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千代田区の孤独死保険「無償提供」に感じる違和感
公開日: 2026年04月28日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「千代田区の孤独死保険の無料提供」についてお話ししていきます。
最近、自治体が孤独死保険の保険料を負担する動きが増えてきています。
千代田区もその一つで、家主向けに“無料で”保険を提供しています。
目的はシンプルですね。
高齢者の入居を増やしたい。大家が断らないようにしたい。
これは、一見すごくいい取り組みに見えます。
しかし、現場の大家目線で見ると「ちょっと待てよ」となるわけです。
一見いい取り組みに思えるが、補償が少なすぎる
まずこの制度、あまり使われていないんですよ。
スタートから1年弱で、利用件数はたったの10件。
少なすぎますよね。
なぜなのか?
理由はシンプルで、補償が弱いからです。
自治体が提供する孤独死保険の補償内容は?
例えば、家賃の補償でいえば、
・家賃の50%まで
・上限は月10万円
・最初の1ヶ月は免責
となっています。
この条件は、都心の大家からするとかなり厳しいです。
家賃20万円の部屋でも補償は最大10万円。
しかも最初の1ヶ月は出ない。
普通に赤字です。
さらに原状回復は上限100万円。
これも、現場感覚だと全然足りないケースがあります。
実は僕の物件でも過去に孤独死がありました。
かなり重いケースでしたが、原状回復で約300万円かかりました。
さらに空室も長引くので、家賃損失が数ヶ月分です。
なので、正直このレベルの補償だと「安心して高齢者受け入れよう」とはならないんですよね。
民間の保険の方が圧倒的にいい
で、ここが一番大事なんですが、そもそも孤独死保険というのはめちゃくちゃ安いんですよ。
年間だいたい3000円くらいのものです。
しかも民間の保険の方が圧倒的に補償内容がいい。
・家賃はほぼ満額カバー
・原状回復ももっと高額まで対応
・対応も手厚い
これを考えると、「わざわざ制限付きの自治体保険を使う意味ある?」という話なんですよ。
しかも自治体の制度って、
・登録が必要だったり
・条件があったり
・手続きが増えたり
地味に面倒なんですよね。
だったら、入居者に数千円負担してもらって、民間のちゃんとした保険入った方がよくない?となるのが普通です。
大家が本当に求めているのは無料保険ではない
さらに言うと、大家が本当に怖いのは保険じゃないんですよ。
孤独死そのものです。
これが一番のリスク。
保険はあくまで事後処理。
大家としては、そもそも起きてほしくないわけです。
むしろ自治体には、孤独死が起きないように、予防の方をサポートしてもらいたいわけです。
例えば、
・手厚い見守りサービスの提供
・トイレにセンサーを置く費用の助成
・定期的な安否確認
・デイサービスの利用状況のモニタリング
こういう“仕組み”の方がはるかに重要です。
本当に必要なのは孤独死を未然に防ぐ仕組み
今回の千代田区の取り組みも、もちろん悪いことではありません。
ただ、
・補償が弱い
・現場ニーズとズレている
・本質的な課題に届いてない
この3つが揃ってしまっている。
だから結果として「使われない制度」になっているんですね。
今後、日本は確実に高齢化が進みます。
高齢者の入居問題は、これからもっと深刻になる。
だからこそ必要なのは、“やってます感”の制度でなく、本当に現場で使える仕組みです。
そして、孤独死を未然に防ぐ仕組みです。
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今日は、「千代田区の孤独死保険の無料提供」についてお話ししていきます。
最近、自治体が孤独死保険の保険料を負担する動きが増えてきています。
千代田区もその一つで、家主向けに“無料で”保険を提供しています。
目的はシンプルですね。
高齢者の入居を増やしたい。大家が断らないようにしたい。
これは、一見すごくいい取り組みに見えます。
しかし、現場の大家目線で見ると「ちょっと待てよ」となるわけです。
一見いい取り組みに思えるが、補償が少なすぎる
まずこの制度、あまり使われていないんですよ。スタートから1年弱で、利用件数はたったの10件。
少なすぎますよね。
なぜなのか?
理由はシンプルで、補償が弱いからです。
自治体が提供する孤独死保険の補償内容は?
例えば、家賃の補償でいえば、・家賃の50%まで
・上限は月10万円
・最初の1ヶ月は免責
となっています。
この条件は、都心の大家からするとかなり厳しいです。
家賃20万円の部屋でも補償は最大10万円。
しかも最初の1ヶ月は出ない。
普通に赤字です。
さらに原状回復は上限100万円。
これも、現場感覚だと全然足りないケースがあります。
実は僕の物件でも過去に孤独死がありました。
かなり重いケースでしたが、原状回復で約300万円かかりました。
さらに空室も長引くので、家賃損失が数ヶ月分です。
なので、正直このレベルの補償だと「安心して高齢者受け入れよう」とはならないんですよね。
民間の保険の方が圧倒的にいい
で、ここが一番大事なんですが、そもそも孤独死保険というのはめちゃくちゃ安いんですよ。年間だいたい3000円くらいのものです。
しかも民間の保険の方が圧倒的に補償内容がいい。
・家賃はほぼ満額カバー
・原状回復ももっと高額まで対応
・対応も手厚い
これを考えると、「わざわざ制限付きの自治体保険を使う意味ある?」という話なんですよ。
しかも自治体の制度って、
・登録が必要だったり
・条件があったり
・手続きが増えたり
地味に面倒なんですよね。
だったら、入居者に数千円負担してもらって、民間のちゃんとした保険入った方がよくない?となるのが普通です。
大家が本当に求めているのは無料保険ではない
さらに言うと、大家が本当に怖いのは保険じゃないんですよ。孤独死そのものです。
これが一番のリスク。
保険はあくまで事後処理。
大家としては、そもそも起きてほしくないわけです。
むしろ自治体には、孤独死が起きないように、予防の方をサポートしてもらいたいわけです。
例えば、
・手厚い見守りサービスの提供
・トイレにセンサーを置く費用の助成
・定期的な安否確認
・デイサービスの利用状況のモニタリング
こういう“仕組み”の方がはるかに重要です。
本当に必要なのは孤独死を未然に防ぐ仕組み
今回の千代田区の取り組みも、もちろん悪いことではありません。ただ、
・補償が弱い
・現場ニーズとズレている
・本質的な課題に届いてない
この3つが揃ってしまっている。
だから結果として「使われない制度」になっているんですね。
今後、日本は確実に高齢化が進みます。
高齢者の入居問題は、これからもっと深刻になる。
だからこそ必要なのは、“やってます感”の制度でなく、本当に現場で使える仕組みです。
そして、孤独死を未然に防ぐ仕組みです。
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