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賃料を下げる前に「見せ方」を見直そう

公開日: 2018年11月05日

先日、空室改善相談会を行なったクライアントさんから、

「アドバイスして頂いた内容に変更したところ、3日後に申込が入りました!」

と連絡がありました。

そのクライアントさんの物件は、

・今年3月新築の1LDK
・家賃は相場より若干高め
・敷金礼金は1ヶ月
・インターネットは無料

と条件は悪くありませんが、
新築から半年以上も空室が続いてしまっているとのこと。

まず、ポータルサイトの掲載状況を確認したところ、
自社HPとSUUMOにしか掲載されておらず、
エンドユーザーや仲介業者の目に付く機会が少ない状況でした。

そこで、アットホーム・ホームズ・レインズにも掲載するように依頼しました。

また募集図面を確認すると、簡易的な図面でしかなく、

「物件のウリ」

が全くわからない状態です。

せっかく、インターネット無料や最新設備を
導入しているにも関わらず、全くアピールができていません。

物件のウリが一目で分かるような図面を、
作成し直します。

さらに、募集条件は、

賃料65,000円・共益費2,000円・敷金礼金1ヶ月

他のライバル物件と比較すると、
初期費用の面でも高くなってしまっています。


初期費用は、ギリギリまで少なくすることで
即決させやすくなります。

決まらない条件でダラダラと募集するよりも、
初期費用を下げて早く決めた方が機会損失は少なく済みます。

また、インターネット無料などの設備も
導入しているため、共益費を多少上げても高く感じさせません。

そのため、

賃料62,000円、共益費5,000円、敷金礼金0ヶ月

という条件に変更しました。

合計賃料は変わりませんが、見た目の家賃を
安く見える見せ方にしました。

空室改善相談の結果、上記の3つを変更したところ、
なんと3日後に申込が入りました。

募集条件の「見せ方」を変えるだけでも、
空室を成約させることもできます。

家賃を下げるのは簡単ですが、
下げる前にできることは全て実践しましょう。

鹿股 恭平