ブログ
移民政策は大家の味方です。外国人を積極的に受け入れるべき理由
公開日: 2025年09月17日
▼今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
近年、日本では外国人に関する問題が多発しています。
不法移民やオーバーステイ、さらには外国人が事故を起こしたが無罪放免になった・・・など、ニュースやSNSで話題になっています。
こうした影響からか、外国人の受け入れ政策(実質的な移民政策)に異を唱えている政党もありますよね。
しかし僕個人の意見としては、きちんとルールを整備して、罰すべきものはきちんと罰することができるようにした上で、受け入れていく必要があると思っています。
そこで今回のブログでは、
・移民政策をするべき理由
・海外の移民事情
・外国人入居者を増やす方法
についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください。
日本は移民を受け入れざるを得ない
なぜ僕が外国人の受け入れについて前向きな話をするかというと、ご存じの通り、これから日本の労働力が減っていくからです。
僕たちに関わりの深い建設業でも労働力が不足していきますから、人員を補っていかないと、建築コストは高騰していくばかりです。
建築コストが高騰すれば販売価格も上昇しますから、住宅を買いたいという人たちが高すぎて家を買えなくなってしまいます。
実際、すでに不動産価格が高騰し過ぎて、マイホームに手が届かない世帯も多くなっていますよね。
2056年頃には日本の人口が1億人を割ってしまうと推計される中で、労働力の確保という意味で言えば、外国人を受け入れるという流れには抗えないと思います。
日本に暮らす外国人は今後も増えていく
2024年末時点で日本に暮らす在留外国人は約376万人で、つい20年前は200万人程度でしたから、この20年間で176万人も増加しているということです。
そのうち230万人は労働者で(2024年10月末時点)、残りはおそらく留学生などだと思います。
政府は、2024年度からの5年間で1号特殊技能外国人を82万人受け入れる方針を打ち出していますから、2029年頃には在留外国人の人口はさらに増えていると思います。
この特定技能1号というのは、建築や介護、農業など様々な分野で働く在留資格で、最長5年間の日本滞在が可能になります。
今は建築現場にも外国人がすごく多いですよね。
実は、建築現場の労働者の37%以上が55歳以上の高齢者というデータがあります。
現場でバリバリ働けるのはさすがにあと5年10年程度で、65歳を超えれば毎朝現場に出勤して汗水垂らして働くというのは、体力的にもかなりきつくなってくるでしょう。
SNSで座って稼ぐことができる今の時代に、若者が建築現場で働きたいなんて思わないでしょうから、現場の人手不足を外国人で埋めるというのは時代の流れでもあるわけです。
マレーシアの現在の状況
僕が住んでいるマレーシアの人口は、日本とは違ってどんどん増加しています。
では、マレーシアの建築現場ではマレーシア人ばかりが働いているのかというと、そうでもありません。
実は、バングラデシュなどの海外からの労働力に依存している部分も結構大きいです。
マレーシア人もどんどん豊かになっているので、現場では働きたくないという人はいて、海外からの労働者を受け入れていかないと、人件費や建築費の高騰を抑えられない・・・という現実的な問題があるんですね。
外国人を受け入れるなら対応策もセットで考えよう
日本ではすでに難民問題や宗教問題(例えばイスラム教のモスク問題、土葬問題)など、様々な軋轢が生じていますから、外国人を受け入れるのであれば、こうした問題をセットにしてしっかりと考えていかないといけません。
不法滞在をしたり、難民でもないのに難民申請をしたりするような人は、自国へ強制送還をするなり毅然とした態度を取るべきだと思います。
まあそれは政治に任せるとして、僕がここで言いたいのは、この時代の流れには誰も抗えないと思うので、大家として「増え続ける外国人をどう取り込んでいくか?」という点に注目しましょうということです。
それでも外国人NGにし続けますか?
外国人が日本に来るとなれば、当然住むところが必要になってきます。
日本へ労働に来ているのであれば、家はなかなか買えないでしょうから、賃貸(僕たちのアパート)に住むことになります。
ここで問いたいのが、「今後、外国人が増えていくという未来が見えている中で、あなたは外国人を拒否し続けますか?」という話です。
確かに、外国人はゴミ出しのルールを守らないとか、家賃を滞納するとか、夜逃げをするとか心配事があるかもしれませんが、これらは日本人の入居者でも一定数起こることです。
最近は、外国人専門の滞納保証会社があって、多言語でサポートしてくれるサービスもあります。
僕もこういったサービスを利用していて、外国人のトラブル対応は十分可能となっています。
また、外国人にとって日本の賃貸住宅はクオリティーがとても高いので、3点式ユニットバスでも全然問題ありません。
僕はAirbnbで海外の住宅に何度も泊まったことがありますが、宿泊用のお部屋ですらカビ臭い、排水が詰まっている、水圧が弱いなんていうのは当たり前です。
もちろんちゃんとしているAirbnbもありますが、海外の賃貸物件に比べたら、日本の賃貸は築古であっても十分綺麗ですし、水もお湯もちゃんと出ます。
別に混合水栓でなくても全然問題ないわけです。
実際、僕の物件も築40年を超えていますが、入居者の半分以上が東南アジア系の外国人になっています。
そういう人たちのために、家具・家電付きで住みやすい環境を整えたところ、相場より高い家賃でも、賃貸募集が出たらすぐに埋まってしまうような状況です。
まとめ
以上、今回は「移民政策は大家の味方です」というテーマでお話ししました。
今後、日本政府は外国人の受け入れをますます増やす一方です。
移民政策に賛成か反対かは政治に任せるとして、大家にとっては物件を満室にするチャンスですから、外国人入居に対するノウハウをしっかり学んで、積極的に受け入れていった方がいいのではないかなと思います。
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら

▼LINE登録すると最新情報をいち早くゲットできます
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
近年、日本では外国人に関する問題が多発しています。
不法移民やオーバーステイ、さらには外国人が事故を起こしたが無罪放免になった・・・など、ニュースやSNSで話題になっています。
こうした影響からか、外国人の受け入れ政策(実質的な移民政策)に異を唱えている政党もありますよね。
しかし僕個人の意見としては、きちんとルールを整備して、罰すべきものはきちんと罰することができるようにした上で、受け入れていく必要があると思っています。
そこで今回のブログでは、
・移民政策をするべき理由
・海外の移民事情
・外国人入居者を増やす方法
についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください。
日本は移民を受け入れざるを得ない
なぜ僕が外国人の受け入れについて前向きな話をするかというと、ご存じの通り、これから日本の労働力が減っていくからです。僕たちに関わりの深い建設業でも労働力が不足していきますから、人員を補っていかないと、建築コストは高騰していくばかりです。
建築コストが高騰すれば販売価格も上昇しますから、住宅を買いたいという人たちが高すぎて家を買えなくなってしまいます。
実際、すでに不動産価格が高騰し過ぎて、マイホームに手が届かない世帯も多くなっていますよね。
2056年頃には日本の人口が1億人を割ってしまうと推計される中で、労働力の確保という意味で言えば、外国人を受け入れるという流れには抗えないと思います。
日本に暮らす外国人は今後も増えていく
2024年末時点で日本に暮らす在留外国人は約376万人で、つい20年前は200万人程度でしたから、この20年間で176万人も増加しているということです。そのうち230万人は労働者で(2024年10月末時点)、残りはおそらく留学生などだと思います。
政府は、2024年度からの5年間で1号特殊技能外国人を82万人受け入れる方針を打ち出していますから、2029年頃には在留外国人の人口はさらに増えていると思います。
この特定技能1号というのは、建築や介護、農業など様々な分野で働く在留資格で、最長5年間の日本滞在が可能になります。
今は建築現場にも外国人がすごく多いですよね。
実は、建築現場の労働者の37%以上が55歳以上の高齢者というデータがあります。
現場でバリバリ働けるのはさすがにあと5年10年程度で、65歳を超えれば毎朝現場に出勤して汗水垂らして働くというのは、体力的にもかなりきつくなってくるでしょう。
SNSで座って稼ぐことができる今の時代に、若者が建築現場で働きたいなんて思わないでしょうから、現場の人手不足を外国人で埋めるというのは時代の流れでもあるわけです。
マレーシアの現在の状況
僕が住んでいるマレーシアの人口は、日本とは違ってどんどん増加しています。では、マレーシアの建築現場ではマレーシア人ばかりが働いているのかというと、そうでもありません。
実は、バングラデシュなどの海外からの労働力に依存している部分も結構大きいです。
マレーシア人もどんどん豊かになっているので、現場では働きたくないという人はいて、海外からの労働者を受け入れていかないと、人件費や建築費の高騰を抑えられない・・・という現実的な問題があるんですね。
外国人を受け入れるなら対応策もセットで考えよう
日本ではすでに難民問題や宗教問題(例えばイスラム教のモスク問題、土葬問題)など、様々な軋轢が生じていますから、外国人を受け入れるのであれば、こうした問題をセットにしてしっかりと考えていかないといけません。不法滞在をしたり、難民でもないのに難民申請をしたりするような人は、自国へ強制送還をするなり毅然とした態度を取るべきだと思います。
まあそれは政治に任せるとして、僕がここで言いたいのは、この時代の流れには誰も抗えないと思うので、大家として「増え続ける外国人をどう取り込んでいくか?」という点に注目しましょうということです。
それでも外国人NGにし続けますか?
外国人が日本に来るとなれば、当然住むところが必要になってきます。日本へ労働に来ているのであれば、家はなかなか買えないでしょうから、賃貸(僕たちのアパート)に住むことになります。
ここで問いたいのが、「今後、外国人が増えていくという未来が見えている中で、あなたは外国人を拒否し続けますか?」という話です。
確かに、外国人はゴミ出しのルールを守らないとか、家賃を滞納するとか、夜逃げをするとか心配事があるかもしれませんが、これらは日本人の入居者でも一定数起こることです。
最近は、外国人専門の滞納保証会社があって、多言語でサポートしてくれるサービスもあります。
僕もこういったサービスを利用していて、外国人のトラブル対応は十分可能となっています。
また、外国人にとって日本の賃貸住宅はクオリティーがとても高いので、3点式ユニットバスでも全然問題ありません。
僕はAirbnbで海外の住宅に何度も泊まったことがありますが、宿泊用のお部屋ですらカビ臭い、排水が詰まっている、水圧が弱いなんていうのは当たり前です。
もちろんちゃんとしているAirbnbもありますが、海外の賃貸物件に比べたら、日本の賃貸は築古であっても十分綺麗ですし、水もお湯もちゃんと出ます。
別に混合水栓でなくても全然問題ないわけです。
実際、僕の物件も築40年を超えていますが、入居者の半分以上が東南アジア系の外国人になっています。
そういう人たちのために、家具・家電付きで住みやすい環境を整えたところ、相場より高い家賃でも、賃貸募集が出たらすぐに埋まってしまうような状況です。
まとめ
以上、今回は「移民政策は大家の味方です」というテーマでお話ししました。今後、日本政府は外国人の受け入れをますます増やす一方です。
移民政策に賛成か反対かは政治に任せるとして、大家にとっては物件を満室にするチャンスですから、外国人入居に対するノウハウをしっかり学んで、積極的に受け入れていった方がいいのではないかなと思います。
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら

▼LINE登録すると最新情報をいち早くゲットできます
