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客付け業者さんとお客様両者の心を掴む方法とは?

公開日: 2022年04月06日

常に相手を気遣い人の五感に訴えかける
 

こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

空室を抱えている大家さんは、日々様々な募集戦略を実践していると思います。

実際に、入居を決めるために必要な要素は色々ありますが、意外と見落としがちなのが「人に好かれる大家さんになる」という部分です。

賃貸経営は、最終的に人との良好な関係が成功の鍵となります。

パートナーになる業者さんはもちろんのこと、入居者様との良好な関係作りも不可欠なのです。

特に、客付け業者の担当者さんの心を掴み、「あの大家さんは熱心で協力的だから入居決めを頑張ろう」と思ってもらうことが大切です。

ところが、彼らに対して自分が意識していない部分で「俺様的な態度」や「空気が読めない状態」に陥っている大家さんは意外と多いのです。

「空気が読めない大家」というレッテルを貼られてしまうと、お客様がいても所有物件に優先的に紹介されにくくなると思います。

そして、正しい情報も得られなくなり、最悪の場合は客付けのアドバイスさえ敬遠される可能性もあるのです。

※嫌われる不動産投資家の特徴4選【477】 こちらもあわせてご覧ください。

嫌われる大家さんの対応

例えば、次のような対応などはNGです。

○大家=空室が出たので、入居を決めて欲しいんですけど。

○担当者=了解しました。募集条件はどうしましょうか?

○大家=家賃は5万円。敷金2ヶ月で礼金1ヶ月が条件です。

○担当者=入居者様の属性で避けたいことはありますか?

○大家=やっぱり大手に勤めている方が良いね。できれば上場している会社の人。

○担当者=もう少し条件を緩和して頂くことは可能ですか?
内心(この物件では相場は4万円程度で、敷金や礼金もゼロが多いのに…上場企業というのは難しいかも。)

○大家=この条件を下げるつもはないので、入居希望者が現れたら連絡ください。

○担当者=頑張ってみます…。

それから1週間後、募集条件の交渉次第で入居してくれそうな方が出てきたので、担当者さんが大家さんに連絡してみたところ、電話に出ないため、違う物件を案内。その後、数時間後に折り返しの連絡が入って…。

○大家=あの部屋は入居が決まったんだけど連絡してなかった?また次に空室が出た時によろしく!

みなさんは、この会話をどう思われますか?

おそらく、自分が担当者さんの立場だったら、相手をしたくないと思うはずです。

客付け業者の担当者さんから好かれるためには、彼らの事情を知り、サポートしてあげられる大家さんになることです。

そんな理想的な大家さんに現状で自分がなれているか…次の項目でチェックしてみましょう。

①若い担当者さんは礼儀がなっていないと思う。

②担当者さんに、自分の携帯番犀を教えていない。

③担当者さんの携帯番号を知らない。

④担当者さんに、夕方以降は電をかけてこないように伝えている。

⑤留守番電話の折り返しを忘れることがある。

⑥募集条件の相談をあまりされない。

⑦自分だけ一方的に喋り、自慢話や昔話ばかりしてしまう。

⑧担当者さんを家や物件まで呼び出すことが多い。

⑨業者さんは自分の都合で行く。

⑩家賃相場を自分で調べたことがない。

⑪自分で募集条件をまとめて、チラシやポップなどを作成したことがない。

⑫退去で差額負担が出た時に不機嫌になる。

⑬ついつい担当者さんに文句を言ってしまう。

⑭業者の担当者さんが自分と正直合わないと思う。

⑥短気で怒りやすい性格である。

このチェック項目で、イエスの数が多い人ほど空気が読めない「嫌われ大家」に陥っている可能性が高いと思います。

みなさんも今一度自分を見つめ直し、改めるべき点があったら改善しましょう。

内見時にお客様の心を掴む

そして、業者の担当者さんだけでなく、入居を希望されているお客様の心を掴むことも空室対策では欠かせません。

特に内見時には、お客様の期待を超えるような工夫が求められます。

そのためには、人の五感を刺激するのが一番です。

勝負は業者の担当者さんがドアを開いた瞬間に始まります。

まずは玄関ですが、内見者様をお迎えする「おもてなしの心」としてやはりスリッパは必須です。

用意する際はきちんと揃えておくのが理想的ですが、どうしても乱れる場合にはスリッパラックを設置して収納しておくと良いでしょう。

さらにシューズボックスに棚がある場合は、花などを飾りましょう。

これは造花でも構いません。

明るい色の花などを飾ると第一印象か良くなります。

ほかにも香りは大切です。

玄関に入るなり、下水管の嫌な臭いがしたらどうでしょう?

大抵の場合は、期待が一気にしぼむはずです。

そこで定期的に部屋の空気を入れ替え、芳香剤などを玄関や水まわり、居室などの要所に配置しておきましょう。

ポイントは安物の芳香剤ではなく、少し高価なものを選ぶことです。

理由は、香りの良さに加え、消臭効果が高いからです。

また、内見時の「香りのおもてなし」の上級編として、「アロマキャンドルを焚く」という方法もあります。

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これは内見時に担当者さんから連絡をもらうようにしておき、先回りをしてアロマキャンドルなどを焚いておく手法です。

アロマキャンドルの香りとロウソクの炎が何ともいえない癒しの雰囲気を醸し出し、大抵の内見者様はこのサプライズ演出に驚きます。

もしも、毎回先回りするのが難しい時には、市販のセンサー付きアロマキヤンドルライトなどを使えば、自動で香りと温かみのあるライトの演出も可能です。

最後に、味覚や聴覚を刺激することも忘れてはいけません。

ダイニングテーブルに小皿を置いて飴などを入れ「ご自由にお召し上がりください」としておけば、お子様が一緒の時などにとても喜ばれます。

また、内見時に音楽が流れていると演出効果がアップします。

高級感が出るため、クラシックなどが効果的です。

事前にCDプレーヤーなどを用意し、先回りできない時には、担当者さんにBGMをお願いしておくのも手です。