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自分がやった方が早い!と思ってはいけない
公開日: 2022年08月05日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「自分がやった方が早い!と思ってはいけない」というテーマでお話しします。
僕は今、マレーシアで車のブレーキの販売総代理をやっています。いわゆる輸入元です。
最近は、コロナが過ぎて注文数が以前の2倍以上になっており、コンテナの積み荷も先月と今月連続で2パレットを発注することができました。
ブレーキは基本的に鉄でできているので、1パレットというと1トンくらいあります。2パレット2トンの輸入を毎月やっていると考えると、結構がんばってきたなと思います。
このように2倍の売上を上げることができたのは、僕が出ているレースの宣伝効果もあると思いますが、中華系マレーシア人の営業マンが頑張ってくれているおかげだと思っています。
今までは取扱量もそこまで大きくなかったため、事務方の仕事は自分でやってきていたのですが、昨日、ある作業をしていて、もしかしてこれは、いつも僕が皆さんに言っていることとやっていることが違うんじゃないか・・・と気づきましたので、今日は自戒を込めてお話ししたいと思います。
マレーシアの会社の決算をしています
僕は今、マレーシアの会社の決算をしています。
日本の場合は締め日から2か月以内に決算申告をしないといけないというルールがありますが、マレーシアの場合は、締め日から6か月以内に税務申告をすればいいので、結構ゆっくりしています。
元々は取扱量もそれほど多くなく、社員も1人2人なので、全ての書類を現地の会計士さんに丸投げして決算書を作ってもらっています。
僕はずっと自分の給料は取っていなくて、経費といえばスタッフの人件費や商品の仕入れ、運送コストくらいなので、ほとんど経費も使っていません。
飲食代など、税務調査でつっこまれそうな経費は一切使っていないので、面倒な作業はありません。
しかし、最近は取扱量が増えてきたため、在庫の数を増やすことにしています。
どうして在庫を増やすのかというと、マレーシアから現地の代理店に注文をもらって、マレーシアでその注文をまとめて、それを月末に日本へ発注して、その荷物が日本から現地の代理店に届くまでに最低1か月はかかるからです。
2トンもあるとコストがかかるため、飛行機ではなく船便で送るのですが、最近はロジスティクスがスムーズになってきて、1か月で届くようになってきました。
とはいえ、1か月もかかっていては機会損失になりかねませんし、最近はよく出る車種のブレーキもわかってきたので、そのような素材は在庫することにしたのです。
動きの良い品番は、積極的に在庫をするようにしているので、どうしても在庫が多くなってしまいます。
そして決算の時には棚卸しという作業があり、僕は昨日、この棚卸しの作業をずっとやっていたのでした。
一人でせっせと棚卸し・・・
便利な在庫管理ソフトがあり、これを先ほどの営業マンが更新してくれているので、在庫数を把握することは簡単です。
しかし棚卸しというのは、会社の資産の金額規模をきちんと把握しないといけませんから、単に数量をチェックするだけではなく、1個、1個の最新の価格と原価をチェックしながら、棚卸表を作っていかなければなりません。
去年、本社が仕入れ価格の値上げをしたのと、現地の売値も若干値上げしたこと、さらに現地の通貨と日本の通貨の為替が変動しているので、この一覧表を現地通貨に直す作業が結構難しく、とても面倒くさいのです。
昨日はそんな作業をしながら、「なんで僕はこんなことやっているのかな?」と、ふと我に返ってしまいました。
いつも僕は、日本の社員さんにも、「自分以外の人ができることは自分でやってはいけませんよ」と口を酸っぱくして言っています。
会社や自分をさらに成長させていきたいのであれば、単純な仕事は積極的に人に任せるか外注して、自分は自分にしかできないことをやらないといけません。
しかし僕は、昨日はそれとは真逆のことをしていました。
本来であれば、この棚卸しの作業は、普段在庫管理をしている営業マンか、別の人にやらせないといけないと思うのですが、実は僕はいま日本にいて、直接そのマレーシア人の営業マンに教えられず、もちろん英語で教えないといけないので面倒くさく、自分がやった方が早いなと思ってしまったのです。
しかし、作業をしながらふと我に返って、これは僕のやることじゃないと気づきました。
普段、人に仕事を教える立場の方は分かると思いますが、人に教えることは、自分でやるより10倍の労力が必要ですよね。
ただ、その1回だけ労力をかけて、部下にやり方を教えてしまえば、それ以降は自分はその仕事から離れることができます。
ですので、嫌な仕事、面倒な仕事がある時は、どうやったらその仕事をしないで済むか考えて、積極的に人に任せたり教えたりすることを絶対にした方がいいと思います。
自分がやった方が早いと思ってしまう人ほど、成長が遅くなるので注意しましょう。
今日は「自分がやった方が早い!と思ってはいけない」というお話でした。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「自分がやった方が早い!と思ってはいけない」というテーマでお話しします。
僕は今、マレーシアで車のブレーキの販売総代理をやっています。いわゆる輸入元です。
最近は、コロナが過ぎて注文数が以前の2倍以上になっており、コンテナの積み荷も先月と今月連続で2パレットを発注することができました。
ブレーキは基本的に鉄でできているので、1パレットというと1トンくらいあります。2パレット2トンの輸入を毎月やっていると考えると、結構がんばってきたなと思います。
このように2倍の売上を上げることができたのは、僕が出ているレースの宣伝効果もあると思いますが、中華系マレーシア人の営業マンが頑張ってくれているおかげだと思っています。
今までは取扱量もそこまで大きくなかったため、事務方の仕事は自分でやってきていたのですが、昨日、ある作業をしていて、もしかしてこれは、いつも僕が皆さんに言っていることとやっていることが違うんじゃないか・・・と気づきましたので、今日は自戒を込めてお話ししたいと思います。
マレーシアの会社の決算をしています
僕は今、マレーシアの会社の決算をしています。日本の場合は締め日から2か月以内に決算申告をしないといけないというルールがありますが、マレーシアの場合は、締め日から6か月以内に税務申告をすればいいので、結構ゆっくりしています。
元々は取扱量もそれほど多くなく、社員も1人2人なので、全ての書類を現地の会計士さんに丸投げして決算書を作ってもらっています。
僕はずっと自分の給料は取っていなくて、経費といえばスタッフの人件費や商品の仕入れ、運送コストくらいなので、ほとんど経費も使っていません。
飲食代など、税務調査でつっこまれそうな経費は一切使っていないので、面倒な作業はありません。
しかし、最近は取扱量が増えてきたため、在庫の数を増やすことにしています。
どうして在庫を増やすのかというと、マレーシアから現地の代理店に注文をもらって、マレーシアでその注文をまとめて、それを月末に日本へ発注して、その荷物が日本から現地の代理店に届くまでに最低1か月はかかるからです。
2トンもあるとコストがかかるため、飛行機ではなく船便で送るのですが、最近はロジスティクスがスムーズになってきて、1か月で届くようになってきました。
とはいえ、1か月もかかっていては機会損失になりかねませんし、最近はよく出る車種のブレーキもわかってきたので、そのような素材は在庫することにしたのです。
動きの良い品番は、積極的に在庫をするようにしているので、どうしても在庫が多くなってしまいます。
そして決算の時には棚卸しという作業があり、僕は昨日、この棚卸しの作業をずっとやっていたのでした。
一人でせっせと棚卸し・・・
便利な在庫管理ソフトがあり、これを先ほどの営業マンが更新してくれているので、在庫数を把握することは簡単です。しかし棚卸しというのは、会社の資産の金額規模をきちんと把握しないといけませんから、単に数量をチェックするだけではなく、1個、1個の最新の価格と原価をチェックしながら、棚卸表を作っていかなければなりません。
去年、本社が仕入れ価格の値上げをしたのと、現地の売値も若干値上げしたこと、さらに現地の通貨と日本の通貨の為替が変動しているので、この一覧表を現地通貨に直す作業が結構難しく、とても面倒くさいのです。
昨日はそんな作業をしながら、「なんで僕はこんなことやっているのかな?」と、ふと我に返ってしまいました。
いつも僕は、日本の社員さんにも、「自分以外の人ができることは自分でやってはいけませんよ」と口を酸っぱくして言っています。
会社や自分をさらに成長させていきたいのであれば、単純な仕事は積極的に人に任せるか外注して、自分は自分にしかできないことをやらないといけません。
しかし僕は、昨日はそれとは真逆のことをしていました。
本来であれば、この棚卸しの作業は、普段在庫管理をしている営業マンか、別の人にやらせないといけないと思うのですが、実は僕はいま日本にいて、直接そのマレーシア人の営業マンに教えられず、もちろん英語で教えないといけないので面倒くさく、自分がやった方が早いなと思ってしまったのです。
しかし、作業をしながらふと我に返って、これは僕のやることじゃないと気づきました。
普段、人に仕事を教える立場の方は分かると思いますが、人に教えることは、自分でやるより10倍の労力が必要ですよね。
ただ、その1回だけ労力をかけて、部下にやり方を教えてしまえば、それ以降は自分はその仕事から離れることができます。
ですので、嫌な仕事、面倒な仕事がある時は、どうやったらその仕事をしないで済むか考えて、積極的に人に任せたり教えたりすることを絶対にした方がいいと思います。
自分がやった方が早いと思ってしまう人ほど、成長が遅くなるので注意しましょう。
今日は「自分がやった方が早い!と思ってはいけない」というお話でした。
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