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内見増の募集チラシ戦略

公開日: 2022年06月11日

デジタルと手作りどちらもアピール可能

こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

みなさんの物件では順調に入居は決まっているでしょうか?

もしも、空室が埋まらずに悩んでいるようであれば、現状で「内見者数がどのように推移しているか」をチェックしましょう。

そして、内見者の数が少ないようであれば、募集チラシが「魅力的な仕上がりになっているか」今一度チェックしてみてください。

大家さんのなかには「たかがチラシでしょ…」と思う人もいるかも知れませんが、ホームページでの物件検索が当たり前になった現在も、募集チラシは成約率アップに欠かせない資料といえます。

理由は明快で、来店したお客様へ見て頂く、物件プロフィールの資料だからです。

店頭で初めて目にする資料が魅力的であれば、やはり「一度部屋を見てみたい」という気持ちになります。

反対に、文字や写真がつぶれていて、何だかよく分からないようなものでは、わざわざ足を運ぶ気にならないのも当然でしょう。

私は入居募集において「重要なことは何か」と聞かれたら、迷わず募集チラシと答えます。

間取り図や賃料、契約条件などが1枚の紙にまとめられたこの資料は、入居希望者さんとの最初の接点になるものだからです。

実際に、内見するかどうかの判断材料だけではなく、現地で条件を照らし合わせる際などにも重宝しますし、お客様が持ち帰って検討する時の参考資料にもなります。

したがって、募集チラシを作成する際には、物件の魅力を十分に伝え、興味を持ってもらえるように仕上げると必要があります。

魅力を伝えられる募集チラシの作成方法

以前はB4サイズが基本になっていましたが、最近はA4サイズを使う業者さんも増えていますから、デザインや掲載内容の自由度も広がっています。

ビジュアルで訴求するという意味では、カラーにして見栄えのするチラシにするのもひとつの方法でしょう。

ただし、カラーで作成した場合は、業者さんの店頭に持参して、コピーせずにそのまま配布してもらうように依頼してください。

この時に、チラシの下側に業者さんの社名が入れられるスペースも空けておくといいでしょう。

それから、業者さんの間では募集チラシのやり取りは基本FAXなので、カラーで作成したものが白黒になり、文字や写真がつぶれてしまうケースが少なくありません。

そこで、FAXでのやり取り用に白黒で作成したものも別途用意して渡すようにします。

このような募集チラシの見直しに加え、大家さん自らが物件紹介用のホームページを新たに作成し、募集チラシにそのアドレスを記載しておくなどの工夫も効果的です。

1枚の紙では伝えきれない魅力や周辺情報をホームページ上に掲載することで、より強く物件の魅力をアピールできると思います。

ほかにも、物件の周辺環境をお客様に知ってもらうことも、部屋を決める際の重要な決め手となります。

単に駅から歩いてきただけでは、そのルートで見た周辺環境しか目に入りませんし、募集チラシの限られたスペースでは十分な周辺情報を伝えるのは難しい面もあります。

そこで、募集チラシとは別に周辺環境マップなども作成し、物件の周辺にどのような生活利便施設があるのか視覚的にアピールできるような工夫をしましょう。

物件を中心にして、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、駅、病院、公共施設などへの距離&所要時間、さらに施設の営業時間や電話番号なども掲載しておけば分かりやすいと思いますし、仮に入居されれば、実際に新生活を始めた時に重宝されるはずです。

デジタルの時代だからこそ、アナログで手作り感を出す

とはいえ、大家さんのなかには「チラシの作成ソフトなどが使えないから魅力的なものは作れない…」と諦めている人もいるかも知れません。

そんな方は、様々な言葉やイラストをコピーして手作りする方法もあります。

アナログな手作りチラシにはなりますが、デジタル全盛の今だからこそ、逆に目を引く可能性もあるのです。

方法も至って簡単です。

まずは、今まで使っていた物件チラシを用意し、新たなチラシにも使えそうな間取り図、物件概要、写真、イラスト、キャッチフレーズなどをハサミで切り取ります。

次に、新しく考えたセールスポイントなどの文字をパソコンで打ち込み、大きさや書体を目立つようにして紙に印刷します。

もしも、パソコンを使うのが苦手なら、ご家族に入力してもらうといいでしょう。

もちろん、手書きでも問題はありません。

むしろ珍しいため、かえって目立つ可能性もあります。

あとは、物件のイメージに合わせたイラストなどを、市販のイラスト集をコピーして切り出し台紙に貼っていくだけです。

この台紙を必要な分だけコピーすれば完成です。

条件面などの内容も含め、募集チラシの見直しを行うのは、今からでも決して遅くはありません。

多くの人が「内見してみたい」と思うような魅力的なオリジナリティ溢れる募集チラシを、みなさんもぜひ作ってみてください。