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夢をマイホームにしてはいけない。家は実力がついてから買え
公開日: 2026年01月03日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
「住宅価格が落ち着いてくるかもしれない」
最近、このようなニュースを見かけることがありますが、依然として相場は高止まりしたままですよね。
それを裏付けるように、
・50年ローンの導入
・2026年以降の住宅ローン減税の延長・拡充
・フラット35の限度額が8,000万円から1億2,000万円へと引き上げ
など、住宅を購入したい人の背中を後押しするような制度が次々と登場しています。
一見すると、国も国民の住宅購入を助けてくれているように思えますが、僕はこれに強い違和感を覚えてしまうんですよね。
今日はこの違和感について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
自分の夢をマイホームにしてしまっていいのだろうか?
昔から日本では、
「持ち家は正義」
「夢のマイホーム」
とか言われ続けてきました。
でも、そもそも皆さん、自分の夢をマイホームにしてしまって本当にいいのでしょうか。
夢というのは本来、努力の末に勝ち取るものです。
しかし、“夢の”マイホームといいながら、ペアローンであったり、50年ローンであったり、フラット35の限度額が引き上げられたりと、市場環境が厳しくなっていっても、購入を後押しする制度がどんどん登場してきています。
結果として、夢であるはずのマイホームが「すぐに手に入れられてしまうもの」になっているわけですね。
本来は努力した結果としてつかめるはずの“夢”が、マイホームに限っては、手を伸ばせば簡単に届いてしまうという点が問題だと僕は思っています。
夢を先に手にすると、自分の人生を差し出すことになる
つまり、夢を先に手に入れて、そこから努力するという逆転現象が起きてしまっているわけです。
もっと言ってしまえば、その夢をつかむ実力がないまま、先に夢を手にできてしまうということです。
するとどうなるのか?
答えはシンプルで、その夢を維持するために、自分の人生を差し出すことになるわけです。
例えば50年ローンを組めば、50年間住宅ローンに縛られます。
20代でローンを組んだとしたら、70代までその人生は縛られ、固定されてしまいます。
途中で転職や独立をしたいと思っても、ローンが返済できなくなることを恐れて踏み切れなかったり、嫌な上司や嫌な取引先がいても、我慢して働き続けることになってしまったりするのです。
さらに、夫婦共働き前提でローンを組んでしまうと、人生設計そのものも固定されてしまいます。
離婚できなくなる、といったらおかしいかもしれませんが、要はお互いが今の生活に強く縛られてしまうんですよね。
それが1年や2年ではなく、30年40年、場合によっては50年も続くわけです。
僕は、これは国民を奴隷化する仕組みであり、極めて危険な行為だと思っています。
不動産価格がますます高騰していく中で、国が取っている政策は、「買える人を増やす」ためのものではなく、「無理をしてでも家を買わせる」ためのものになりつつあると思います。
賃貸vs持ち家論争を改めて考えよう
このような議論で必ず出てくるのが、
「賃貸は自分の資産にならないから損だ」
「分譲は資産になる」
といった、“賃貸vs持ち家論争”です。
この論争、損得だけを冷静に考えると、例えば35年間で支払う総額というのは、賃貸でも持ち家でも実はほとんど変わらないケースが多いです。
違いが出るのは35年後ですが、持ち家の場合は、ローンを払い終えたあとに資産が残ります。マンションであれば、その部屋のユニットが残るわけです。
とはいえ、分譲マンションの場合、ローン完済後も管理費や修繕積立金は支払い続けなければなりません。
しかも、その金額は購入当初よりも高くなっていくでしょうし、将来的には建て替えの議論が起こる可能性もあります。
また、売却するとなった際に、購入時より高く売れる保証はありません。
一方、賃貸は「一生家賃を払い続けなければならない」という言われ方をしますが、自分のライフスタイルに応じて、いつでも住み替えができるという大きな利点があります。
また、収入が減ってしまった場合でも、気軽に生活をダウンサイジングできるという柔軟性があります。
賃貸の方が人生の選択肢は大きく広がると言えるでしょう。
持ち家は「自由を奪う資産」
では、結局どちらがいいのでしょうか?
僕の意見としては、持ち家というのは「自由を失う資産」になってしまう可能性が高いと思っています。
だからこそ、僕はこれまで持ち家を買ってこなかったわけですね。
先ほども述べたように、持ち家は住み替えのハードルが一気に上がりますし、転職や独立、移住といった選択肢の自由度も下がります。
さらに、売りたいときに売れないリスクや、価格が下落してしまった場合には、オーバーローンになって売却しても残債が残ってしまうリスクもあります。
ローンが終わったとしても、維持費(マンションであれば管理費や修繕積立金)は一生かかりますし、将来的には建て替えを考えなければならない可能性もあります。
となると、「ローンが終われば楽になる」という幻想は、特にマンションには当てはまらないと言えるでしょう。
なので、もしどうしても持ち家を買うのであれば、マンションよりは一戸建てのほうがまだいいかもしれません。
マイホームは、夢をつかめる実力を身につけてから買おう
誤解してほしくないのですが、僕は決して「持ち家否定派」ではありません。
持ち家が夢というのでも、もちろんいいでしょう。
しかし、それは夢をつかめる実力を身につけてから買うべきだと思うのです。
例えば、20代の人が夢のマイホームを手に入れるために50年ローンを組むとしますよね。
これは例えるなら、夢のために蟹工船に乗るようなものです。
ベーリング海の荒波の中に放り込まれて、ひたすら返済のためだけに50年間働き続け、完済するのが70歳。
そこから次の夢を追う体力や時間が、本当に残っているでしょうか。
だからこそ、マイホームが夢だというのであれば、その夢をつかめるだけの実力を先につけてほしいのです。
ローンに縛られない収入があるか?人生の選択肢を奪われないだけの余力があるか?物件価格が下がっても致命傷にならないだけの資産があるか?
このような条件が整ってから家を買えばいいと思っています。
実際、僕自身は今も賃貸に住んでいますが、正直なところ、もう家を買っても人生がその家に左右されないだけの実力はついたと判断しています。
だからこそ、今は持ち家を探していたりします。
夢というのは、本来、人生を豊かにし、自由にしてくれるものであるはずです。
それを「夢のマイホーム」という言葉に引っ張られて安易に手を出してしまうと、かえって人生の選択肢が狭まってしまう可能性があるということです。
だからこそ、まずはしっかり資産を作り、そのうえでマイホームを考える。
その方が、より豊かな人生を実現できるのではないでしょうか。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
「住宅価格が落ち着いてくるかもしれない」
最近、このようなニュースを見かけることがありますが、依然として相場は高止まりしたままですよね。
それを裏付けるように、
・50年ローンの導入
・2026年以降の住宅ローン減税の延長・拡充
・フラット35の限度額が8,000万円から1億2,000万円へと引き上げ
など、住宅を購入したい人の背中を後押しするような制度が次々と登場しています。
一見すると、国も国民の住宅購入を助けてくれているように思えますが、僕はこれに強い違和感を覚えてしまうんですよね。
今日はこの違和感について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
自分の夢をマイホームにしてしまっていいのだろうか?
昔から日本では、「持ち家は正義」
「夢のマイホーム」
とか言われ続けてきました。
でも、そもそも皆さん、自分の夢をマイホームにしてしまって本当にいいのでしょうか。
夢というのは本来、努力の末に勝ち取るものです。
しかし、“夢の”マイホームといいながら、ペアローンであったり、50年ローンであったり、フラット35の限度額が引き上げられたりと、市場環境が厳しくなっていっても、購入を後押しする制度がどんどん登場してきています。
結果として、夢であるはずのマイホームが「すぐに手に入れられてしまうもの」になっているわけですね。
本来は努力した結果としてつかめるはずの“夢”が、マイホームに限っては、手を伸ばせば簡単に届いてしまうという点が問題だと僕は思っています。
夢を先に手にすると、自分の人生を差し出すことになる
つまり、夢を先に手に入れて、そこから努力するという逆転現象が起きてしまっているわけです。もっと言ってしまえば、その夢をつかむ実力がないまま、先に夢を手にできてしまうということです。
するとどうなるのか?
答えはシンプルで、その夢を維持するために、自分の人生を差し出すことになるわけです。
例えば50年ローンを組めば、50年間住宅ローンに縛られます。
20代でローンを組んだとしたら、70代までその人生は縛られ、固定されてしまいます。
途中で転職や独立をしたいと思っても、ローンが返済できなくなることを恐れて踏み切れなかったり、嫌な上司や嫌な取引先がいても、我慢して働き続けることになってしまったりするのです。
さらに、夫婦共働き前提でローンを組んでしまうと、人生設計そのものも固定されてしまいます。
離婚できなくなる、といったらおかしいかもしれませんが、要はお互いが今の生活に強く縛られてしまうんですよね。
それが1年や2年ではなく、30年40年、場合によっては50年も続くわけです。
僕は、これは国民を奴隷化する仕組みであり、極めて危険な行為だと思っています。
不動産価格がますます高騰していく中で、国が取っている政策は、「買える人を増やす」ためのものではなく、「無理をしてでも家を買わせる」ためのものになりつつあると思います。
賃貸vs持ち家論争を改めて考えよう
このような議論で必ず出てくるのが、「賃貸は自分の資産にならないから損だ」
「分譲は資産になる」
といった、“賃貸vs持ち家論争”です。
この論争、損得だけを冷静に考えると、例えば35年間で支払う総額というのは、賃貸でも持ち家でも実はほとんど変わらないケースが多いです。
違いが出るのは35年後ですが、持ち家の場合は、ローンを払い終えたあとに資産が残ります。マンションであれば、その部屋のユニットが残るわけです。
とはいえ、分譲マンションの場合、ローン完済後も管理費や修繕積立金は支払い続けなければなりません。
しかも、その金額は購入当初よりも高くなっていくでしょうし、将来的には建て替えの議論が起こる可能性もあります。
また、売却するとなった際に、購入時より高く売れる保証はありません。
一方、賃貸は「一生家賃を払い続けなければならない」という言われ方をしますが、自分のライフスタイルに応じて、いつでも住み替えができるという大きな利点があります。
また、収入が減ってしまった場合でも、気軽に生活をダウンサイジングできるという柔軟性があります。
賃貸の方が人生の選択肢は大きく広がると言えるでしょう。
持ち家は「自由を奪う資産」
では、結局どちらがいいのでしょうか?僕の意見としては、持ち家というのは「自由を失う資産」になってしまう可能性が高いと思っています。
だからこそ、僕はこれまで持ち家を買ってこなかったわけですね。
先ほども述べたように、持ち家は住み替えのハードルが一気に上がりますし、転職や独立、移住といった選択肢の自由度も下がります。
さらに、売りたいときに売れないリスクや、価格が下落してしまった場合には、オーバーローンになって売却しても残債が残ってしまうリスクもあります。
ローンが終わったとしても、維持費(マンションであれば管理費や修繕積立金)は一生かかりますし、将来的には建て替えを考えなければならない可能性もあります。
となると、「ローンが終われば楽になる」という幻想は、特にマンションには当てはまらないと言えるでしょう。
なので、もしどうしても持ち家を買うのであれば、マンションよりは一戸建てのほうがまだいいかもしれません。
マイホームは、夢をつかめる実力を身につけてから買おう
誤解してほしくないのですが、僕は決して「持ち家否定派」ではありません。持ち家が夢というのでも、もちろんいいでしょう。
しかし、それは夢をつかめる実力を身につけてから買うべきだと思うのです。
例えば、20代の人が夢のマイホームを手に入れるために50年ローンを組むとしますよね。
これは例えるなら、夢のために蟹工船に乗るようなものです。
ベーリング海の荒波の中に放り込まれて、ひたすら返済のためだけに50年間働き続け、完済するのが70歳。
そこから次の夢を追う体力や時間が、本当に残っているでしょうか。
だからこそ、マイホームが夢だというのであれば、その夢をつかめるだけの実力を先につけてほしいのです。
ローンに縛られない収入があるか?人生の選択肢を奪われないだけの余力があるか?物件価格が下がっても致命傷にならないだけの資産があるか?
このような条件が整ってから家を買えばいいと思っています。
実際、僕自身は今も賃貸に住んでいますが、正直なところ、もう家を買っても人生がその家に左右されないだけの実力はついたと判断しています。
だからこそ、今は持ち家を探していたりします。
夢というのは、本来、人生を豊かにし、自由にしてくれるものであるはずです。
それを「夢のマイホーム」という言葉に引っ張られて安易に手を出してしまうと、かえって人生の選択肢が狭まってしまう可能性があるということです。
だからこそ、まずはしっかり資産を作り、そのうえでマイホームを考える。
その方が、より豊かな人生を実現できるのではないでしょうか。
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