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その物件オタクに需要あり

公開日: 2026年08月26日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

安く手に入れた築古の戸建て。

いざ貸そうとしたら、なかなか入居者が決まらない――

こういう大家さん、実はかなり多いと思うんですが、築古戸建てが大好きな当社の谷本塾長も、まさにそのクチなんですよね。

でも先日、その谷本の物件にとても面白い動きがありました。

そこで今回は、彼の実例を入口に、「普通の客付けでは埋まらない築古戸建て」の新たな入居戦略について解説したいと思います。

 

谷本の築古戸建てに、オタクが入居した

というわけで、入居付けにかなり苦戦した谷本の築古戸建てにやっと入居が決まったというんですよ。

決めてくれたのは、「おたくのやどかり」という、ちょっと変わった賃貸仲介です。

このおたくのやどかり、何が変わっているかというと、いわゆる「オタク・マニア専門」の部屋探しをサポートしてくれるんですね。

フィギュアをずらっと飾りたい、防音して思いっきり趣味に没頭したい、そういう一般の仲介では敬遠されがちなニーズを、むしろ歓迎して受け止めてくれるそうです。

仲介手数料も関東では家賃の0.55か月分、関西は無料と、借り手にやさしい設計になっています。

谷本はここに自分の築古戸建てを預け、結果、趣味を大事にするオタクの方が入ってくれたわけです。

このサービスの面白いところは、「駅から遠い」「古い」「変わった間取り」といった一般の客付けでマイナスになる要素が、特定の趣味を持つ人にとってはむしろプラスに転じる可能性があるということです。

 

「貸す」で埋まらないなら、「泊まる・働く」で回す手もある

もう一つ、面白い貸し方があります。

それは「おてつたび」というサービスです。

これは、お手伝い、つまり農家や旅館などの短期のお仕事をしながら旅ができる、といういわゆるワーケーションの新しい仕組みです。

旅する側は宿泊場所を無償で提供してもらえて、報酬までもらえます

受け入れる側は、人手不足を全国からの働き手で埋められるわけです。

「おてつたび」は2019年に始まって、登録者はこの5年でおよそ20倍になりました。

受け入れ先も、2026年6月末で2,800事業者を超えるまでに広がっています。

しかも近ごろは50〜60代の利用が4倍に増えて、参加者の約3割を占めるまでになっているそうです。

さて、これが戸建賃貸とどう関係するのか。

ここからは僕の見立てです。

売るか貸すか決まらないまま放置している戸建てがあるなら、掃除や草むしりをしてもらう代わりに、無料で泊まってもらう、という使い方もあるんじゃないかと思うわけです。

放置している物件は、ただ持っているだけで庭は荒れるし、傷みも進みます。

そこに「地域で少し働きたい人」に短期で滞在してもらえば、管理の手が入って建物は生き返るし、地域とのつながりも生まれます。

空き家問題と人手不足を、同時に解決できる新たな仕組みになる可能性を秘めていると思います。

 

完璧な不動産なんて、ない

谷本のオタク入居も、おてつたびの発想も、根っこは同じです。

「一般的な客付けで埋まらない=価値がない」ではない、ということです。

埋まらないのは、入口を一つしか設けていないからかもしれません。

完璧な不動産なんて、そもそも存在しません

駅遠、築古、変な間取り。

その欠点を「誰かにとっての魅力」に変換できる相手を見つけられるかどうか、そこが大家の腕の見せどころなんですね。

以前このブログでも、空き家をキクラゲ栽培などのユニークな用途に変えて活用する話を書きましたが、発想は同じです。

谷本の物件は、たまたまオタク向けという入口がハマりましたが、あなたの物件には、また別の入口があるかもしれません。

もし「貸せないまま持て余している戸建て」があるなら、一度、いつもと違う入口を探してみてください。

おたくのやどかりのようなニッチ特化の仲介に相談してみる。

おてつたびのような仕組みで、まず人に触れてもらう。

動かない物件は、たいてい「入口が一つ」なだけかもしれません


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