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タワマン高層階のリスクについて。ウラケンがタワマン高層階に住まない理由
公開日: 2025年12月04日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
2025年11月26日、香港の高層住宅群で火災があり、32階建ての住宅7棟に火が燃え広がって、たくさんの方が亡くなりました。
香港では昔からの「竹の足場」が未だに使われており、何十メートルという足場が竹で組まれているのを僕も見たことがあります。
ここに登る職人さんはとても怖いだろうなというのと、崩れないのかなという疑問がいつもありました。
今回の火災ではこの足場が燃えたという話や、防護ネットが基準を満たしておらず燃え広がったという話など様々な報道が出ていますが、真相はまだはっきりしていません。
今、日本では次々とタワーマンションが建てられていますが、あの火災の映像を見ると「それでも高層マンションに住みたいの?」と思ってしまいます。
日本のタワマンは世界でもトップクラスの防火基準で建てられていますし、今回の香港の築古のタワマンとは背景も違います。
なので、一概に比べることはできないかもしれませんが、災害というのはいつだって「想定外」で起こるものです。
そうなると、たとえ日本のタワマンであっても、「本当に住みたいですか?」ということを問いたくなってしまいます。
かくいう僕もマレーシアのタワマンに住んでいますが、階数は居住区の最下階です。
そこで今回は、僕が最下階を選んだ理由と高層階のリスクについて、住人目線・投資家目線で考えてみたいと思います。
このブログをお読みいただければ、
・ウラケンが高層階に住まない理由
・高層階が人気な理由
・投資家目線で見ても高層階はおすすめしない理由
が分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
ウラケンがタワマンの高層階に住まない理由
高層階に住まない理由① 眺望はすぐに飽きる
高層階の最大の魅力は眺望です。
しかし、最初の数日間は感動するでしょうが、すぐに飽きてしまうと思います。
僕が今住んでいるのは居住区の最下階ですが、8階に位置しており眺望もいいです。
マレーシアは日本と違って1階あたりの階高が高いので、日本で言うと12~13階くらいの高さに相当します。
ところが、僕が毎日窓の外の眺望を楽しんでいるかというと、全然そんなことはありません。
ずっと住んでいれば、わざわざ外を見ることすらなくなると思います。
高層階に住まない理由② 生活動線が長いから
高層階に住むと、地上に行くまでの距離が長いのはかなりのデメリットです。
外出しようにもエレベーターはなかなか来ないし、途中で他の人が乗り込んでくるので、何度も停まります。
忘れ物をした時にも絶望します。
僕は8階なので、地下2階の駐車場で忘れ物に気づいても、すぐ取りに戻ることができますが、最上階の35階まで戻らなければならなかったら、がっかりしますよね。
しかも、これが毎日続くわけです。
さらに、エレベーターが故障なんかしたら、目も当てられません。
僕が住んでいるマンションもヒュンダイ製エレベーターが2つありますが、これがよく壊れるんですね。
1つが壊れていると、8階といえどもエレベーターが来るのに10分ほど待ったりします。
これが高層階となれば、ほんとに嫌になってしまいますので、僕は高層階には住みません。
高層階に住まない理由③ 避難が難しい
今回の香港火災でも問題になったのが、高層階の避難の難しさです。
日本のタワマンはスプリンクラーや防火区画、特別避難階段などが整っていますが、現実的に、高層階から階段で非難するのは簡単なことではありません。
下から煙も上がってくるでしょうし、構造的な課題もあります。
火災や停電、地震などの災害時となれば、高層階は陸の孤島になりやすいので、僕は高層階には住みません。
高層階に住まない理由④ 強風・揺れの問題
高層階は風が強く、地震の際にも揺れが大きいです。
今は、免震・耐震・制震構造のマンションもありますが、それでも高層階は常に揺れているわけで、それが原因で精神的にバランスを崩すこともあります。
さらに、ベランダに洗濯物を干すこともできません。
このように「暮らす」という観点で考えると、僕は全く高層階に住むメリットを感じることができません。
タワマンの高層階が人気な理由
では、なぜタワマンの高層階を好む人がいるのでしょうか。
それは、タワマンにはヒエラルキーがあるからだと思います。
僕のタワマンの最上階には中華系の人が住んでいますが、高層階に住むことをステータスと考えているようです。
しかし、僕にはそういったヒエラルキー的な観点がないので全く魅力を感じません。
投資家目線で見ても高層階はおすすめしない
最上階は価格が高いので、資産保全の面で有利だと考える人も一定数いると思います。
しかし、投資家目線で考えると、タワマンの高層階は割が合いません。
タワマンは高層階ほど売買価格が高くステータスも高いですが、逆にペントハウスなんかは売れにくかったりします。
価格が高すぎると、買える人がそもそも少ないからです。
ですので、価格の高い高層階ほど流動性が低く出口戦略も難しくなってしまいます。
さらに、高層階ほど利回りは低くなります。
なぜなら、高層階になるほど売買価格の平米単価は上がりますが、賃料は階数が上がっても平米単価はそれほど変わらないからです。
僕がマレーシアでタワマンの低層階を購入したのは、利回りが一番いいからなんですね。
それに、高層階と低層階で入居率はそれほど変わりません。
僕のように利便性を求める人は一定数いるので、低層階でも問題なく賃貸で貸せますし、逆に高層階に比べて賃料も手頃になるので、低層階の方が入居率はいいということになります。
投資家目線で考えても、高層階よりも低層階の方が効率がいいということです。
まとめ
以上、今回は「タワマン高層階のリスク」をテーマにお話ししました。
色々言いましたが、僕はタワマンに住むこと自体を否定しているわけでは全くなく、階数選びは慎重に検討した方がいいということです。
ぜひ参考にしてみてください。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
2025年11月26日、香港の高層住宅群で火災があり、32階建ての住宅7棟に火が燃え広がって、たくさんの方が亡くなりました。
香港では昔からの「竹の足場」が未だに使われており、何十メートルという足場が竹で組まれているのを僕も見たことがあります。
ここに登る職人さんはとても怖いだろうなというのと、崩れないのかなという疑問がいつもありました。
今回の火災ではこの足場が燃えたという話や、防護ネットが基準を満たしておらず燃え広がったという話など様々な報道が出ていますが、真相はまだはっきりしていません。
今、日本では次々とタワーマンションが建てられていますが、あの火災の映像を見ると「それでも高層マンションに住みたいの?」と思ってしまいます。
日本のタワマンは世界でもトップクラスの防火基準で建てられていますし、今回の香港の築古のタワマンとは背景も違います。
なので、一概に比べることはできないかもしれませんが、災害というのはいつだって「想定外」で起こるものです。
そうなると、たとえ日本のタワマンであっても、「本当に住みたいですか?」ということを問いたくなってしまいます。
かくいう僕もマレーシアのタワマンに住んでいますが、階数は居住区の最下階です。
そこで今回は、僕が最下階を選んだ理由と高層階のリスクについて、住人目線・投資家目線で考えてみたいと思います。
このブログをお読みいただければ、
・ウラケンが高層階に住まない理由
・高層階が人気な理由
・投資家目線で見ても高層階はおすすめしない理由
が分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
ウラケンがタワマンの高層階に住まない理由
高層階に住まない理由① 眺望はすぐに飽きる
高層階の最大の魅力は眺望です。
しかし、最初の数日間は感動するでしょうが、すぐに飽きてしまうと思います。
僕が今住んでいるのは居住区の最下階ですが、8階に位置しており眺望もいいです。
マレーシアは日本と違って1階あたりの階高が高いので、日本で言うと12~13階くらいの高さに相当します。
ところが、僕が毎日窓の外の眺望を楽しんでいるかというと、全然そんなことはありません。
ずっと住んでいれば、わざわざ外を見ることすらなくなると思います。
高層階に住まない理由② 生活動線が長いから
高層階に住むと、地上に行くまでの距離が長いのはかなりのデメリットです。
外出しようにもエレベーターはなかなか来ないし、途中で他の人が乗り込んでくるので、何度も停まります。
忘れ物をした時にも絶望します。
僕は8階なので、地下2階の駐車場で忘れ物に気づいても、すぐ取りに戻ることができますが、最上階の35階まで戻らなければならなかったら、がっかりしますよね。
しかも、これが毎日続くわけです。
さらに、エレベーターが故障なんかしたら、目も当てられません。
僕が住んでいるマンションもヒュンダイ製エレベーターが2つありますが、これがよく壊れるんですね。
1つが壊れていると、8階といえどもエレベーターが来るのに10分ほど待ったりします。
これが高層階となれば、ほんとに嫌になってしまいますので、僕は高層階には住みません。
高層階に住まない理由③ 避難が難しい
今回の香港火災でも問題になったのが、高層階の避難の難しさです。
日本のタワマンはスプリンクラーや防火区画、特別避難階段などが整っていますが、現実的に、高層階から階段で非難するのは簡単なことではありません。
下から煙も上がってくるでしょうし、構造的な課題もあります。
火災や停電、地震などの災害時となれば、高層階は陸の孤島になりやすいので、僕は高層階には住みません。
高層階に住まない理由④ 強風・揺れの問題
高層階は風が強く、地震の際にも揺れが大きいです。
今は、免震・耐震・制震構造のマンションもありますが、それでも高層階は常に揺れているわけで、それが原因で精神的にバランスを崩すこともあります。
さらに、ベランダに洗濯物を干すこともできません。
このように「暮らす」という観点で考えると、僕は全く高層階に住むメリットを感じることができません。
タワマンの高層階が人気な理由
では、なぜタワマンの高層階を好む人がいるのでしょうか。それは、タワマンにはヒエラルキーがあるからだと思います。
僕のタワマンの最上階には中華系の人が住んでいますが、高層階に住むことをステータスと考えているようです。
しかし、僕にはそういったヒエラルキー的な観点がないので全く魅力を感じません。
投資家目線で見ても高層階はおすすめしない
最上階は価格が高いので、資産保全の面で有利だと考える人も一定数いると思います。しかし、投資家目線で考えると、タワマンの高層階は割が合いません。
タワマンは高層階ほど売買価格が高くステータスも高いですが、逆にペントハウスなんかは売れにくかったりします。
価格が高すぎると、買える人がそもそも少ないからです。
ですので、価格の高い高層階ほど流動性が低く出口戦略も難しくなってしまいます。
さらに、高層階ほど利回りは低くなります。
なぜなら、高層階になるほど売買価格の平米単価は上がりますが、賃料は階数が上がっても平米単価はそれほど変わらないからです。
僕がマレーシアでタワマンの低層階を購入したのは、利回りが一番いいからなんですね。
それに、高層階と低層階で入居率はそれほど変わりません。
僕のように利便性を求める人は一定数いるので、低層階でも問題なく賃貸で貸せますし、逆に高層階に比べて賃料も手頃になるので、低層階の方が入居率はいいということになります。
投資家目線で考えても、高層階よりも低層階の方が効率がいいということです。
まとめ
以上、今回は「タワマン高層階のリスク」をテーマにお話ししました。色々言いましたが、僕はタワマンに住むこと自体を否定しているわけでは全くなく、階数選びは慎重に検討した方がいいということです。
ぜひ参考にしてみてください。
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