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繁忙期に空室を​必ず満室にしよう!

公開日: 2016年01月25日

不動産業界では、1月から3月は繁忙期と呼ばれ、
戸建賃貸、マンションに関わらず、1年間で
最も入居者の入れ替わりが激しい時期となります。

空室で困っている物件は、この時期に成約して
おかないと来年の繁忙期まで空室のまま、
なんてことになりかねません。

満室にするためには、オーナー自ら満室にしていく努力が
必要ですが、具体的にどんなことをしていけば良いのでしょうか。

まず、所有している物件周辺の賃料相場を把握しましょう。

どんなに良い物件であっても、地域によって
設定できる賃料には限界があります。


SUUMOなどのポータルサイトで築年数、部屋の広さ、駅までの
距離など、ある程度条件を絞ってライバル物件の賃料を調べ、
所有物件が賃料相場とかけ離れていないかを調べます。

次に、ポータルサイトで所有物件を検索してみましょう。

しっかりと登録されているか、また、設備、コメント、
備考などの登録漏れがないかを調べます。

もし、間違いや漏れがあるようなら、その登録をした
不動産業者にすぐ訂正を依頼しましょう。

さらに、室内の空室対策も行ないます。

アピールポイントを書いたPOP、間取り図、
メジャー、芳香剤、スリッパ等を設置します。

特に冬場はフローリングがとても冷たいので、
スリッパの設置は必須です。

最後に、募集図面を持って物件最寄駅の仲介業者に
営業をするのですが、最寄駅にある不動産会社は
全社訪問するよう心がけましょう。

物件周辺の仲介業者は、その地域のスペシャリストです。

紹介してくださいと図面を渡すだけでなく、
何か一つでも良いのでアドバイスをもらうようにします。

「この賃料は他と比較してどうですか?」
「ライバルとなる物件は?」
「お客さんの動きは?」
「広告料は必要ですか?」

など、いろんなことを聞きましょう。

すると、所有物件の強みや弱みが
見えてきますので、改善を行ないます。

これで、最低限の下準備はできました。

ここからは、1週間に1度、「問合せ数」と「内見数」の集計を行ないます。

集計を行なうことで改善すべきポイントがわかります。

・ 問合せが少ない。
 →物件が認知されていない。
 →賃料が高すぎて検索にかからない。

・ 問合わせは多いが内見が少ない。
 →鍵は現地に置いてあるか。
 →条件が合うということで問合わせが来ても、
  室内写真がきれいに撮れていないことで内見につながらない。

・ 問合せ、内見も多いが成約しない。
 →室内が汚れていないか。
 →他物件と比べて設備が負けていないか。

物件の問合せ数・内見数を知らないと募集条件の
改善はできませんので、必ず確認しましょう。

そして、内見の案内をしてくれた業者へ、
すぐにアフターフォローを行ないます。

「お客さんの反応はどうだったか?」
「どの物件に決まったのか?」
「改善点はあるか?」

もし、お客さんがライバル物件と迷われているようなら、
プラスアルファの何かを提案してあげるのも良いでしょう。

以上の事を行なえば、自然と成約につながっていきます。

空室が埋まらないと嘆く前に、賃料査定や業者営業を
オーナー自ら行ない、満室にする努力が必要です。

必ず繁忙期に満室にしましょう。

鹿股 恭平