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トラブルは事前にしっかりと対策する!

公開日: 2017年09月25日

先日、九州にある有名な不動産会社が開催する
「賃貸管理実務研修」に参加してきました。

数多くの不動産会社が参加していて、

「トラブル発生時、最善の対応方法は?」

というグループワークを行いました。

今日は、その研修の中で学んだことをお伝えさせて頂きます。

まず、ある会社では、全管理物件で発生した設備トラブルを
リスト化し、1年間集計してみたそうです。

その集計結果をランキングにすると、

【第1位】共用灯切れ

【第2位】建具の不具合

【第3位】エアコンの故障

という結果になったそうです。

トラブルは発生させない事が、何よりも大切になります。

この上位3つを予防できれば、入居者からのクレームが減り、
より良い賃貸経営が出来ることは間違いありません。

では、予防するためにはどうしたら良いのでしょう。

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【第3位】エアコンの故障

まず、入居前準備の際には、
必ずエアコンの作動テストを行いましょう。

これから新生活が始まるのに、いきなりエアコンが使えないのは、
新入居者の不満がいきなり溜まってしまいます。

しかし、電化製品なので、入居後に
突然壊れてしまうのは、仕方がありません。

そこで、メーカー・型番・製造年月日を把握することが重要です。

入居者から不具合の連絡があった場合に、
すぐに業社手配できる体制をとっておくことで、
クレームも抑えられます。

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【第2位】建具の不具合

「扉が閉まりにくい・・・」
「変な音がする・・・」

のような不具合は、退去時・入居前の確認を徹底することで、
防げることがあります。

必ず、チェックシートを作成し、細かい箇所まで
チェックすることを怠らないようにしましょう。

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【第1位】共用灯切れ

共用灯切れの対策には、いくつかの方法があります。

1.少なくとも月1回は、清掃や巡回を行い、
 必ず共用灯の点灯確認を行う。
 万が一、クレームがあった場合でも、早急な交換作業が
 出来るように、共用灯の電球や蛍光灯の品番をリスト化しておく。

2.1年に1回、必ず共用灯一斉交換を行なう。

3.初期費用は掛かるが、長期的に見れば
 経済的であるLED交換工事を実施する。
 LED電球は、寿命が4万時間と言われていますので、
 交換の手間が一気に減ることになります。

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以上のような対策をすることで、上位3位のトラブルも
予防することができます。

当然、予防してもトラブルが発生することはあります。

その際は、

「とにかく早急に対応すること」

がクレームを大きくしない、一番重要なポイントとなります。

戸建賃貸でもマンションでも管理をしっかりすることで、
入居者の長期入居に繋がり、賃貸運営を成功させることができます。

トラブル発生前の事前対策をしっかりとしていきましょう。

鹿股 恭平