ブログ
宅建士資格は不動産投資に役立つのか?
公開日: 2025年10月16日
▼今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今年もいよいよ、10月19日(日)に宅建試験が実施されます。
宅建試験は毎年約30万人が受験する、非常に人気がある国家資格です。
受験者は不動産業の関係者にとどまらず、一般の会社員や主婦、将来独立を目指す人など様々です。
ではこの宅建士資格、実際どのくらい役立つのでしょうか?特に不動産投資において本当に必要な資格なのでしょうか?
今回のブログでは、この点について詳しくお話ししようと思います。ぜひ最後までご覧ください。
結論:宅建資格は不動産投資に必須ではない
宅建試験の難易度
宅建が不動産投資に直結しない理由
宅建試験で学べないが、不動産投資に必要な知識の具体例
宅建が役立つポイントとは
不動産投資家が学ぶべき資格
宅建が活躍する場面
ウラケンの会社での評価基準
まとめ
結論:宅建資格は不動産投資に必須ではない
結論から言うと、宅建資格は不動産投資に必須ではありません。
宅建資格がなくとも、不動産投資で成功することは可能です。
前提として、宅建試験は決して簡単な試験ではなく、しっかり勉強しないと受かりません。
毎年30万人が受験する中で、合格率はわずか約15~18%です。つまり、受験者のうち上位15~18%に入らないと合格できないのです。
合格には最低でも200時間、一説では300時間の勉強が必要と言われています。
わざわざ200~300時間もかけて学ぶべき資格なのか?という点は、議論の余地があるでしょう。
宅建試験の難易度
僕自身、合格するまで3度も試験にチャレンジしました。
初回はほとんど勉強せずに受験し、2~3点差で落ちました。
2回目は1ヶ月前から過去問をやり始めましたが、1点差で落ちました。
最終的に200時間以上ガッツリ勉強することで、3度目の正直で合格しました。
このように、中途半端な勉強では合格できない難しい試験なのです。
宅建が不動産投資に直結しない理由
しかし、どれほどガッツリ宅建の勉強をしたとしても、不動産投資に必須の知識は学ぶことができません。
具体的には、以下のような知識を学ぶことができません。
宅建試験で学べないが、不動産投資に必要な知識の具体例
•事業収支計画の立て方
•家賃設定の方法
•客付けの方法
•物件の管理ノウハウ
•家賃滞納の督促方法
•修繕やリフォームのノウハウ
•不動産特有の税務知識
一方で、宅建は不動産の取引に必要な“法律知識”を問う試験であり、不動産投資で“稼ぐ”ための実務とは全く別物なのです。
宅建が役立つポイントとは
では、宅建を学ぶことが不動産投資で役立つ場面はあるのでしょうか。
宅建を学ぶと、不動産の法律に詳しくなります。
なので、土地の用途地域、建ぺい率、容積率、借地借家法、接道義務、重要事項説明などの専門知識が身につきます。
また、物件探しや物件調査の際に、都市計画法や建築基準法といった法律知識が役立ちます。
こうした知識があれば、仲介業者任せにするのではなく、自分自身でチェック機能を働かせることができるようになるため、騙されにくくなるでしょう。
また、銀行に物件を持ち込む際に「宅建を持っています」と言うことで、一定の信用が得られるという副次的なメリットもあります。
ただし、これらは別に宅建の勉強をしなくても、不動産実務検定などで学ぶことができます。
そう考えると、わざわざ200~300時間もかけて宅建資格を取得する必要があるのか?という疑問が残るわけです。
不動産投資家が学ぶべき資格
では、不動産投資家が学ぶべき資格とはなんでしょうか?
不動産投資で資産運用をしていきたいのであれば、以下の資格の方が有効かと思います。
•不動産実務検定 :不動産の実務に直結した知識が身につきます
•ファイナンシャルプランナー :不動産のみならず、金融全般に関する幅広い知識を習得できます
宅建が活躍する場面
ただし、不動産投資をしていて宅建が生きてくる場面というのは存在します。
それは、物件の売却と買い替えを頻繁にするようになったときです。
不動産投資で物件を増やしていった先に、頻繁に物件を売却したり、新たな物件に買い替えたりすることが出てきます。
こうなると、宅建業の免許が必要になります。
宅建業は、
・転売目的で不動産を反復継続して売買する場合
・第三者の不動産を仲介して手数料を受け取る場合
・他人の物件を借り上げて転貸する場合
に必要な免許です。
そしてこの宅建業の免許を取るために、宅建士の資格が必要になるのです。
ただし、不動産会社の社長自身が宅建士の資格を持たなければならないかというと、そうではありません。
宅建士を持っている従業員を雇えば事足りるんですよね。
なので、もしあなたが将来的に他の人の力を借りずに自分で宅建業の免許を取得したいのであれば、宅建士資格を持っていた方が良いということです。
ウラケンの会社での評価基準
ちなみに、僕自身は不動産会社を経営しており、宅建業の免許も持っています。
ただ、社内では宅建士の免許よりも不動産実務検定1級やマスターを持っている人の方が高く評価されています。
なぜなら、彼らは即戦力だからです。
管理業務やお客さんへの投資アドバイス、セミナーの実施など、実務の知識が備わっているため、説得力があります。
一方、宅建士の免許を持っているだけの人では、こうした実務的な対応は難しいのです。
そのため、当社では不動産実務検定の取得を推奨しています。
まとめ
というわけで、今回は「宅建士資格は不動産投資に役立つのか?」というテーマで解説しました。
試験直前にこのようなお話をするのは身も蓋もないかもしれませんが、宅建は不動産投資のゴールではありません。
とはいえ、決して無駄になる資格ではなく、いずれ役に立つ場面は来ます。
今週末に受験される方はぜひ頑張ってください。応援しています!
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら

▼LINE登録すると最新情報をいち早くゲットできます
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今年もいよいよ、10月19日(日)に宅建試験が実施されます。
宅建試験は毎年約30万人が受験する、非常に人気がある国家資格です。
受験者は不動産業の関係者にとどまらず、一般の会社員や主婦、将来独立を目指す人など様々です。
ではこの宅建士資格、実際どのくらい役立つのでしょうか?特に不動産投資において本当に必要な資格なのでしょうか?
今回のブログでは、この点について詳しくお話ししようと思います。ぜひ最後までご覧ください。
結論:宅建資格は不動産投資に必須ではない
宅建試験の難易度
宅建が不動産投資に直結しない理由
宅建試験で学べないが、不動産投資に必要な知識の具体例
宅建が役立つポイントとは
不動産投資家が学ぶべき資格
宅建が活躍する場面
ウラケンの会社での評価基準
まとめ
結論:宅建資格は不動産投資に必須ではない
結論から言うと、宅建資格は不動産投資に必須ではありません。宅建資格がなくとも、不動産投資で成功することは可能です。
前提として、宅建試験は決して簡単な試験ではなく、しっかり勉強しないと受かりません。
毎年30万人が受験する中で、合格率はわずか約15~18%です。つまり、受験者のうち上位15~18%に入らないと合格できないのです。
合格には最低でも200時間、一説では300時間の勉強が必要と言われています。
わざわざ200~300時間もかけて学ぶべき資格なのか?という点は、議論の余地があるでしょう。
宅建試験の難易度
僕自身、合格するまで3度も試験にチャレンジしました。初回はほとんど勉強せずに受験し、2~3点差で落ちました。
2回目は1ヶ月前から過去問をやり始めましたが、1点差で落ちました。
最終的に200時間以上ガッツリ勉強することで、3度目の正直で合格しました。
このように、中途半端な勉強では合格できない難しい試験なのです。
宅建が不動産投資に直結しない理由
しかし、どれほどガッツリ宅建の勉強をしたとしても、不動産投資に必須の知識は学ぶことができません。具体的には、以下のような知識を学ぶことができません。
宅建試験で学べないが、不動産投資に必要な知識の具体例
•事業収支計画の立て方
•家賃設定の方法
•客付けの方法
•物件の管理ノウハウ
•家賃滞納の督促方法
•修繕やリフォームのノウハウ
•不動産特有の税務知識
一方で、宅建は不動産の取引に必要な“法律知識”を問う試験であり、不動産投資で“稼ぐ”ための実務とは全く別物なのです。
宅建が役立つポイントとは
では、宅建を学ぶことが不動産投資で役立つ場面はあるのでしょうか。宅建を学ぶと、不動産の法律に詳しくなります。
なので、土地の用途地域、建ぺい率、容積率、借地借家法、接道義務、重要事項説明などの専門知識が身につきます。
また、物件探しや物件調査の際に、都市計画法や建築基準法といった法律知識が役立ちます。
こうした知識があれば、仲介業者任せにするのではなく、自分自身でチェック機能を働かせることができるようになるため、騙されにくくなるでしょう。
また、銀行に物件を持ち込む際に「宅建を持っています」と言うことで、一定の信用が得られるという副次的なメリットもあります。
ただし、これらは別に宅建の勉強をしなくても、不動産実務検定などで学ぶことができます。
そう考えると、わざわざ200~300時間もかけて宅建資格を取得する必要があるのか?という疑問が残るわけです。
不動産投資家が学ぶべき資格
では、不動産投資家が学ぶべき資格とはなんでしょうか?不動産投資で資産運用をしていきたいのであれば、以下の資格の方が有効かと思います。
•不動産実務検定 :不動産の実務に直結した知識が身につきます
•ファイナンシャルプランナー :不動産のみならず、金融全般に関する幅広い知識を習得できます
宅建が活躍する場面
ただし、不動産投資をしていて宅建が生きてくる場面というのは存在します。それは、物件の売却と買い替えを頻繁にするようになったときです。
不動産投資で物件を増やしていった先に、頻繁に物件を売却したり、新たな物件に買い替えたりすることが出てきます。
こうなると、宅建業の免許が必要になります。
宅建業は、
・転売目的で不動産を反復継続して売買する場合
・第三者の不動産を仲介して手数料を受け取る場合
・他人の物件を借り上げて転貸する場合
に必要な免許です。
そしてこの宅建業の免許を取るために、宅建士の資格が必要になるのです。
ただし、不動産会社の社長自身が宅建士の資格を持たなければならないかというと、そうではありません。
宅建士を持っている従業員を雇えば事足りるんですよね。
なので、もしあなたが将来的に他の人の力を借りずに自分で宅建業の免許を取得したいのであれば、宅建士資格を持っていた方が良いということです。
ウラケンの会社での評価基準
ちなみに、僕自身は不動産会社を経営しており、宅建業の免許も持っています。ただ、社内では宅建士の免許よりも不動産実務検定1級やマスターを持っている人の方が高く評価されています。
なぜなら、彼らは即戦力だからです。
管理業務やお客さんへの投資アドバイス、セミナーの実施など、実務の知識が備わっているため、説得力があります。
一方、宅建士の免許を持っているだけの人では、こうした実務的な対応は難しいのです。
そのため、当社では不動産実務検定の取得を推奨しています。
まとめ
というわけで、今回は「宅建士資格は不動産投資に役立つのか?」というテーマで解説しました。試験直前にこのようなお話をするのは身も蓋もないかもしれませんが、宅建は不動産投資のゴールではありません。
とはいえ、決して無駄になる資格ではなく、いずれ役に立つ場面は来ます。
今週末に受験される方はぜひ頑張ってください。応援しています!
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら

▼LINE登録すると最新情報をいち早くゲットできます
