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賃貸における戸建と長屋と共同住宅の違いとは?

公開日: 2015年02月23日

今回は、企画する際に住宅の形式をどう考えるか?についてお話しします。

当社の【稼ぐ戸建賃貸】に問い合わせがあった際、
戸建賃貸ありきではなく、まず計画地に合わせた住宅形式を検討します。

そのためには、戸建と長屋、共同住宅の違いを
理解していないといけません。

まず戸建ですが、一般的に法規制が一番緩いです。

一般的というのは、旗竿状の敷地には接道の関係で計画が難しいことや、
自治体によって定められている最低敷地面積を満たすため、専有面積と
家賃相場のマッチングが難しいという部分があります

つぎに長屋ですが、各住戸と住戸の間の界壁(かいへき)以外
共有する部分がなく、住戸に外部から直接出入り出来るものです。

長屋という言葉は古臭いと言って嫌う方も多いため、
テラスハウスなどとも言っていますが、
建築基準法ではテラスハウスも長屋という種別になります。

戸建住宅と違うのは界壁の構造(共同住宅も同様)が
告示によって定められています。

又、各戸の玄関は直接道路に面する位置か、道路まで続く
敷地内通路に面することが規定されています。

これは避難通路と言われるものです。

つぎに共同住宅ですが、二以上の住戸が階段、廊下、ホール、
エレベーター等を共有しているものです。

こちらは建築法規的には一番厳しく、特殊建築物という種別になります。

窓先空地などの敷地内避難通路や、避難器具の設置、主要出入口の位置、
その他自動火災警報機などの設備関係と数多くの規制を受けます。

東京都などでは、原則、特殊建築物である共同住宅は、旗竿状の
敷地には建築できませんが、長屋なら建築可能となります。

上記の違いを知った上で、立地や周辺相場、建物のボリュームと
事業費を総合的に判断し、一番良い住宅の形式を選択することが大切です。

ハウスメーカーなどは、まず自社の提供している商品を
その土地に当てはめるという選択肢しかないように感じます。

一方、当社コンサルタントの考えは、その土地の
ポテンシャルを見極め、最良の活用方法を提案するというものです。

その結果、戸建賃貸が「ベストアンサー」というケースが最も多いです。

こういった当社の戸建賃貸の事例が、不動産と建築の専門書に掲載されます。

実務者の為の書籍ですが、

「都市・建築・不動産企画開発マニュアル2015-16最新版」です。

3月末に発売される予定ですが、こういった専門書にも掲載される
当社の戸建賃貸に興味がある方、ぜひ無料カタログをお申込みください。

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今回の「稼ぐ戸建賃貸」レポートが、皆様のお役に立てば幸いです。

岡 宏