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2021年ウラケン式投資戦略。株、金、ビットコイン、不動産の動向
公開日: 2021年01月30日
2020年はコロナショックによってあらゆる資産価値が一時的に暴落しましたが、終わってみれば、あらゆる資産価値が上昇して終わった年でもありました。
そして新たな年を迎えた2021年、世界的に未曾有の金融緩和が続き、実体経済を伴わない株価上昇が続く中で、一体どんな年になるのでしょうか?
そこで今回は、不動産投資だけでなく、あらゆるマーケットを俯瞰した上で、2021年の投資戦略をどのように立てるべきなのか、私の考えをお話ししたいと思います。
この記事をお読みいただくことで「絶対に儲かる!」とお約束することはできませんが、これからの投資戦略を考えていく上で必ず参考になると思います。
セミリタイアを目指している方、2021年の投資戦略を考えたい方、2021年の世界経済の行く末が気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
2021年の世界経済はどうなるのか?
2021年の世界経済の行く末は、新型コロナウイルスの状況が全てを左右すると考えています。
待望のワクチンが世界中で承認され始めていますので、今年の上半期には世界中にワクチンが行き渡ることでしょう。
それにより経済の回復期待も高まるわけですが、企業の具体的な業績回復は今年の後半まで持ち越されると思います。
というのも、2021年に入っても、いまだに1日の感染者数が過去最大を記録したり、変異種のコロナウイルスが発見されたりしています。
つまり、まだまだコロナウイルスの収束の先行きが見えない状況だからです。
以上の理由により、上半期の企業業績は引き続き低迷すると私は予想しています。
先ほどもお伝えしたとおり、2020年はコロナウイルスの影響によって世界の株式市場は稀に見る大暴落を記録しました。
しかし、その後わずか数カ月でこちらも歴史的に稀なV字回復を果たしました。
実体経済は低迷しているにも関わらず、株価は上昇し続けるという異常事態が見られたわけですが、これは過去最大規模の金融緩和が世界的に実施されたからです。
業績が伴っていない株価の上昇ですので、資産バブルと呼べるわけですが、いまだに世界規模で金融緩和が継続されていることを考えれば、この資産バブル状態は2021年も引き続き継続すると思います。
また、世界経済はアメリカ主導で動いています。
アメリカの動向が世界の大きな流れを作っていくという大枠が崩れることもないでしょう。
2021年1月20日にはバイデン政権が発足しましたが、このままFRBの金融緩和が実施されることになると思いますので、これがさらなる株価の押し上げ要因となるでしょう。
日本経済もアメリカ経済と同様、金融緩和を継続しています。
したがって、企業業績は低迷しつつも日経平均は上昇を続けることでしょう。
日経平均が3万円を超える場面も見られるのではないかと思います。
さて、こういった前提に立った場合、一番のリスクはなんでしょうか?
そうです。現金しか持っていないという場合です。
政府が金融緩和を続けるということは、世の中に通貨の供給量が増えるということです。
通貨の供給量が増えれば通貨の価値そのものが毀損されます。
たとえば、現在のようにほぼ0%の金利で貯金だけしていたとして、インフレ率が2%になれば100万円の価値はざっくり言って98万円になってしまうということです。
すなわち、預金をしているだけでは現金が目減りしてしまうということです。
今年も各国の政府が金融緩和を続けると主張している以上、預金以外の資産に現金を移さない限り、我々は自分の資産を守ることすらできなくなってしまいます。
そのため、今、現金しか持っていないという方は、2021年を機にぜひ自分のお金を株や不動産などにバランスよく分散してみるようにしてください。
2021年の株式市場と投資戦略
次に、2021年の株式投資戦略について解説していきます。
2020年の株式市場は歴史上稀に見る大暴落をして歴史上稀に見るV字回復をしたわけですが、今後も大規模な金融緩和が続くことを考えれば、2021年も株価と実体経済の乖離は続き、株式市場は好調に推移することが予想されます。
といっても資産バブルであることには変わりありませんから、いつかはバブルが弾ける時が来るかもしれません。
しかし、いつバブルが弾けるか、すなわちいつ株価が暴落するかなんて誰にもわかりませんから、我々はインデックス投資を中心に積立投資を継続し、株式を長期保有していくことでリスクを最小限に抑える必要があると思います。
ちなみに、私のメインの投資は不動産投資です。
常に不動産投資をベースにして株式投資と向き合っていますので、株式投資を専門とするトレーダーさんとは異なり、上述したような私のインデックス投資戦略では資産を大きく増やすことはできません。
しかし、リスクを最小限に抑えながら効率的に資産を増やしていける方法こそがインデックス投資だと考えていますので、私自身は今年もインデックスの積立投資を継続していく予定です。
では、オススメのインデックス積立投資には何があるのでしょうか?
本記事では、2種類のおすすめインデックス投資法をご紹介したいと思います。
不動産投資の頭金を作るための投資戦略
1つ目は、不動産投資の頭金を作るための投資戦略です。
株式を購入する場合とは異なり、不動産を購入する時期はいつになるかわかりませんので、投資の条件はかなり限られてきます。
- 第一の条件は、「いつでも解約できること」
- 第二の条件は、「ボラティリティー(価格の増減率が低いこと)」
- 第三の条件は、「元本の毀損を防ぐこと」
です。
この3つの条件として考えると、不動産投資の頭金を作るためには公社債のインデックスファンドに積立投資するしかないと考えています。
もう少しリスクを取れるのであれば、外貨建てMMFの運用でも良いと思いますが、こちらは外貨建てですので為替リスクを考慮しなければなりません。
いずれにせよ、リスクを分散させるためには毎月の積立を継続することがマストとなってきます。
家賃の運用先として考える株式投資
2つ目は、家賃の運用先として考える株式投資戦略です。
毎月振り込まれる家賃をどのように運用するか?ということですね。
こちらはS&P500指数や日経225、全世界株式のインデックスファンドを長期保有するのが良いと思います。
2021年は引き続き世界中で金融緩和が継続されますから、世界の株式は比較的堅調に推移していくと思います。
さらに積立投資であれば10年スパンで考えた場合、仮に短期の増減があったとしても最終的にはパフォーマンスはプラスになると思います。
そのため、インデックスファンドに必ず毎月一定額を投資していくのが良いでしょう。
そしてもう1つ、家賃の運用先として考えられるのがREITです。
REITはその投資対象によって、大きく5つのファンド(物流系、住居系、商業系、オフィス系、インフラとしての太陽光)に分けられます。
REITは基本的には家賃収入をベースとしていますので、コロナ渦にあっても稼働率の増減や家賃の増減が少ないのが特徴です。
そのため、稼働率の増減が比較的少なかった、物流系、住居系、インフラ系のREITを積み立てて投資していくのは”あり”だと思います。
一方で商業系やオフィス系はまだまだコロナの行く先が見えないため、慎重に投資判断をしていく必要があると思います。
ただし、もしこの分野に投資をするのであれば、株価が低迷している今がチャンスになりそうな気もします。
いずれにせよ、REITも毎月一定額を投資していくことでリスクを分散するようにしましょう。
今の時代、銀行に現金を預けていること自体がリスクです。
まだ投資をやったことがないという方は、まずはネット証券に口座を開設し、少額からでも投資を始めてみてはどうでしょうか。
金やビットコインなどのコモディティ
さて、次は金(ゴールド)やビットコインなどのコモディティの動向について解説していきます。
私は、金やビットコインなどのコモディティにも引き続き上昇圧力がかかってくると思います。
というのも、世界的な金融緩和によって通貨の価値が毀損し、金やビットコインなどの実物資産の価値が上がってくると予想できるからです。
ビットコイン
まずはビットコインについて見ていきましょう。
不動産投資がメインなのであれば、ビットコインなどをフォローする必要もないのですが、長期的に見てビットコインはドルの代替通貨になることは間違いないと思っていますし、今後の需要の高まりとともにさらに価格が上昇していくことが考えられます。
以上の理由から、全資産の1%程度はビットコインに投資しても良いのではないか?と考えています。
また、2021年のビットコインの価格暴騰は2017年とは異なる種類の暴騰であるということを理解しておく必要があります。
というのも、2020年4月にはビットコインの半減期がありました。
過去の歴史を振り返れば、半減期の後にはビットコインの価格は高騰しています。
さらに、アメリカの名だたる企業が資産の一部にビットコインを加えています。
また、ビットコインは新たな決済手段としても利用の利便性が高まっています。
以上の事実を考えれば、2017年の時とは異なり、今後とも継続的にビットコインの価格は上昇していくのではないかと考えられます。
ただし、ビットコインはボラティリティーの激しい通貨です。
短期で一喜一憂するのではなく、こちらも毎月定期的に積立投資を継続して購入を続けていくのが良いでしょう。
金
金については2020年夏以降、下落傾向でしたが、実物資産としてのプレゼンスはさらに高まっているので長期的には上昇すると考えています。
金についてもインデックス投資などの積立投資を始めても良いのではないかと思います。
不動産投資
最後に、私の専門である不動産投資について解説していきたいと思います。
不動産というのは景気の遅れから2~3年ほど遅れて底値をつけるというのが一般的です。
しかし、今回ばかりはちょっと様子が違います。
というのも、世界的な金融緩和によって実体経済に反して株価が上がっているように、そろそろ不動産にも緩和マネーが流れ込む可能性が高いと私は思っています。
実際、周りの投資家の様子を見てみても、「2020年に不動産を購入できた!」という報告が非常に多い。
すなわち、ベテランの不動産投資家は既に不動産を買いに走っていると見ることができるのです。
しかし、個人向けの不動産投資の融資は引き続き厳しいので、現金で購入可能な築古区分や築古戸建が激戦になる可能性が高いと思います。
というか、既に激戦になっています。
とはいえ、私自身も2020年に激安戸建てを購入することができていますので、購入できる人は購入できているということです。
そのため、まずは不動産を購入できるスキルを身につける必要があります。
重要なのは、物件を見つけたらすぐに問い合わせをして、すぐに見学をして、瑕疵担保なし、融資特約なしの条件で素早く買い付けを入れること。
「雨漏りをしているからダメだ・・・もっと安くしてくれ!」とか「家が傾いているからダメだ・・・もっと安くしてくれ」などと難癖ばかりつけているようでは、いつまで経っても不動産は購入できません。
仮に欠陥がある物件であったとしても、「この程度であればこの程度の予算で修理できる」という知識さえ持っていれば即買い付けができるようになります。
誰よりも早く買い付けを出すためには、リフォームの知識なども重要になってくるということです。
ちなみに、新築や中古一棟投資に関しては引き続き資金力のある人しか購入できない状況が続くでしょう。
そのため、初心者は手堅く自己資金50%以上を入れて購入できる物件を探すというのが王道になってくると思います。
ただし、このコロナ禍は、実は不動産投資においては良い影響を与えています。
どういうことかというと、リモートワークが普及したこともあって、都心から50キロ圏内の不動産が注目され始めているのです。
不動産ポータルサイト、SUUMOのデータによると、都心から50キロ圏内の中古戸建てや中古マンションの閲覧件数は、2020年度1月期~3月期に比べ1.5倍前後に増えています。
また、総務省の住民基本台帳人口移動報告によると、東京から転出する人も毎月増加傾向にあります。
以上のデータから考えると、都心近郊では物件価格が上昇したり、賃貸の空室率が改善されたりすることも期待できるわけです。
そのため、今年は都心から50キロ圏内の物件が要注目となるかもしれません。
まとめ
最後にまとめると、
- 株式投資についてはインデックスの積立投資をメインに組み立てること
- 金やビットコインも一部保有する
- 不動産投資は既に買い場かもしれない。気になる物件は即問い合わせ、即買い付け、即購入判断できるかどうかがカギになってくる
ということです。
2021年も不動産や経済、投資全般の情報を継続的に発信していきますので、ぜひご期待ください。
2020年はコロナショックによってあらゆる資産価値が一時的に暴落しましたが、終わってみれば、あらゆる資産価値が上昇して終わった年でもありました。
そして新たな年を迎えた2021年、世界的に未曾有の金融緩和が続き、実体経済を伴わない株価上昇が続く中で、一体どんな年になるのでしょうか?
そこで今回は、不動産投資だけでなく、あらゆるマーケットを俯瞰した上で、2021年の投資戦略をどのように立てるべきなのか、私の考えをお話ししたいと思います。
この記事をお読みいただくことで「絶対に儲かる!」とお約束することはできませんが、これからの投資戦略を考えていく上で必ず参考になると思います。
セミリタイアを目指している方、2021年の投資戦略を考えたい方、2021年の世界経済の行く末が気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
2021年の世界経済はどうなるのか?
2021年の世界経済の行く末は、新型コロナウイルスの状況が全てを左右すると考えています。
待望のワクチンが世界中で承認され始めていますので、今年の上半期には世界中にワクチンが行き渡ることでしょう。
それにより経済の回復期待も高まるわけですが、企業の具体的な業績回復は今年の後半まで持ち越されると思います。
というのも、2021年に入っても、いまだに1日の感染者数が過去最大を記録したり、変異種のコロナウイルスが発見されたりしています。
つまり、まだまだコロナウイルスの収束の先行きが見えない状況だからです。
以上の理由により、上半期の企業業績は引き続き低迷すると私は予想しています。
先ほどもお伝えしたとおり、2020年はコロナウイルスの影響によって世界の株式市場は稀に見る大暴落を記録しました。
しかし、その後わずか数カ月でこちらも歴史的に稀なV字回復を果たしました。
実体経済は低迷しているにも関わらず、株価は上昇し続けるという異常事態が見られたわけですが、これは過去最大規模の金融緩和が世界的に実施されたからです。
業績が伴っていない株価の上昇ですので、資産バブルと呼べるわけですが、いまだに世界規模で金融緩和が継続されていることを考えれば、この資産バブル状態は2021年も引き続き継続すると思います。
また、世界経済はアメリカ主導で動いています。
アメリカの動向が世界の大きな流れを作っていくという大枠が崩れることもないでしょう。
2021年1月20日にはバイデン政権が発足しましたが、このままFRBの金融緩和が実施されることになると思いますので、これがさらなる株価の押し上げ要因となるでしょう。
日本経済もアメリカ経済と同様、金融緩和を継続しています。
したがって、企業業績は低迷しつつも日経平均は上昇を続けることでしょう。
日経平均が3万円を超える場面も見られるのではないかと思います。
さて、こういった前提に立った場合、一番のリスクはなんでしょうか?
そうです。現金しか持っていないという場合です。
政府が金融緩和を続けるということは、世の中に通貨の供給量が増えるということです。
通貨の供給量が増えれば通貨の価値そのものが毀損されます。
たとえば、現在のようにほぼ0%の金利で貯金だけしていたとして、インフレ率が2%になれば100万円の価値はざっくり言って98万円になってしまうということです。
すなわち、預金をしているだけでは現金が目減りしてしまうということです。
今年も各国の政府が金融緩和を続けると主張している以上、預金以外の資産に現金を移さない限り、我々は自分の資産を守ることすらできなくなってしまいます。
そのため、今、現金しか持っていないという方は、2021年を機にぜひ自分のお金を株や不動産などにバランスよく分散してみるようにしてください。
2021年の株式市場と投資戦略
次に、2021年の株式投資戦略について解説していきます。
2020年の株式市場は歴史上稀に見る大暴落をして歴史上稀に見るV字回復をしたわけですが、今後も大規模な金融緩和が続くことを考えれば、2021年も株価と実体経済の乖離は続き、株式市場は好調に推移することが予想されます。
といっても資産バブルであることには変わりありませんから、いつかはバブルが弾ける時が来るかもしれません。
しかし、いつバブルが弾けるか、すなわちいつ株価が暴落するかなんて誰にもわかりませんから、我々はインデックス投資を中心に積立投資を継続し、株式を長期保有していくことでリスクを最小限に抑える必要があると思います。
ちなみに、私のメインの投資は不動産投資です。
常に不動産投資をベースにして株式投資と向き合っていますので、株式投資を専門とするトレーダーさんとは異なり、上述したような私のインデックス投資戦略では資産を大きく増やすことはできません。
しかし、リスクを最小限に抑えながら効率的に資産を増やしていける方法こそがインデックス投資だと考えていますので、私自身は今年もインデックスの積立投資を継続していく予定です。
では、オススメのインデックス積立投資には何があるのでしょうか?
本記事では、2種類のおすすめインデックス投資法をご紹介したいと思います。
不動産投資の頭金を作るための投資戦略
1つ目は、不動産投資の頭金を作るための投資戦略です。
株式を購入する場合とは異なり、不動産を購入する時期はいつになるかわかりませんので、投資の条件はかなり限られてきます。
- 第一の条件は、「いつでも解約できること」
- 第二の条件は、「ボラティリティー(価格の増減率が低いこと)」
- 第三の条件は、「元本の毀損を防ぐこと」
この3つの条件として考えると、不動産投資の頭金を作るためには公社債のインデックスファンドに積立投資するしかないと考えています。
もう少しリスクを取れるのであれば、外貨建てMMFの運用でも良いと思いますが、こちらは外貨建てですので為替リスクを考慮しなければなりません。
いずれにせよ、リスクを分散させるためには毎月の積立を継続することがマストとなってきます。
家賃の運用先として考える株式投資
2つ目は、家賃の運用先として考える株式投資戦略です。
毎月振り込まれる家賃をどのように運用するか?ということですね。
こちらはS&P500指数や日経225、全世界株式のインデックスファンドを長期保有するのが良いと思います。
2021年は引き続き世界中で金融緩和が継続されますから、世界の株式は比較的堅調に推移していくと思います。
さらに積立投資であれば10年スパンで考えた場合、仮に短期の増減があったとしても最終的にはパフォーマンスはプラスになると思います。
そのため、インデックスファンドに必ず毎月一定額を投資していくのが良いでしょう。
そしてもう1つ、家賃の運用先として考えられるのがREITです。
REITはその投資対象によって、大きく5つのファンド(物流系、住居系、商業系、オフィス系、インフラとしての太陽光)に分けられます。
REITは基本的には家賃収入をベースとしていますので、コロナ渦にあっても稼働率の増減や家賃の増減が少ないのが特徴です。
そのため、稼働率の増減が比較的少なかった、物流系、住居系、インフラ系のREITを積み立てて投資していくのは”あり”だと思います。
一方で商業系やオフィス系はまだまだコロナの行く先が見えないため、慎重に投資判断をしていく必要があると思います。
ただし、もしこの分野に投資をするのであれば、株価が低迷している今がチャンスになりそうな気もします。
いずれにせよ、REITも毎月一定額を投資していくことでリスクを分散するようにしましょう。
今の時代、銀行に現金を預けていること自体がリスクです。
まだ投資をやったことがないという方は、まずはネット証券に口座を開設し、少額からでも投資を始めてみてはどうでしょうか。
金やビットコインなどのコモディティ
さて、次は金(ゴールド)やビットコインなどのコモディティの動向について解説していきます。
私は、金やビットコインなどのコモディティにも引き続き上昇圧力がかかってくると思います。
というのも、世界的な金融緩和によって通貨の価値が毀損し、金やビットコインなどの実物資産の価値が上がってくると予想できるからです。
ビットコイン
まずはビットコインについて見ていきましょう。
不動産投資がメインなのであれば、ビットコインなどをフォローする必要もないのですが、長期的に見てビットコインはドルの代替通貨になることは間違いないと思っていますし、今後の需要の高まりとともにさらに価格が上昇していくことが考えられます。
以上の理由から、全資産の1%程度はビットコインに投資しても良いのではないか?と考えています。
また、2021年のビットコインの価格暴騰は2017年とは異なる種類の暴騰であるということを理解しておく必要があります。
というのも、2020年4月にはビットコインの半減期がありました。
過去の歴史を振り返れば、半減期の後にはビットコインの価格は高騰しています。
さらに、アメリカの名だたる企業が資産の一部にビットコインを加えています。
また、ビットコインは新たな決済手段としても利用の利便性が高まっています。
以上の事実を考えれば、2017年の時とは異なり、今後とも継続的にビットコインの価格は上昇していくのではないかと考えられます。
ただし、ビットコインはボラティリティーの激しい通貨です。
短期で一喜一憂するのではなく、こちらも毎月定期的に積立投資を継続して購入を続けていくのが良いでしょう。
金
金については2020年夏以降、下落傾向でしたが、実物資産としてのプレゼンスはさらに高まっているので長期的には上昇すると考えています。
金についてもインデックス投資などの積立投資を始めても良いのではないかと思います。
不動産投資
最後に、私の専門である不動産投資について解説していきたいと思います。
不動産というのは景気の遅れから2~3年ほど遅れて底値をつけるというのが一般的です。
しかし、今回ばかりはちょっと様子が違います。
というのも、世界的な金融緩和によって実体経済に反して株価が上がっているように、そろそろ不動産にも緩和マネーが流れ込む可能性が高いと私は思っています。
実際、周りの投資家の様子を見てみても、「2020年に不動産を購入できた!」という報告が非常に多い。
すなわち、ベテランの不動産投資家は既に不動産を買いに走っていると見ることができるのです。
しかし、個人向けの不動産投資の融資は引き続き厳しいので、現金で購入可能な築古区分や築古戸建が激戦になる可能性が高いと思います。
というか、既に激戦になっています。
とはいえ、私自身も2020年に激安戸建てを購入することができていますので、購入できる人は購入できているということです。
そのため、まずは不動産を購入できるスキルを身につける必要があります。
重要なのは、物件を見つけたらすぐに問い合わせをして、すぐに見学をして、瑕疵担保なし、融資特約なしの条件で素早く買い付けを入れること。
「雨漏りをしているからダメだ・・・もっと安くしてくれ!」とか「家が傾いているからダメだ・・・もっと安くしてくれ」などと難癖ばかりつけているようでは、いつまで経っても不動産は購入できません。
仮に欠陥がある物件であったとしても、「この程度であればこの程度の予算で修理できる」という知識さえ持っていれば即買い付けができるようになります。
誰よりも早く買い付けを出すためには、リフォームの知識なども重要になってくるということです。
ちなみに、新築や中古一棟投資に関しては引き続き資金力のある人しか購入できない状況が続くでしょう。
そのため、初心者は手堅く自己資金50%以上を入れて購入できる物件を探すというのが王道になってくると思います。
ただし、このコロナ禍は、実は不動産投資においては良い影響を与えています。
どういうことかというと、リモートワークが普及したこともあって、都心から50キロ圏内の不動産が注目され始めているのです。
不動産ポータルサイト、SUUMOのデータによると、都心から50キロ圏内の中古戸建てや中古マンションの閲覧件数は、2020年度1月期~3月期に比べ1.5倍前後に増えています。
また、総務省の住民基本台帳人口移動報告によると、東京から転出する人も毎月増加傾向にあります。
以上のデータから考えると、都心近郊では物件価格が上昇したり、賃貸の空室率が改善されたりすることも期待できるわけです。
そのため、今年は都心から50キロ圏内の物件が要注目となるかもしれません。
まとめ
最後にまとめると、
- 株式投資についてはインデックスの積立投資をメインに組み立てること
- 金やビットコインも一部保有する
- 不動産投資は既に買い場かもしれない。気になる物件は即問い合わせ、即買い付け、即購入判断できるかどうかがカギになってくる
2021年も不動産や経済、投資全般の情報を継続的に発信していきますので、ぜひご期待ください。