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耐用年数47年の木造マンションって何?

公開日: 2026年06月25日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

「木造マンション」という言葉を耳にしたことはありますか?

木造といえば「アパート」のイメージが強いと思いますが、いま不動産投資の世界で新しい選択肢として注目されつつあるのが「木造マンション」です。

ポイントは、「耐用年数47年」という点です。

木造の法定耐用年数は元々22年で、RC造(鉄筋コンクリート)の47年とは大きな差がありました。

それが条件次第でRC造と同じ47年を選べるようになったということです。

 

木造なのに47年?通常の木造と何が違うのか?

一般的な木造アパートの法定耐用年数は22年です。

これは税務上の減価償却期間であり、建物の実際の寿命とは別の話です。

では新しい木造マンションは何が違うのか。

大きな違いのひとつがCLT(直交集成材)の普及です。

CLTとは、木材を繊維方向が直交するよう重ねた工法で、強度・断熱性・遮音性・調湿効果に優れた建材です。

木造でありながら、RC造に劣らない耐火性と耐久性を実現できます。

断熱性に関しては、CLTを使った木造マンションは一般的なRC造よりも高い性能を持っています。

例えば、木材は蓄熱しにくく断熱効果が高いため、冬は暖かく夏は涼しい居住環境になりやすいので、入居者にとって非常に快適な暮らしが実現できると思います。

 

「エンジニアリングレポート」とは何か

耐用年数47年を実現するカギとなるのが、エンジニアリングレポート(ER)です。

これは某ハウスメーカーが採用している方式ですが、建物の物理的な状況を第三者が客観的に評価した調査報告書で、以下の4項目を審査します。

・建物状況調査(構造・設備の現状確認)
・地震リスク評価
・建物環境リスク評価
・土壌汚染リスク評価

このレポートを取得し、監査法人の承認を得ることで、耐用年数を22年(木造の法定耐用年数)か47年(RC造の法定耐用年数)かを選択して適用できるようになります。

ここで一点、正確に押さえておきたいのは、「国税庁が47年を認定している」わけではないということです。

国税庁の法定耐用年数の表は全く変わっていません。

ただ、エンジニアリングレポートと監査法人の承認を根拠とすることで、税務上47年を選択適用できるという仕組みです。

いわば「監査法人のお墨付き」により、税務上の裁量として認められているというのが、正確な理解です。

 

投資家目線で見るメリット

では、不動産投資家にとって47年の耐用年数が取れると何が嬉しいのか。

主に3つあります。

①融資期間が伸びる

銀行の融資期間は耐用年数を基準に決まります。

47年の評価が得られれば融資期間が長くなり、月々の返済額を抑えてキャッシュフローを出しやすくなります

②長期の減価償却で節税効果が続く

47年かけて建物を経費に落とせるため、節税効果が長く継続します。

22年で償却が終わってしまう通常の木造と比べて、税負担の面でも有利に働くケースも多いと思います。

③中古になっても残存年数が多く、出口が取りやすい

築10年で売却する場合、通常の木造なら残存年数は12年(厳密には14~15年)です。

それが47年であれば37年残っていることになりますので、次の買い手も融資を受けやすくなります。

買い手が融資を受けやすいということは、売りやすいということです。

出口まで考えたとき、この差は非常に大きいと思います。

 

知られていない盲点:築古木造の耐用年数を伸ばす方法

少し話は変わりますが、既存の築古木造アパートを持っている方向けの盲点も紹介しておきます。

実は耐用年数を伸ばすことができるケースがあります。

例えば、築30年の木造アパートを中古で取得した場合、通常の「簡便法」で計算すると耐用年数は「22年×20%=4.4年」、つまり、わずか4年しか減価償却できません。

ところが、不動産鑑定評価を活用すると「経済的残存耐用年数」という概念で評価でき、維持管理状態が良ければ、10年以上の耐用年数が認められるケースがあります。

税務署の立場から言っても、耐用年数が長い方が、長く課税所得が出て税金が取りやすくなるため、損をしません。

これはあまり知られていない事実のひとつかもしれません。

もし耐用年数を長くすることができれば、デッドクロスの回避にもなりますし、出口も取りやすくなるかもしれません。

適用できるケースかどうかは税理士への相談が必須ですが、知っておく価値はある盲点です。

 

コストは?

気になるのが建築費です。

木造マンションはRC造より安いですが、通常の在来木造よりは高くなります。

目安としては「RC造>木造マンション(CLT工法)>在来木造」という序列です。

具体的なコスト感はまだ調査中ですが、在来工法の鉄骨造と同程度のコスト感であるなら、断熱性・遮音性・居住性のトータルパフォーマンスを考えれば、十分に競争力がでてくると思います。


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