ブログ

満室にするための武器を多く持て!

公開日: 2019年01月07日

「昨年から、融資を引くことができず、物件購入ができなくなった。」
という声がかなり寄せられるようになりました。

このような時代に、ベテラン大家が何をしているかというと、

・家賃アップの取り組み

・常に満室状態を作り上げる付加価値つくり

といったことです。

しかし空室ばかりの地域であれば、満室までの道のりも険しく、
そう簡単に思い通りにいかないのが賃貸経営。

高値物件をフルローンで購入した人は、突発的に発生する修繕の対応だけでも、
苦労していることだろうと思います。

そこで、今回は賃貸経営の最重要ポイント、空室対策についてお話します。

この数年、空室対策のひとつとして、注目を浴びているのが、ホームステージングです。

ホームステージングとは、お部屋に家具や小物でインテリアコーディネートを加え、
モデルルームのように演出し、売却や賃貸成約を円滑に促すためのサービスをいいます。

実際にホームステージングを取り組んだオーナーから、
「早期に申し込みになったよ!」といった声も報告されています。

しかし、「本当に効果があるの?」と思ってる人も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは実際にあった事例を紹介します。

先日、SNSを活用した入居者募集方法についてセミナーを行いました。

そこでは、特にインスタを利用した募集方法についてを解説しました。

インスタとは、正式にはインスタグラムといい、写真投稿に特化したSNSとなります。

この段階で、インスタとホームステージングがどのように結びつくのか、
イメージできた人もいるかもしれませんね。

今の若い人は、インスタを利用して、旅行先や食事場所を決めるといいます。

それらと同じで、若い人はお部屋探しにおいても、インスタに投稿された画像から
物件探しをしているのです。

ということは、この世界では、これまで以上に写真が重要な意味を持つということなのです。

そのため、ただお部屋の写真を載せてるだけよりも、
よい生活感を身近に感じれる写真の方が目に止まりやすくなります。

その工夫が、小物や家具によってモデルルーム化された、ホームステージングというわけです。

要するにこれが、インスタ映えというやつですね笑

SNSとホームステージングを組み合わせた効果は、
通常の掲載と比べ反響数は何倍にも増加しました。

反響数の増加した部屋が、早期に申し込みとなったのは、いうまでもありません。

価値観が多様化している時代に、
オーナー自身も常にアップデートしていかなければいけないとわかる経験でした。

しかし、これも数多くある空室対策事例のひとつに過ぎません。

満室にするための武器は多ければ多いほど、より有利な賃貸経営に取り組むことができます。

そのためには、常にアンテナを張り勉強し続けることが大切なのです。

高橋 淳