ブログ

なぜ中東で紛争が起きるとすぐにガソリン価格が上がるのか?

公開日: 2026年03月18日

▼今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら


こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今日は、「中東で紛争が起きると、なぜガソリン価格はすぐに上がるのか?」というテーマでお話ししたいと思います。

中東情勢の悪化によって、ガソリン価格が急騰しています。

しかし、

「ホルムズ海峡が封鎖されたとしても、日本に原油が届くまで20日くらいかかるんでしょ?なら、値上がりも20日後じゃないの?」

と感じている方はいらっしゃるのではないでしょうか。

でも現実は違って、ニュースが出たその日から、ガソリンはリッター40円50円上がっています。

ここに、経済の本質があるんですね。

 

結論:ガソリン価格は「未来」で決まっている

まず結論から言います。

ガソリンの値段は、「今あるガソリンの値段」ではなくて、「これから仕入れる値段=未来の値段」で決まっています。

ここが一番重要です。

 

1バレルってどれくらい?

ここでちょっとだけ豆知識を入れておきます。

ニュースでよく出てくる「1バレル」。

これはだいたい159リットルです。

ドラム缶は約200リットルなので、イメージとしてはドラム缶1本よりちょっと少ないくらい

この単位で、世界中で原油が売り買いされています。

 

世界は「予約」で動いている

で、ここからが本題ですが、石油は実はその場で売り買いしているわけではありません。

「先物取引」という仕組みで、未来の分を先に予約しています

例えば、「3ヶ月後にこの値段で買います」みたいな契約を、今のうちに結んでいる。

つまり、世界は“予約チケット”の取り合いで動いているんですね。

 

紛争が起きると何が起きるか?

そこへ中東で紛争が起きるとどうなるか?

ホルムズ海峡が封鎖されるかもしれない。

すると世界中の人がこう思います。

「これから石油が足りなくなるぞ」
「今のうちに確保しないと」

この瞬間、どうなるか。

未来の予約の取り合いが始まります。

結果、まだ届いていない原油の値段が、その場で一気に上がる

これが、ガソリン価格が即上がる一番の理由です。

 

ガソリンスタンドの気持ちで考えてみる

次に、ガソリンスタンドの立場で考えてみましょう。

今タンクに入っているガソリンは、安い時に仕入れたものかもしれません。

しかし、問題はそこではなく「次」です。

次に仕入れるガソリンは、確実に高い。

ここで、今まで通り安く売り続けたらどうなるか。

次の仕入れができなくなって、赤字になりますよね。

最悪、潰れます。

だからガソリンスタンドは、未来の仕入れ価格を見て、今の値段を決めるのです。

これが2つ目の理由です。

 

「20日後に上がる」は半分正しい

ここで最初の疑問に戻ります。

「20日後に上がるんじゃないの?」

これ、実は半分正しいです。

どういうことかというと、

・短期:ニュースで価格が一瞬で上がる
・中期:実際に原油が足りなくなって、さらに影響が出る

つまり、先に“予想で上がる”、あとから“現実が追いつく”こういう順番なんです。

 

備蓄があるのになぜ下がらない?

日本には200日分くらいの備蓄があります。

じゃあ、それ使えばいいじゃんって思いますよね。

でもこれは、例えるなら「非常食」です。

台風が来たからって、いきなり非常食を全部食べないですよね。

本当に入ってこなくなったときのためのものなので、基本的には価格調整のためには使わないんです。

 

小学生でもわかるまとめ

めちゃくちゃシンプルにまとめます。

ガソリンの値段は「今ある量」ではなくて、「これから足りなくなるかも」という予想で決まる

たとえば、人気ゲーム機が「もう作れません」ってニュースが出たら、その瞬間に値段は上がりますよね。在庫があっても。

それと同じことが石油で起きているだけです。

 

まとめ

今日の話をまとめると、中東で紛争が起きた瞬間にガソリン価格が上がる理由は、「モノの移動」ではなくて「情報と未来予測」で価格が決まっているから

ここが理解できると、株でも不動産でも全部同じ構造なので、めちゃくちゃ面白いですよ。

ぜひ覚えておいてください。


▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら

▼LINE登録すると最新情報をいち早くゲットできます