵1個が500円になるのであれば、利回り150%です。

ところが、ここには重要な前提条件がすっぽり抜け落ちています。

例えば、ヒヨコが卵を産むようになるまで半年くらいかかるそうですが、その間には餌代水、光熱費がかかってきます。

さらに、ニワトリを育てるための飼育スペース各種備品のコストもかかってきます。

それに、万が一鳥インフルエンザなどの感染症が発生してしまうと、せっかく育てたニワトリが全滅してしまう可能性もあります。

 

人の話を鵜呑みするのではなく、まずは自分でも確認を

また、初産卵の販売価格を調べてみましたが、1個あたりだいたい40~50円のようです。

初産卵といえども、1個500円では到底売れないと思います。

また、通常の卵のスーパーでの仕入れ価格は10円~20円くらいのようです。

つまり、「ヒヨコの初期費用が340円だったとしても、卵1個500円で売れるから表面利回り150%だ」という前提自体が、実態とは大きく乖離していることが分かります。

ここから学べるのは、人の話を鵜呑みにするのではなく、自分でもしっかりと実態を調べる必要があるということでしょう。

 

隠れたコストをきちんと計算しよう

さらに、ChatGPTで細かな収支をシミュレーションしてみると、ニワトリ1羽あたりの年間のキャッシュフローは数百円程度とのことで、実際の利回りはほぼトントンでした。

これは、不動産投資における表面利回りの考え方と同じです。

販売資料に「利回り10%」と書かれていても、賃貸経営には様々なコストがかかりますので、実際に得られるキャッシュフローはもっと少なくなります

コストというのは、例えば管理会社に払う管理費や修繕費、固定資産税などです。

また、不動産投資には空室リスクや家賃滞納リスク、金利上昇リスクがありますし、建物が古くなれば家賃だって下がっていくかもしれません。

だから、収支シミュレーションをするときは、上記のような条件を考慮してストレスをかける必要があります。

空室率を高めに設定したり、金利が上がっていく前提にしたりして収支計画を作らないと、後で「こんなはずじゃなかったのに」となってしまうでしょう。

広告に出ている数字だけを見て投資するのは、今回のお話のヒヨコ投資と同じで危険ということですね。

 

不動産投資で最も大切なこと

ボビーさんのヒヨコ投資のお話から学べることは、投資において見せかけの数字を信じ込むのは危険ということです。

よく、「自分は家賃収入●億円です」と自慢げに言う人がいますが、それは売上であって実際の利益ではありません。

売上を自慢しても全く意味がありませんので、売上ではなく利益に注目するようにしましょう。

そして、収支のシナリオは常に「最悪の場合」で考え、それでも返済をしていけるのか?をシミュレーションするようにしましょう。

また、数字の裏に隠されたコストやリスクを洗い出すことも大切です。

例えば、家賃を滞納された時にどうするかなど、そういうことも織り込んでおく必要があります。

 

まとめ

以上、今回は「ヒヨコ投資の利回り150%のウソ」というテーマでお話ししました。

ヒヨコ投資は例え話として非常にユーモラスですが、実際の投資の世界では、数字を良いように見せて人を引き込む悪徳な手口がたくさんあります

だからこそ、うまい話には一度立ち止まって、細かくシミュレーションし、表面的な数字に踊らされないようにしましょう。


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