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絶対得する金融機関との正しい付き合い方
公開日: 2013年12月16日
突然ですが、質問です。
あなたは今、MAXいくらお金を借りられますか?
アパマン経営の最大のポイントは、満室経営が維持できるかどうかです。
しかし、どんなに素晴らしい企画であってもお金を調達できなければ、事業は実現しません。
資金の大半を自己資金でまかなえる超お金持ちは別ですが、
多くの場合は銀行からお金を借りて事業を行います。
ですから、企画段階で「自分はいくらお金が借りられるのか」を客観的に把握しておくことは、
とても重要なことなのです。
では、お金さえ借りられれば、それでOKか?と言うと、そうではありません。
できる限り有利な条件でお金を借りることが大切になります。
例えば、借入金利の差が1%もあれば、事業に大きな影響を及ぼしてしまいます。
1%という金利は、1億円借りていて年間100万円の利息がかかるということです。
ですから、金利は安いに越したことはないわけですね。
では、できるだけ有利な条件で融資を受けるためには、いったい、どうしたら良いのでしょうか?
「お願いです!是非融資させてください!」と銀行に言わせるための、2つのポイントをお話します。
▼ポイント1 必ず必要以上の担保を用意すること!
第1のポイントは、担保を充足させることです。
基本的に銀行は、土地と建物の担保価値以上の融資はしません。
経験上、融資に必要な担保の評価は、
1、土地の担保価値=路線価×土地面積(平方メートル)×80%
2、建物の担保価値=建物の建築費×70%(固定資産税評価額相当)
の合計で評価されます。
例えば100平方メートルの土地に2,000万円で戸建賃貸を建築するとしましょう。
仮に路線価が20万円であったとすると、
土地・建物の担保価値は、
土地の担保価値=20万円×100×80%=1,600万円
建物の担保価値=2,000万円×70%=1,400万円
となり、土地・建物全体の担保価値は3,000万円となります。
つまり、この事業の融資額の上限は3,000万円になるわけです。
このケースでは建築費が2,000万円ですから、担保は十分足りているということになりますね。
もし、担保評価が建築費に足りていない場合は、
その不足分を自己資金で補うか、別の不動産を追加担保として提供する必要があります。
もちろん、銀行によっては、借りる人の属性評価によって
担保以上の融資をする場合があります。
しかし、そのようなケースでは、銀行のリスクが金利に上乗せされると
考えておいた方がいいでしょう。
▼ポイント2 収益性が銀行の融資基準に達しているかどうか?
第2のポイントは、銀行が良しとする収益性があるかどうかです。
基本的にどの銀行の収益評価も、
「入居率80%、金利6%になってもプラスの収益になるか」で判断しています。
このように、担保価値があり、収益性のとれる企画であれば、
はじめてお付き合いをする銀行であっても、金利交渉を有利にすすめることができるでしょう。
たとえ最初に相談した銀行にいい返事をもらえなくても、自信をもって、
次の銀行に融資相談を持ちこんでみてください。
銀行はひとつだけではなく、数多く存在しますから、
いずれ必ず良い条件で融資をしてくれる銀行が見つかるはずです。
しっかり、銀行が必要とする条件をそろえて、粘り強く融資交渉に臨んでみてくださいね!
高橋
突然ですが、質問です。
あなたは今、MAXいくらお金を借りられますか?
アパマン経営の最大のポイントは、満室経営が維持できるかどうかです。
しかし、どんなに素晴らしい企画であってもお金を調達できなければ、事業は実現しません。
資金の大半を自己資金でまかなえる超お金持ちは別ですが、
多くの場合は銀行からお金を借りて事業を行います。
ですから、企画段階で「自分はいくらお金が借りられるのか」を客観的に把握しておくことは、
とても重要なことなのです。
では、お金さえ借りられれば、それでOKか?と言うと、そうではありません。
できる限り有利な条件でお金を借りることが大切になります。
例えば、借入金利の差が1%もあれば、事業に大きな影響を及ぼしてしまいます。
1%という金利は、1億円借りていて年間100万円の利息がかかるということです。
ですから、金利は安いに越したことはないわけですね。
では、できるだけ有利な条件で融資を受けるためには、いったい、どうしたら良いのでしょうか?
「お願いです!是非融資させてください!」と銀行に言わせるための、2つのポイントをお話します。
▼ポイント1 必ず必要以上の担保を用意すること!
第1のポイントは、担保を充足させることです。
基本的に銀行は、土地と建物の担保価値以上の融資はしません。
経験上、融資に必要な担保の評価は、
1、土地の担保価値=路線価×土地面積(平方メートル)×80%
2、建物の担保価値=建物の建築費×70%(固定資産税評価額相当)
の合計で評価されます。
例えば100平方メートルの土地に2,000万円で戸建賃貸を建築するとしましょう。
仮に路線価が20万円であったとすると、
土地・建物の担保価値は、
土地の担保価値=20万円×100×80%=1,600万円
建物の担保価値=2,000万円×70%=1,400万円
となり、土地・建物全体の担保価値は3,000万円となります。
つまり、この事業の融資額の上限は3,000万円になるわけです。
このケースでは建築費が2,000万円ですから、担保は十分足りているということになりますね。
もし、担保評価が建築費に足りていない場合は、
その不足分を自己資金で補うか、別の不動産を追加担保として提供する必要があります。
もちろん、銀行によっては、借りる人の属性評価によって
担保以上の融資をする場合があります。
しかし、そのようなケースでは、銀行のリスクが金利に上乗せされると
考えておいた方がいいでしょう。
▼ポイント2 収益性が銀行の融資基準に達しているかどうか?
第2のポイントは、銀行が良しとする収益性があるかどうかです。
基本的にどの銀行の収益評価も、
「入居率80%、金利6%になってもプラスの収益になるか」で判断しています。
このように、担保価値があり、収益性のとれる企画であれば、
はじめてお付き合いをする銀行であっても、金利交渉を有利にすすめることができるでしょう。
たとえ最初に相談した銀行にいい返事をもらえなくても、自信をもって、
次の銀行に融資相談を持ちこんでみてください。
銀行はひとつだけではなく、数多く存在しますから、
いずれ必ず良い条件で融資をしてくれる銀行が見つかるはずです。
しっかり、銀行が必要とする条件をそろえて、粘り強く融資交渉に臨んでみてくださいね!
高橋