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ポータルサイトを見直し、内見数を増やすテクニック

公開日: 2020年11月01日

閲覧数や競合動向を注視物件写真にもこだわる

空室が埋まらずに困っているのであれば、これから迎える本格的な繁忙期を見据え効果的な対策を実践する必要があります。

なかでも、率先して行いたいのが「内見数を増やす」ことです。

そのために、最初に見直すべきことは、賃貸物件のポータルサイトに掲載されている物件情報です。

現在はコロナ禍ということもあり対面を避ける傾向が強く、お部屋を探している方はポータルサイトで検索して「自分の希望に近いもの」を見つけてから内見の予約などを入れるケースが増えています。

そのため、コロナ禍以前よりポータルサイトに掲載されている物件情報の重要性が高まっています。

今は単に掲載しているだけでは、大量の情報の中から所有物件を探し当ててもらうことが難しくなっているのです。

物件情報を効果的に届ける5つのポイント

そこで、今回は魅力的な物件情報を効果的に入居希望者様に届けるための5つのチェックポイントを解説していきます。

①いくつの大手ポータルサイトに掲載されているか確認する

まずは所有物件が大手のポータルサイトに掲載されているか確認します。

②どの程度閲覧されているか

ポータルサイトの閲覧数は、どれだけ効果的にPRされているかのバロメーターです。

業者さんに聞けば教えてくれると思いますので、定期的に確認しましょう。

もしも、反応が落ちているのであれば、掲載コメントの内容や募集条件などを変える必要があります。

③ライバル物件と比べて、設備、仕様、賃料、募集条件(敷金や礼金など)のバランスはどうか

競合物件の動向も定期的にチェックすることが必要です。

同じ立地、環境、設備、仕様であれば、家賃が安く募集条件が緩い方にお客様が流れるからです。

そのため、競合物件に負けないように、設備や募集条件のバランスを見直すことも視野に入れておきましょう。

特に、敷金・礼金ゼロ、フリーレントなどのサービスは反響に直結しやすいのでライバルの動向を注視しておきましょう。

④物件写真はエレガントに仕上がっていて、最大数まで掲載されているか

一番こだわるべきなのが物件写真です。

ライバルと比較して、募集条件や仕様などが悪くないのに反響がない時は、掲載写真に問題のあるケースが多いからです。

やはり、写真の見た目が悪いと綺麗にリフォームをしてもアピールできませんから、物件が美しく見えるように仕上げる必要があります。

より魅力的に見せる写真の撮り方として、次のようなポイントがあります。

●広角( 28ミリ以下)で撮影可能なデジタルカメラを用意。
●外観を撮影する際は、斜め30〜45度がベストショットになるケースが多い。
●外観写真は逆光になりにくい時間帯に撮影する。
●青空が映える晴天で撮影する。
●室内写真は明るく撮る。
●和室は座った時の目の高さで撮ると自然な仕上がりになる。

このなかでも、撮影位置は特に重要です。

どの位置から撮影したら自分の物件が良く見えるのか、事前に構図を考えるようにしましょう。

正面、右、左と位置を変えることで同じ物件でも表情は大きく変わります。

多くの場合、少し角度をつけて斜め30〜45度ぐらいで撮ると仕上がりが良くなります。

さらに、外観を撮影する際は時間帯にも気をつけましょう。

基本的には、撮影をする人の背に太陽がある時間帯が理想的です。

逆に正面に太陽があると逆光になり、物件が黒く写る確率が高くなります。

天気は晴れの日がベストです。

青空を背景に撮影すれば物件が映えます。

ただし、晴れの日はコントラストが強くなりやすく、日が当たっている場所が白飛びして、当たっていない箇所が黒く潰れるケースもあるため、撮影位置を調整しながら撮影しましょう。

季節という部分では、春や秋が良いと思います。

日差しの強い夏はコントラストが強くなり過ぎますし、冬は太陽が低い位置にあるため、周囲の建物の影が所有物件に落ちやすいからです。

また、室内は部屋の四隅から対角線に向かって撮影すると良いでしょう。

角度をつけることで写真に奥行きが出ます。

そして、明るくなるように照明を使用したり、日中に撮影するなど工夫をしましょう。

それでも暗く感じる時には、デジタルカメラの露出補正機能で調整します。

補正を+1〜+2程度かければ、写真の印象が明るくなります。

ほかにも、写真に汚い駐輪場やゴミ置き場などが写り込んでいると、印象が悪くなってしまうため注意が必要です。

以上を踏まえ、自分自身が納得できるものを不動産会社の担当者さんにデータを渡すのが理想的です。

⑤担当者さんのコメントが入力されていて、魅力的なものになっているか

担当者さんのコメントは、物件のキャッチコピーです。

ポイントは「お客様が検索する際に入力する可能性の高いキーワードが散りばめられているか」です。

例えば、「敷金・礼金0」「フリーレント」「更新料不要」「連帯保証人不要」「外国人可」「ペット可」などのキーワードは効果的です。

このようなコメントも、写真と同様に納得できるものを自分で用意して、担当者さんにデータで渡すのもオススメです。

そうすれば、担当者さんはコピーするだけで簡単に掲載できます。