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老後は「年金を何歳からもらうか」より「どう働くか」
                    公開日: 2025年10月29日
                    
                    
                                                                                            
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
最近、僕のYouTubeショート動画で、「年金は何歳から貰うのが一番お得?」という動画がバズっています。
毎日たくさんのコメントもいただいており、
「自分はいつまで生きられるかわからないから、できるだけ早くもらいたい」
「70歳ぐらいまで待って、増額してもらった方がいい」
など、様々な意見があります。
これについて僕の考えを先に伝えておくと、僕は「何歳から年金を受給するか?」を考えるのはナンセンスだと思っています。
本当に重要なのは、「何歳まで働くのか?」そして「どういう形で働くのか?」ということだと思っていて、今回のブログではこのような考えに至った経緯を解説したいと思います。
このブログをお読みいただければ、
・年金額が増える繰り下げ受給はするべきか?
・これからの老後の働き方について
・在職老齢年金制度とは?
・年金を減らさずに稼ぐ方法
が分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
 
年金額が増える繰り下げ受給はするべきか?
まずは年金の基本をおさらいしておきましょう。
ご存じの通り、年金は原則65歳から受給することができます。
ただし、60歳から繰り上げ受給することも可能で、その場合は1か月ごとに0.4%減額されます。60歳から繰上げ受給すると、65歳から受給した場合に比べて24%減額されます。
大体のイメージで言うと、15万円の年金が11万円になってしまい、これが一生涯続いていくということです。
逆に最大75歳まで受給を遅らせることも可能で、その場合は84%増額されます。
もし70歳から受給した場合、15万円の年金が20万円くらいになるイメージです。
 
繰り下げ受給した方がお得なのか?
数字だけを見ると、「繰り下げて受給した方がお得じゃん」と感じる方が多いかもしれませんが、僕は決してそうは思いません。
その最大の理由は、人間はいつ死ぬかわからないからです。
ましてや年齢が60歳を超えてくれば、死亡する確率は年々高くなっていきます。
だからこそ僕は、年金は早くもらって健康なうちに使った方がいいと思っています。
日本人の平均寿命は、男性が81歳くらいで女性が87歳くらいです。そして、健康寿命(介護がいらない状態)はこれよりも短く、男性が72歳くらいで女性が75歳くらいと言われています。
繰り下げ受給をしてたくさん年金をもらったとしても、その使い道が病院代では意味がありません。
であれば、健康な体が維持できている間に年金を使って、人生を謳歌した方がいいのではないでしょうか。
また、65歳、70歳から受給を開始した人の受給額が、60歳で繰り上げ受給をした人の受給額に追いつくのは81歳くらいです。
つまり、81歳以上生きれば繰り下げ受給が得、81歳まで生きなければ繰上げ受給が得ということで、年金額が減らされるからといって、60歳から繰り上げ受給することが必ずしも損とも言えないということです。
 
これからの老後の働き方について
ところで、あなたは60歳になった時、年金だけで暮らすというイメージを持っていますか?
政府の調査によると、「65歳を超えても働きたい」と考えている人は、約6割いるそうです。
なので、60歳の時点で働いていれば、60歳から年金をもらっても使わなくて済むかもしれませんよね。
であれば、その年金のお金をS&P500やオルカンなどで積立投資をして、年利10%で運用できたとしたら、10年間で2000万円も貯まる計算になります。
「年利10%なんて楽観しすぎじゃない?」という意見もあるかもしれませんが、S&P500の過去30年間の平均運用率は10.9%ですから、決して実現不可能な利回りではありません。
そもそも僕は、今の時代に65歳で引退を考える人生設計そのものが時代遅れだと思います。
政府のデータにもあるように、働けるのであれば65歳を超えても働きたいと考えている人が6割もいるわけです。
そうであれば、いつから年金をもらうかを考えるのではなく、年金をもらいながら働くとしたら、どういう働き方をすればいいか?をしっかりと考えた方がいいと思います。
 
在職老齢年金制度とは?
年金をもらいながら働く場合に注意しておきたいのが「在職老齢年金制度」です。
これは、働きすぎて収入が多くなりすぎると年金がカットされる制度です。
現状は、「年金プラス給料の合計が50万円を超えると、その50万円を超えた部分について年金の半分がカットされる」という制度ですが、このルールが2026年4月から変わり、50万円の部分が62万円に変更となります。
例えば、年金が月15万円だとすると、「制度上限62万円-年金15万円=47万円」となりますから、給料が月47万円までであれば年金は全額受給できます。
一方、給料が47万円を超えて、例えば50万円になった場合、「年金15万円+給料50万円=65万円」で3万円オーバーしますから、オーバーした3万円の半分(1万5000円)の年金がカットされます。
稼ぎ過ぎると一部カットされるということですから、年金と給料を合わせて合計62万円以内に抑えるというのは1つの目安になってくると思います。
とはいえ、日本は全体的に人手不足ですし、年金が減らされることを気にして働き控えるというのは本末転倒ですので、高齢者の方にも現役でどんどん働いてもらいたいとは思います。
 
まとめ
以上、今回は「何歳から年金をもらうかより、どう働くかが重要」というテーマでお話ししました。
実は、年金を減らさずに稼ぐ方法が2つあります。
まず1つ目は「フリーランスで働くこと」です。
例えば、会社を定年退職して再雇用されるとしても、社員として再雇用されるのではなく業務委託として契約をすれば個人事業主扱いになるので、年金カットの対象外となります。
2つ目の方法は「不動産投資で得る家賃収入」です。
不動産投資で得る家賃収入も、年金カットの対象外となります。
現役の間に可能な限り資産を作って、老後に家賃収入が1億円あったとしても、年金は全額もらえます。
この機会に、あなたもぜひ将来の働き方について考えていただければと思います。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
最近、僕のYouTubeショート動画で、「年金は何歳から貰うのが一番お得?」という動画がバズっています。
毎日たくさんのコメントもいただいており、
「自分はいつまで生きられるかわからないから、できるだけ早くもらいたい」
「70歳ぐらいまで待って、増額してもらった方がいい」
など、様々な意見があります。
これについて僕の考えを先に伝えておくと、僕は「何歳から年金を受給するか?」を考えるのはナンセンスだと思っています。
本当に重要なのは、「何歳まで働くのか?」そして「どういう形で働くのか?」ということだと思っていて、今回のブログではこのような考えに至った経緯を解説したいと思います。
このブログをお読みいただければ、
・年金額が増える繰り下げ受給はするべきか?
・これからの老後の働き方について
・在職老齢年金制度とは?
・年金を減らさずに稼ぐ方法
が分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
年金額が増える繰り下げ受給はするべきか?
まずは年金の基本をおさらいしておきましょう。ご存じの通り、年金は原則65歳から受給することができます。
ただし、60歳から繰り上げ受給することも可能で、その場合は1か月ごとに0.4%減額されます。60歳から繰上げ受給すると、65歳から受給した場合に比べて24%減額されます。
大体のイメージで言うと、15万円の年金が11万円になってしまい、これが一生涯続いていくということです。
逆に最大75歳まで受給を遅らせることも可能で、その場合は84%増額されます。
もし70歳から受給した場合、15万円の年金が20万円くらいになるイメージです。
繰り下げ受給した方がお得なのか?
数字だけを見ると、「繰り下げて受給した方がお得じゃん」と感じる方が多いかもしれませんが、僕は決してそうは思いません。その最大の理由は、人間はいつ死ぬかわからないからです。
ましてや年齢が60歳を超えてくれば、死亡する確率は年々高くなっていきます。
だからこそ僕は、年金は早くもらって健康なうちに使った方がいいと思っています。
日本人の平均寿命は、男性が81歳くらいで女性が87歳くらいです。そして、健康寿命(介護がいらない状態)はこれよりも短く、男性が72歳くらいで女性が75歳くらいと言われています。
繰り下げ受給をしてたくさん年金をもらったとしても、その使い道が病院代では意味がありません。
であれば、健康な体が維持できている間に年金を使って、人生を謳歌した方がいいのではないでしょうか。
また、65歳、70歳から受給を開始した人の受給額が、60歳で繰り上げ受給をした人の受給額に追いつくのは81歳くらいです。
つまり、81歳以上生きれば繰り下げ受給が得、81歳まで生きなければ繰上げ受給が得ということで、年金額が減らされるからといって、60歳から繰り上げ受給することが必ずしも損とも言えないということです。
これからの老後の働き方について
ところで、あなたは60歳になった時、年金だけで暮らすというイメージを持っていますか?政府の調査によると、「65歳を超えても働きたい」と考えている人は、約6割いるそうです。
なので、60歳の時点で働いていれば、60歳から年金をもらっても使わなくて済むかもしれませんよね。
であれば、その年金のお金をS&P500やオルカンなどで積立投資をして、年利10%で運用できたとしたら、10年間で2000万円も貯まる計算になります。
「年利10%なんて楽観しすぎじゃない?」という意見もあるかもしれませんが、S&P500の過去30年間の平均運用率は10.9%ですから、決して実現不可能な利回りではありません。
そもそも僕は、今の時代に65歳で引退を考える人生設計そのものが時代遅れだと思います。
政府のデータにもあるように、働けるのであれば65歳を超えても働きたいと考えている人が6割もいるわけです。
そうであれば、いつから年金をもらうかを考えるのではなく、年金をもらいながら働くとしたら、どういう働き方をすればいいか?をしっかりと考えた方がいいと思います。
在職老齢年金制度とは?
年金をもらいながら働く場合に注意しておきたいのが「在職老齢年金制度」です。これは、働きすぎて収入が多くなりすぎると年金がカットされる制度です。
現状は、「年金プラス給料の合計が50万円を超えると、その50万円を超えた部分について年金の半分がカットされる」という制度ですが、このルールが2026年4月から変わり、50万円の部分が62万円に変更となります。
例えば、年金が月15万円だとすると、「制度上限62万円-年金15万円=47万円」となりますから、給料が月47万円までであれば年金は全額受給できます。
一方、給料が47万円を超えて、例えば50万円になった場合、「年金15万円+給料50万円=65万円」で3万円オーバーしますから、オーバーした3万円の半分(1万5000円)の年金がカットされます。
稼ぎ過ぎると一部カットされるということですから、年金と給料を合わせて合計62万円以内に抑えるというのは1つの目安になってくると思います。
とはいえ、日本は全体的に人手不足ですし、年金が減らされることを気にして働き控えるというのは本末転倒ですので、高齢者の方にも現役でどんどん働いてもらいたいとは思います。
まとめ
以上、今回は「何歳から年金をもらうかより、どう働くかが重要」というテーマでお話ししました。実は、年金を減らさずに稼ぐ方法が2つあります。
まず1つ目は「フリーランスで働くこと」です。
例えば、会社を定年退職して再雇用されるとしても、社員として再雇用されるのではなく業務委託として契約をすれば個人事業主扱いになるので、年金カットの対象外となります。
2つ目の方法は「不動産投資で得る家賃収入」です。
不動産投資で得る家賃収入も、年金カットの対象外となります。
現役の間に可能な限り資産を作って、老後に家賃収入が1億円あったとしても、年金は全額もらえます。
この機会に、あなたもぜひ将来の働き方について考えていただければと思います。
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