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NISAの年齢制限が撤廃されます(予定)
公開日: 2025年12月10日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、子どもNISA(NISAの年齢制限撤廃)についてお話ししようと思います。
これは、まもなく発表される自民党の税制改正大綱に盛り込まれ、ほぼ間違いなく実施される見込みです。
具体的には、
・NISAの「つみたて投資枠」を0歳から利用できるように拡充する。
・非課税となる投資上限額は年間60万円、総額600万円までとする。
・12歳から引き出しできるようにする。
という方向で検討されています。
背景にあるのは、「国が国民の生活水準を支えきれなくなってきている」という問題で、「国民のお金の流れを貯蓄から投資へ移行させたい」という国の明確な意志を感じます。
実は2023年まで「ジュニアNISA」という制度がありましたが、18歳まで引き出せなかったり、枠が小さかったり、手続きが複雑だったりなどの理由で、あまり広がりませんでした。
今回の年齢制限撤廃は、その反省を踏まえた大きな方向転換と言えると思います。
年間上限の60万円は意外に大きい
今回、投資の上限額は年間60万円ということで、一見するとそれほど大きくないように思えるかもしれませんが、実は意外と大きいんですよね。
例えば、0歳から10歳まで毎年60万円を積み立てて、年利4%で運用したとします。
すると10歳の時点で約733万円に増える計算になります。
それをそのまま18歳まで運用すると、18歳の時点で1,085万円となりますので、親にとっては結構ありがたい制度になるのではないでしょうか。
また、教育費に使わなかったとしても、18歳の時点で無税で引き出すことができれば、子どもは生きるために無理をして仕事をしなくてもよくなるので、心にゆとりが生まれると思います。
買える銘柄を堅い商品に限定すべき
ただし、一つだけ懸念している点があります。
それは、子ども向けNISAこそ、買える銘柄を堅い商品に限定すべきという点です。
子どもNISAと言っても、実際に運用するのは親です。
人間というのは、「子どものため」と言いながらも、「もう少し増やしたい」と“欲”が出てくるものです。
そうなると、ハイリスクな投資を選んでしまう可能性は否定できません。
だからこそ、金の積み立てファンドや債券のファンド、株式のファンドでも全世界インデックスなど、守りを中心とした資産だけを選べるように、商品のラインナップを限定するべきだと思います。
もちろん増えれば嬉しいですが、子ども向けNISAでは、「減らさないこと」が最優先です。
親の投機的判断で、資産を溶かしてしまうようなことがないよう、制度の設計は慎重であるべきだと思います。
NISAは子どもの投資教育にとって最高の機会
今回の子どもNISA解禁は、かなり大きなニュースだと思います。
僕が特に良いと思うのは、子ども自身が資産形成のプロセスを親と一緒にリアルタイムで見られることです。
毎年積み立てていくと、短期的には増減があったとしても、長期的には資産が成長していくという流れを幼い頃から理解できるのは大きいです。
これを体験した子どもが20代になった時の金融リテラシーは、間違いなく段違いだと思います。
なので、今回の制度は子どもの人生の土台を築くだけでなく、投資教育としても非常に良いものになると感じています。
ただ、制度が便利になればなるほど、誤った使い方をする人が出てくるのも事実です。
だからこそ、子どもNISAで買える商品は安全資産だけに限定するとか、親が勝手に使えない仕組みにするとか、そうした制度設計はしっかり行なってほしいと思います。
小さいお子さんがいるご家庭は、今回の子どもNISAをぜひ一度しっかり確認してみてくださいね。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、子どもNISA(NISAの年齢制限撤廃)についてお話ししようと思います。
これは、まもなく発表される自民党の税制改正大綱に盛り込まれ、ほぼ間違いなく実施される見込みです。
具体的には、
・NISAの「つみたて投資枠」を0歳から利用できるように拡充する。
・非課税となる投資上限額は年間60万円、総額600万円までとする。
・12歳から引き出しできるようにする。
という方向で検討されています。
背景にあるのは、「国が国民の生活水準を支えきれなくなってきている」という問題で、「国民のお金の流れを貯蓄から投資へ移行させたい」という国の明確な意志を感じます。
実は2023年まで「ジュニアNISA」という制度がありましたが、18歳まで引き出せなかったり、枠が小さかったり、手続きが複雑だったりなどの理由で、あまり広がりませんでした。
今回の年齢制限撤廃は、その反省を踏まえた大きな方向転換と言えると思います。
年間上限の60万円は意外に大きい
今回、投資の上限額は年間60万円ということで、一見するとそれほど大きくないように思えるかもしれませんが、実は意外と大きいんですよね。例えば、0歳から10歳まで毎年60万円を積み立てて、年利4%で運用したとします。
すると10歳の時点で約733万円に増える計算になります。
それをそのまま18歳まで運用すると、18歳の時点で1,085万円となりますので、親にとっては結構ありがたい制度になるのではないでしょうか。
また、教育費に使わなかったとしても、18歳の時点で無税で引き出すことができれば、子どもは生きるために無理をして仕事をしなくてもよくなるので、心にゆとりが生まれると思います。
買える銘柄を堅い商品に限定すべき
ただし、一つだけ懸念している点があります。それは、子ども向けNISAこそ、買える銘柄を堅い商品に限定すべきという点です。
子どもNISAと言っても、実際に運用するのは親です。
人間というのは、「子どものため」と言いながらも、「もう少し増やしたい」と“欲”が出てくるものです。
そうなると、ハイリスクな投資を選んでしまう可能性は否定できません。
だからこそ、金の積み立てファンドや債券のファンド、株式のファンドでも全世界インデックスなど、守りを中心とした資産だけを選べるように、商品のラインナップを限定するべきだと思います。
もちろん増えれば嬉しいですが、子ども向けNISAでは、「減らさないこと」が最優先です。
親の投機的判断で、資産を溶かしてしまうようなことがないよう、制度の設計は慎重であるべきだと思います。
NISAは子どもの投資教育にとって最高の機会
今回の子どもNISA解禁は、かなり大きなニュースだと思います。僕が特に良いと思うのは、子ども自身が資産形成のプロセスを親と一緒にリアルタイムで見られることです。
毎年積み立てていくと、短期的には増減があったとしても、長期的には資産が成長していくという流れを幼い頃から理解できるのは大きいです。
これを体験した子どもが20代になった時の金融リテラシーは、間違いなく段違いだと思います。
なので、今回の制度は子どもの人生の土台を築くだけでなく、投資教育としても非常に良いものになると感じています。
ただ、制度が便利になればなるほど、誤った使い方をする人が出てくるのも事実です。
だからこそ、子どもNISAで買える商品は安全資産だけに限定するとか、親が勝手に使えない仕組みにするとか、そうした制度設計はしっかり行なってほしいと思います。
小さいお子さんがいるご家庭は、今回の子どもNISAをぜひ一度しっかり確認してみてくださいね。
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