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入居者様の満足度維持に必要な理想的な距離感①

公開日: 2022年05月11日

幸せを一緒に共有して良好な人間関係を構築

こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今回は、入居者様との理想的な関係を構築する方法についてご紹介したいと思います。

今の時期、繁忙期の募集活動の成果により、新しい入居者様を迎え入れている大家さんも多いと思います。

みなさんは、そんな時「お礼」をしているでしょうか?

もしも実施していなければ、必ず行うようにしましょう。

「感謝の気持ち」を伝える方法

お礼といっても、ハガキ1枚をお送りして「ありがとうございます」の気持ちを伝えるだけでも構いません。

もちろん、それにより必ずしも長期間にわたって住んで頂ける保証はないのですが、お礼状が入居者様の安心感に繋がることは間違いありません。

例えば、進学で大切なお嬢様を送り出し、一人暮らしさせるご両親の気持ちになってみてください。

恐らく不安でしかたないはずです。

そんな時に、大家さんから「ご契約ありがとうございました。大切なお嬢様と離れることになり不安なことと存じます。何か気になる点やご不安なことがありましたら、お気軽にご連絡ください」という感謝のハガキが届いたらどうでしょう。

少しはご両親の不安も和らぐと思います。

「ありがとう」といわれて悪い気がする人はいません。

お礼状は、「私は入居者様に感謝しています!これから大切なお客様として接することを約束します」という宣言でもあるのです。

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入居者様と適度な距離感で関係を深めていく

また、入居がスタートしたら、入居者様と適度な距離感で接しつつ関係を深めていくことも必要です。

良好な人間関係が構築されると、色々相談しやすくなるため、クレームになりそうな問題を水際で解決できる可能性が高くなります。

つまり、人間関係の構築は入居者様の満足度を維持し続けるうえで重要な要因というわけです。

では、コミュニケーションはどのようにして取るべきなのでしょうか。

例えば、大家さん自らが定期的に物件の掃除をするのもひとつの方法です。

掃除をしていると、入居者様と顔を合わせる機会に恵まれます。

そんな時に、笑顔で「こんにちは」と挨拶をして、時間的に余裕があれば「何かお困りな点はないですか」と声を掛けるのです。

この掃除と挨拶の効果は想像以上に高く、最初は反応のなかった入居者様も次第に挨拶を返してくれるようになります。

ポイントは、土曜や日曜、平日なら出社時間や帰宅時間など、入居者様と会える時間帯を狙って掃除をすることです。

一般的に、人間関係は「接触の質×接触頻度」という公式で成り立っていると言われています。

そのため良好な人間関係を構築するには、接触の質を上げる、もしくは接触頻度を増やせばいいのです。

様々なタイミングでお祝いをする

さらに、入居者様にサプライズ・プレゼントを贈る、という方法もあります。

このサプライズ・プレゼントは、高価なものでなくても大丈夫です。

大切なのは、入居者様が幸せな時に一緒に喜んであげることです。

例えば、誕生日、入学式、車の買い替え、結婚、出産など、人生には様々なイベントがありますが、そのタイミングでささやかなお祝いをしてあげるだけで十分心に響きます。

もしも誕生日であれば、バースデーカードを贈ってみましょう。

入居者様が子育て世帯なら、お子様の誕生日にバースデーカードと一緒にオモチャを贈ると凄く喜ばれます。

お子様の誕生日は、契約時の入居申込書などに書いてあるはずなので、事前にチェックしておきます。

ご両親にとってお子様の成長はうれしいものですから、入学式などにもサプライズ・プレゼントを行うと効果的です。

また、入居者様がクルマを購入する時も、サプライズ・プレゼントの絶好の機会といえます。

駐車場がある物件であれば、大家さんまたは管理会社に必ず車庫証明の承諾書をもらいにきますから、購入のタイミングも分かります。

そこで、納車に合わせて洗車用品などをプレゼントするのです。

クルマを買うのは、家を手に入れる次くらいに大きなイベントですから、一緒にお祝いしてあげることでサプライズになります。

最後に、結婚や出産のタイミングも見逃してはいけません。

一般的な賃貸借契約書には「同居人に変更があった場合、速やかに連絡する」という条項があるため、結婚の報告をしてくれる入居者様もいます。

この時もお祝いをすれば喜ばれます。

もちろん、お子様が生まれた時にもお祝いをしましょう。

出産時は、紙おむつなどをプレゼントすると重宝がられます。

このように、入居者様にとって楽しいことがあった時は、大家さんもささやかな形で祝福してあげましょう。

ほかにも、クリスマスや正月、バレンタインなどイベントは数多くあります。

みなさんも「まさか大家さんから…」と入居者様が驚くタイミングで、プレゼントを贈ってみてください。