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金価格2万円突破!プラチナ、銀、銅、ビットコインと何が違うのか?
公開日: 2025年10月04日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、金・プラチナ・銀・銅・ビットコインの違いについてお話ししたいと思います。
先日、国内のゴールドの店頭小売価格が1gあたり2万円を突破しました。
「金の価格はまだまだ上がる」という専門家も多いですし、僕も上がるだろうと思っています。
とはいえ、ここまで高くなってしまうと「なかなか手を出しにくい・・・」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただ、別に金地金を買わなくても、投資信託を利用すれば100円から投資することができますし、正直言って「みんな早く買っちゃえばいいのに」と思ってしまいます。
しかし、それでも「プラチナや銀はどうなんでしょう?」「ビットコインのような仮想通貨はどうなんでしょう?」といった質問をいただくことがあります。
そこで今回は金と他の貴金属を比較して、何が違うのかをお話ししたいと思います。
なぜ今、金の価格が上がっているのか
先日公開した動画でもお話ししましたが、なぜ今、金の価格が上がっているのか?簡単におさらいしておきましょう。
まず、金高騰の大きな要因のひとつは、地政学リスクの高まりです。ウクライナや中東で紛争が長期化していますよね。
こうした情勢不安や戦争が起こると、投資家は安全資産に投資をするので、現物資産である金が買われる傾向にあります。
次に、世界的なインフレがなかなか終わらないという点です。
コロナ禍で各国が大量のお金を刷った結果、紙幣の価値が下がり、実物資産への信頼が高まったことで金が買われています。
さらに、ドル離れも要因の一つです。
トランプ氏が世界各国で関税戦争を仕掛けていますので、「今後どうなるのかわからない・・・」という不透明感から、ドルを売って現物資産である金を買う動きが強まっています。
加えて、各国の中央銀行も金の保有量を積極的に増やしています。
こうした背景があるため、あるシンクタンクは「2030年までに金の価格は最低でも2倍~3倍になる」と予測しているほどです。
金と他の鉱物を比較してみよう
とはいえ、ここまで価格が上がってしまうと、「高くて買えないなぁ」と感じてしまう人も少なくないと思います。
なので、プラチナや銀といった「金よりも安価な鉱物はどうなんだろう?」と考える人がいらっしゃるのも分かります。
そこで、プラチナや銀、銅、さらにはビットコインにはどのような特徴があるのかについて見ていきましょう。
【金】希少性が高く、資産保全用途が主で安定した資産となる
金は希少性が高く、その埋蔵量は「オリンピックプール4杯分」と言われています。
総量で約25万トン、そのうち約20万トンはすでに採掘済みで、残りは約5万トン。あと15年程度で枯渇すると言われています。
金の用途は主に装飾品や資産の保全です。
携帯電話などの電子機器にも使われていますが、その量は全体のわずか1割程度にとどまります。
【プラチナ】希少性が高いが、工業用途での需要が高い
プラチナの埋蔵量は金よりもはるかに少なく、その量は金の10分の1以下しかありません。
そう聞くと、「プラチナの方が金よりも高いのでは?」と思われるかもしれませんが、実際のところ価格はそこまで高くありません。
例えば、金が現在1gあたり2万円だとすると、プラチナは8,000円前後といった水準です。
プラチナは希少性が非常に高いものの、その用途の特徴が金とは違います。
プラチナは装飾品にも使われますが、全体の約4割は工業製品に使われており、そのうち40%ほどが自動車用の触媒に使われているそうです。
僕も調べてみて初めて知ったのですが、音を消音するマフラーの中に使われているそうです。
僕がやっているカーレースでは、音を小さくする必要がなく、マフラーが付いていると抵抗になってしまうので、外してそこらへんにほったらかしになっているのですが、ガレージの隅に転がっている触媒の中には実は価値が眠っているわけなんですね。
このように、プラチナは金よりも希少性は高いのですが、工業製品としての需要が大きいので、自動車産業の動向に価格が大きく左右されるという特徴があります。
【銀】供給量が多く太陽光パネル等での需要が高い
銀は供給量が多く、その埋蔵量は金の5倍以上あります。
一方で価格は金の100分の1程度なので、手も出しやすいということがあります。
また、銀は装飾品に使われることもあるものの、主な用途は太陽光パネルや電子部品です
【銅】工業分野への依存が高く、価格が不安定
銅は埋蔵量も多く、価格はおよそ1kgあたり1,500円前後、グラムに換算すると1.5円程度とかなり安価です。
ご存知のとおり、銅は電子部品に多く使われており、工業分野への依存度が高いことから景気の影響を受けやすく、その結果、価格変動が激しいという特徴があります。
そのため、現物投資には不向きと言われることが多いです。
【ビットコイン】ボラティリティが高く、資産保全には不向き
ビットコインはどうかというと、これは仮想通貨なので産業需要は当然ゼロです。
ただし、発行量が限られているという点では希少性があり価値が高いとも言えます。
しかし、その位置付けはあくまで“投機対象”であって、安定した資産として保有するには向いていません。
実際、ビットコインを持っていてもその動きは読みにくく、ボラティリティが非常に高いことから資産保全には不向きだと言えます。
それぞれを比べると、金は絶対的な信頼がある
金・プラチナ・銀・銅・ビットコインを比べた時、“資産の保全能力”という観点ではビットコインは外れることになります。
また、銅は値動きが激しく、希少性もないため外れることになります。
一方、プラチナと銀はこの5年間で価格が約2倍に動いているため(金はこの5年間で価格が約3倍になっています)、現物資産として一定の価値はあると言えます。
ただし、どちらも工業用途の比率が大きいため、景気や産業需要の変動に左右されやすいという弱点があります。
その点、金は資産保全用途が約9割を占めており、普遍的な信頼を持つ唯一の存在と言えるでしょう。
もちろん、プラチナと銀にも希少性はあり、今後価値が上がっていく可能性は十分ありますが、絶対的な信頼という意味では金には及ばないと思います。
だからこそ、僕はやはり金を買うことをおすすめします。
僕も最近金を買い足しました
実際、僕も最近金を少し買い足しました。
価格が下がるのを待っていると、そのうちにまた上がってしまい、「買い時を逃した」ということになりかねません。
ですので、今すぐ少しずつでも買っておく方がいいと僕は思っています。
金のETFなどを活用して毎月一定額を買っていけば、リスクも平準化できるでしょう。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、金・プラチナ・銀・銅・ビットコインの違いについてお話ししたいと思います。
先日、国内のゴールドの店頭小売価格が1gあたり2万円を突破しました。
「金の価格はまだまだ上がる」という専門家も多いですし、僕も上がるだろうと思っています。
とはいえ、ここまで高くなってしまうと「なかなか手を出しにくい・・・」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただ、別に金地金を買わなくても、投資信託を利用すれば100円から投資することができますし、正直言って「みんな早く買っちゃえばいいのに」と思ってしまいます。
しかし、それでも「プラチナや銀はどうなんでしょう?」「ビットコインのような仮想通貨はどうなんでしょう?」といった質問をいただくことがあります。
そこで今回は金と他の貴金属を比較して、何が違うのかをお話ししたいと思います。
なぜ今、金の価格が上がっているのか
先日公開した動画でもお話ししましたが、なぜ今、金の価格が上がっているのか?簡単におさらいしておきましょう。まず、金高騰の大きな要因のひとつは、地政学リスクの高まりです。ウクライナや中東で紛争が長期化していますよね。
こうした情勢不安や戦争が起こると、投資家は安全資産に投資をするので、現物資産である金が買われる傾向にあります。
次に、世界的なインフレがなかなか終わらないという点です。
コロナ禍で各国が大量のお金を刷った結果、紙幣の価値が下がり、実物資産への信頼が高まったことで金が買われています。
さらに、ドル離れも要因の一つです。
トランプ氏が世界各国で関税戦争を仕掛けていますので、「今後どうなるのかわからない・・・」という不透明感から、ドルを売って現物資産である金を買う動きが強まっています。
加えて、各国の中央銀行も金の保有量を積極的に増やしています。
こうした背景があるため、あるシンクタンクは「2030年までに金の価格は最低でも2倍~3倍になる」と予測しているほどです。
金と他の鉱物を比較してみよう
とはいえ、ここまで価格が上がってしまうと、「高くて買えないなぁ」と感じてしまう人も少なくないと思います。なので、プラチナや銀といった「金よりも安価な鉱物はどうなんだろう?」と考える人がいらっしゃるのも分かります。
そこで、プラチナや銀、銅、さらにはビットコインにはどのような特徴があるのかについて見ていきましょう。
【金】希少性が高く、資産保全用途が主で安定した資産となる
金は希少性が高く、その埋蔵量は「オリンピックプール4杯分」と言われています。
総量で約25万トン、そのうち約20万トンはすでに採掘済みで、残りは約5万トン。あと15年程度で枯渇すると言われています。
金の用途は主に装飾品や資産の保全です。
携帯電話などの電子機器にも使われていますが、その量は全体のわずか1割程度にとどまります。
【プラチナ】希少性が高いが、工業用途での需要が高い
プラチナの埋蔵量は金よりもはるかに少なく、その量は金の10分の1以下しかありません。
そう聞くと、「プラチナの方が金よりも高いのでは?」と思われるかもしれませんが、実際のところ価格はそこまで高くありません。
例えば、金が現在1gあたり2万円だとすると、プラチナは8,000円前後といった水準です。
プラチナは希少性が非常に高いものの、その用途の特徴が金とは違います。
プラチナは装飾品にも使われますが、全体の約4割は工業製品に使われており、そのうち40%ほどが自動車用の触媒に使われているそうです。
僕も調べてみて初めて知ったのですが、音を消音するマフラーの中に使われているそうです。
僕がやっているカーレースでは、音を小さくする必要がなく、マフラーが付いていると抵抗になってしまうので、外してそこらへんにほったらかしになっているのですが、ガレージの隅に転がっている触媒の中には実は価値が眠っているわけなんですね。
このように、プラチナは金よりも希少性は高いのですが、工業製品としての需要が大きいので、自動車産業の動向に価格が大きく左右されるという特徴があります。
【銀】供給量が多く太陽光パネル等での需要が高い
銀は供給量が多く、その埋蔵量は金の5倍以上あります。
一方で価格は金の100分の1程度なので、手も出しやすいということがあります。
また、銀は装飾品に使われることもあるものの、主な用途は太陽光パネルや電子部品です
【銅】工業分野への依存が高く、価格が不安定
銅は埋蔵量も多く、価格はおよそ1kgあたり1,500円前後、グラムに換算すると1.5円程度とかなり安価です。
ご存知のとおり、銅は電子部品に多く使われており、工業分野への依存度が高いことから景気の影響を受けやすく、その結果、価格変動が激しいという特徴があります。
そのため、現物投資には不向きと言われることが多いです。
【ビットコイン】ボラティリティが高く、資産保全には不向き
ビットコインはどうかというと、これは仮想通貨なので産業需要は当然ゼロです。
ただし、発行量が限られているという点では希少性があり価値が高いとも言えます。
しかし、その位置付けはあくまで“投機対象”であって、安定した資産として保有するには向いていません。
実際、ビットコインを持っていてもその動きは読みにくく、ボラティリティが非常に高いことから資産保全には不向きだと言えます。
それぞれを比べると、金は絶対的な信頼がある
金・プラチナ・銀・銅・ビットコインを比べた時、“資産の保全能力”という観点ではビットコインは外れることになります。また、銅は値動きが激しく、希少性もないため外れることになります。
一方、プラチナと銀はこの5年間で価格が約2倍に動いているため(金はこの5年間で価格が約3倍になっています)、現物資産として一定の価値はあると言えます。
ただし、どちらも工業用途の比率が大きいため、景気や産業需要の変動に左右されやすいという弱点があります。
その点、金は資産保全用途が約9割を占めており、普遍的な信頼を持つ唯一の存在と言えるでしょう。
もちろん、プラチナと銀にも希少性はあり、今後価値が上がっていく可能性は十分ありますが、絶対的な信頼という意味では金には及ばないと思います。
だからこそ、僕はやはり金を買うことをおすすめします。
僕も最近金を買い足しました
実際、僕も最近金を少し買い足しました。価格が下がるのを待っていると、そのうちにまた上がってしまい、「買い時を逃した」ということになりかねません。
ですので、今すぐ少しずつでも買っておく方がいいと僕は思っています。
金のETFなどを活用して毎月一定額を買っていけば、リスクも平準化できるでしょう。
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