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年末ジャンボ宝くじで10億円が当たる確率を調べてみたら衝撃だった!

公開日: 2020年12月26日

あなたは年末ジャンボ宝くじを買いましたか?

年末の風物詩といえば、人気の宝くじ売り場に行列をなす人の姿ですが、今年はコロナの給付金があったおかげなのか?

例年より宝くじの売り上げがいいそうです。

今年は1等賞金が7億円、前後賞を合わせるとなんと10億円になります。

もし当たったらプライベートジェットが買えるほどの額ですから、夢が膨らみますよね。

あなたも一度は、「宝くじが当たったらどうする?」という話題で盛り上がったことがあるのではないでしょうか。

しかし、私はこの行列のことを「貧乏行列」といって絶対に近づかないようにしています。

もちろん宝くじも買いません。

なぜなら、宝くじは買っても絶対に当たることはないからです。

こんな風にいうと、「宝くじは買わないと当たらないよ!」とおっしゃる人がいるかもしれませんが、そういっている人で高額当選を果たした人を私は見たことがありませんし、私の周りのお金持ちでこの時期に宝くじを買っている人も見たことがありません。

そこで今回は、なぜ宝くじは買ってはいけないのかについてお話ししたいと思います。

具体的には、宝くじは最も還元率の低い博打、ギャンブルであることを、数字をもって説明したいと思います。

さらに、もし宝くじに当たったらどうなるのかについてもお話しします。

そもそも宝くじってどういう仕組みなの?

宝くじを販売できるのは全国の自治体だけです。

そして、その販売事務を銀行に委託しています。

銀行は宝くじの宣伝や売りさばき、当選金の支払いなどを行います。

メインの窓口となっているのはみずほ銀行で、売上のうち、当選金として支払われるのが約46%、銀行への事務経費が約14%、残りの40%が自治体に収納されます。

つまり宝くじの売上の約40%が税金ということなのです。

ちなみにパチンコの還元率は約85%、競馬や競輪の還元率は約75%ですので、宝くじの還元率約46%がいかに低いかがわかるでしょう。

ジャンボ宝くじには、年末ジャンボ宝くじのほかにドリームジャンボやサマージャンボ、バレンタインジャンボ、ハロウィンジャンボといったものもあります。

その場で記入するロトくじなどを含めると、年中宝くじを買うことができます。

先ほどもお伝えしたように、今年の年末ジャンボの1等賞金は7億円で、前後賞を合わせると10億円になります。

宝くじの金額は1枚300円、今年の販売予定枚数は4億4千万枚で、総額1320億円となっています。

宝くじが当たる驚きの確率とは?

ではこの1等が当たる確率はどのくらいあるのでしょうか?

今年の1等7億円の本数は22本で、その当選確率はなんと2000万分の1です。

この確率がどれだけ低い確率なのか、災害に遭う確率と比較して見てみましょう。

まず、よく比較されるものとして、落雷に打たれる確率が1000万分の1です。

しかし、宝くじは1人最低10枚は買うと思いますので、その分1等が当たる確率は10倍上がります。

そのため、実際の1等の確率は200万分の1くらいだと思います。

次に交通事故で死亡する確率と比較してみましょう。

図1
出所:「犯罪被害者等施策に関する基礎資料」(警察庁)のデータを基に作成

上記の表によると、昨年の交通事故で死亡した人は約3200人。

仮に1年のうちに車に乗る人を1億人とすると、1年間に事故で死亡する確率は0.0032パーセントになります。言い換えると約3万3000分の1という確率です。

いかがでしょうか?

宝くじで1等当選することがどれだけ低い確率かが分かるでしょう。

よくエンタメ系のユーチューバーが宝くじを1000万円分買って、一等が当たるかどうか検証する動画をやっていますが、その検証結果の還元率は、購入金額の20%から30%になっています。

つまり、1000万円分の宝くじを買っても200万円~300万円しか当たらないということです。

宝くじ全体の還元率が約46%ですので、ユーチューバーは公表されている還元率すら回収できていないということになります。

それもそのはず、1等7億円を当てるためには、理論上、なんと60億円分もの宝くじを買う必要があるとされているからです。

この時期、宝くじが当たりやすい購入日や時間帯、当たりやすい販売所などを予測する人がいますが、この確率を見ると全くアテにならないということがわかりますし、宝くじでは夢すら買えないということがわかりますよね。

毎年、西銀座の数寄屋橋の売り場にたくさんの人が列をなすのは、日本で一番1等が出ているからですが、これは単に日本一の売り上げがあるからであって、結局どこで買っても当選確率はほぼ変わりません。

つまり、宝くじを買うなら一攫千金をあてにするのではなく、自治体に寄付をするという気持ちで買わないといけないということです。

高額当選がバレると欲にまみれた人たちが群がってくる?

しかし、確かに高額当選している人がいることも事実です。

では、お金がない人が急に大金を手にすると、その人はどうなってしまうのでしょうか?

もし宝くじが当たったら、まずは当たりくじを持って銀行の窓口に行きます。

そして銀行で本人確認をしたあと、1千万円以上の高額当選者だけに渡される「その日から読む本」が渡されます。

この本は、大金を持ったことがない人に向けて、お金の保管方法や、まずは落ち着こうとか、使い道をしっかり考えよう、といったことが書かれています。

また、当選金はすぐには用意できないので、数日~1週間後に振り込まれることになります。

当せん金の使い道については、Abema TVに出演していた6億円当選した人の話によると、一晩でキャバクラで1500万円を使ったり、車を買いまくったり、カジノで1億円をぱーっと使ったりしたということですが、私はこの使い方は正解だと思います。

図1
出所:AbemaTVの情報をもとに作成

なぜかというと、自分の実力以外で入ってきたあぶく銭は、またあぶく銭としてパーっと使ってしまうほうがいいからです。

少々スピリチュアルな話になりますが、このあぶく銭を自分の実力と勘違いしてため込んでしまうと、その人の周りで歯車が狂い始めることもあったりします。

しかし、突然金遣いが荒くなって当選がバレてしまったり、他人に当選したことを言ってしまったりすると、欲にまみれた人たちが群がってきます。

そしてそれが災いの元になることもあります。

アメリカでは、「デート中に買った宝くじが当たったんだから、半分は自分の権利だ」と言って、彼女に訴訟を起こされたり、当選金をめぐって兄弟間で殺人未遂に発展したりするケースもあるといいます。

お金のリテラシーがない人がいきなり大金を手にすると、そのお金をめぐって災いが起きやすくなりますし、安月給が馬鹿らしくなって仕事を辞めてしまえば、その当選金を食いつぶしていくだけの人生が待っているかもしれません。

一方、お金のリテラシーを持っている人であれば、突然大金を手にしても災いが起きることはないでしょうし、自分も周りの人も幸せになるようなお金の使い方ができると思います。

つまり重要なのは、日ごろからお金の知識を身に付け、お金を受け入れる体制を備えておくということです。

さて、いかがでしょうか?

ここまでの話で、宝くじを買うのはバカバカしい、と私が思っている理由がお分かりいただけたのではないでしょうか。

宝くじを買わずに1億円を手にする方法がある?

最後に、宝くじを買わずにかなり高い確率で1億円を手にする方法をお伝えしましょう。

その方法とはズバリ、不動産投資をすることです。

不動産投資というと、誰にでもできるものではない・・・リスクが大きい・・・とお考えになる方も多いかもしれません。

しかし、株式投資やFXなどと違い、不動産投資は最初にきちんと勉強して取り組めば、成功に結びつけることができる投資法だと私は考えています。

もちろん不動産を買うためにはお金が必要ですが、宝くじのように還元率が46%ということはありませんし、あなたが投じたお金は、最低最悪でも100%、数年後には300%、あるいはそれ以上になって返ってくるでしょう。

もし「不動産投資に興味がある」という方は、YouTubeチャンネル「ウラケン不動産」をご覧になってみてください。

また、不動産投資の成功は、いかに「現場で使えるノウハウ」を「体系的」に学ぶかにかかっています。

そしてそれを学ぶには、いつでも、どこでも、だれでも、学べる「不動産実務検定」があります。ぜひ一緒に学びましょう。