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管理組合の乗っ取りは身内から起こっている!住民参加と第三者のチェックが必要です

公開日: 2025年08月31日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

最近、分譲マンションの管理組合の運営をめぐるトラブルがニュースで取り上げられています。

例えば、マンションの所有権すら持たない第三者が組合の会合に参加して、自分の息がかかった業者に修繕工事が発注されるように仕向けるような事件が起こっています。

ただ、僕が本当に恐ろしいと思うのは、実際に所有権を持っている住人が理事会を乗っ取ってやりたい放題するケースです。

そこで今回のブログでは、

・管理組合の乗っ取りの手口
・管理組合を乗っ取られないために大切なこと
・自分の資産を守るためにすべきこと

についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください。

 

管理組合乗っ取りの手口

冒頭でお話しした事例は第三者が関与していたものですが、現実的には所有権を持っている住人が管理会社を乗っ取るケースの方がはるかに多いと思います。

代表的な乗っ取りの手口としては、

1.管理組合の理事長に立候補する
2.管理組合の理事長になる
3.大規模修繕の際に自分の知り合いの業者に高額な見積もりを出させる
4.周囲を丸め込んでその業者に発注する
5.業者から工事代金の一部をキックバックとして受け取る

といったものがあります。

ひどいケースでは、工事自体がまともに行なわれないこともあります。

これはせっかく積み立ててきた修繕積立金が食い物にされる典型的な事例です。

他にも理事長が修繕積立金を私的に使ってしまったり、こういった行為が積もり積もって、莫大な使い込みに繋がっていきます。

 

住民が当事者意識を持つことが重要です

こうした不正が横行する背景にあるのは、何と言っても住民の無関心だと思います。

組合の資金を私物化するような行為が行なわれていても、多くの住民は無関心なので監査機能がまったく働きません。

また、理事会に権限が集中しすぎていることも問題ですから、外部のチェック機能をしっかり入れていかないと、悪い人たちにとってはやりたい放題になってしまいます。

管理組合の乗っ取りを防ぐために今すぐにできることは、住民全員が無関心をやめて、当事者意識を持つことです。

さらに監視体制をしっかりするために、会計監査を入れて複数人でチェックする体制を作っていく必要があると思います。

住民の中に会計に強い人はそう多くないと思いますので、信頼できる専門家のサポートを受けて、管理組合の運営をガラス張りにしていくことが重要です。

マンションは住人全員の資産ですから、自分の資産を守るという意識で、しっかりと運営に関わっていくことが重要です。


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