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内見時の印象を高める『プチ収納』と鏡の活用術

公開日: 2022年06月01日

トイレから居室まで様々な棚を設置する

こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

低コストで物件のバリューアップを実現したいと考えている大家さんも多いと思います。

そんな人にオススメなのが『プチ収納』の設置です。

特に、小さめのクローゼットしか部屋にない場合は効果的で、設置すれば内見時の印象が良くなります。

例えば、トイレ、給湯器置き場、洗濯機置き場などにあるデッドスペースへ棚を設置するのも有効です。

トイレであれば、コーナー部分に飾り棚を作り、観葉植物や小物が飾れるようにすると良いでしょう。

ホームセンターでコーナー用の棚が1,000円程度で手に入りますし、大家さん自ら施工も可能ですから安価で済みます。

内見前に棚の上に造花を飾ったり、センスの良い芳香剤などを置くのも効果的です。

また、給湯器置き場や洗濯機置き場などの棚は、可動棚にすると洗剤などの小物が置けて利便性が向上します。

この可動棚は、ホームセンターで手に入る金物と棚板(材料費5,000円程度)で簡単な作業で作成可能です。

さらに、実用品を置く棚など生活感が見えてしまう部分には、ロールスクリーンを設置すると、普段は隠しておけるため入居者様に喜ばれます。

もちろん部屋の壁なども工夫次第で実用性とオシャレ度を向上できます。

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施工の難易度は多少高くなりますが、可動棚を設置したり、CD兼フォトフォルダなどを設ければ部屋の印象を魅力的に変えられます。

内見時には、実際にCDや写真などを飾りつけて使用方法を明示すると同時に、住んだ時のイメージも膨らむようにしておくと良いでしょう。

もしも部屋の壁がボード張りの場合には、少し手間はかかりますがボードをくり抜いて飾り棚を作ると、部屋に立体感やオシャレ感が出てきます。

古いアパートでも、このような棚の仕掛けを施しておくと内見者様に感動してもらえるはずです。

作成する際のポイントは、飾り棚の奥をグレーウッド柄の壁紙にすることです。

白い壁に白枠で、さらに奥も白にしてしまうと、せっかくの棚がぼやけてしまいます。

そこで、奥の壁紙をグレーでアクセントにして、棚を引き立たせるわけです。

ほかにも、玄関にオシャレなコート掛けなどを設置すると魅力度が上がります。

特に冬はコートなどを着る機会が多いため、非常に喜んでもらえます。

風水なども考慮しつつ大きめのサイズを活用

物件のイメージアップは、鏡を上手く使うことでも実現できます。

意外と知られていませんが、インテリアコーディネーターがよく使うアイテムは鏡です。

それほど広くないスペースでも、鏡を置くことで室内が映り込み、実際より奥行きを感じさせることが可能だからです。

ただし、使い方によって逆効果になるケースもあるため注意が必要です。

例えば、玄関に設置する場合は、全身が映り込むトールタイプ(姿見サイズ)のものがオススメです。

鏡を取り付けることで、外出前の身だしなみチェックが可能になるため重宝されます。

しかし気をつけたいのが、風水におけるNGを避けるという点です。

最近では、風水を重んじる人(特に中国人など)も数多くいます。

実際に、良い部屋でも風水的にNGだと入居が決まらないケースがあるほどです。

風水では、玄関から入って正面の鏡は避けた方が良いとされているので注意しましょう。

そして、玄関から入って左側の鏡は金運アップ、右側は地位や名誉が向上すると言われています。

鏡は、このような風水知識を踏まえながら設置するのが得策だと思います。

次にリビングですが、鏡をインテリアとして活用する場合は、大きめのタイプを使うのが基本になります。

理由は、映り込む面が広いほど、部屋に奥行きがあるように感じるからです。

そのため、リビングに鏡を置く際は、できるだけ綺麗な場所が映りこむ位置を選びましょう。

反対に、洗い物や物干しなどが映り込んでしまう位置は避けるようにします。

例えば、イケアで販売されているクネクネしたミラーなどを横長に設置するのも面白いと思います。

部屋が広く見えて、かなり印象が良くなるはずです。

以上のような『プチ収納』と鏡を効果的に活用した空室対策は、低コストで気軽に行えます。

空室があってまだ導入していない大家さんは、実践して部屋のイメージアップに取り組んでみてください。