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既にあなたは「国ガチャ」の勝者である

公開日: 2022年08月16日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

少し前に、TwitterなどのSNSで「親ガチャ」という言葉が流行りましたね。

子供はどの親の元に生まれるかを選べず、生まれた瞬間に自分の将来が決まってしまう・・・というようなニュアンスで使われています。

親ガチャという言葉とともに、自分の置かれた境遇を悲観している投稿が目立ちました。

しかし、僕はこの言葉にとても違和感を覚えています。

そもそも、親ガチャとか言っている時点で、僕はその人の人生は負けだと思います。

この言葉を使っているのは、主に仕事や人生がうまくいっていない人だと思いますが、このような発言をする人は、今、自分が置かれた状況を、会社や環境といった「周りのせい」にしている人だと思います。

何かに感謝することもなく、自ら目一杯努力することもなく、報われない自分を一生誰かのせいにして生きている人だと思います。

 

人間として生まれただけでラッキー

僕自身も金持ちの家に生まれたわけではありません。両親は共働きで、僕は中学校までずっと鍵っ子でした。

小学校3年生から5年生までは、毎日夕方5時になったら2人の妹を保育園まで迎えに行っていました。

そして、僕の母親はとても厳しくて、いつも箒の柄などでぶん殴られていました。

それでも当時は、「ナメクジに生まれるよりは断然良い」と思っていましたし、母親に対して、「人間として産んでくれてありがとう」という気持ちは、いつもどこかに持っていました。

人間は、他の動物に比べて、とても恵まれた環境にあります。

僕は魚釣りをしますが、実は1~2年くらいしか生きられない魚は結構たくさんいますし、釣られてしまったら最後、すぐに食べられてしまいます。

家畜だって同じです。生まれてからずっと檻の中に入れられて、太らされて、そして最終的には食肉になってしまいますね。

蚊だって、人間の目の前を飛べばパチンと一発やられて一瞬で人生が終わってしまいますし、ゴキブリなんて誰からも好かれなくて、ずっと下水のじめっとした排水管の中で暮らさないといけません。

それに比べたら、人間に生まれただけでラッキーですし、もっと言うと、日本人に生まれただけで超超超ラッキーだと思います。

 

日本人に生まれただけで、超ラッキー

僕は、マレーシアに移住して9年が経ちます。その間に、東南アジアのいろいろな国々でビジネスを行ってきました。

世界に出ると分かるのですが、日本人のパスポートは最強で、このパスポートさえあれば、いちいち大使館でビザを取らなくても、ほとんどの国に行くことができます。

そして、日本人は世界中の多くの国から好かれている国民なので、現地で色々親切にしてもらうことも多いです。

また、日本ほど民主的な国はないと思いますし、かなりの自由が認められていますね。

僕が住んでいるマレーシアは、一応、民主主義の国ですが、ある意味ネイティブなマレーシア人の独裁政治ですし、お隣のシンガポールも一見自由に見えますが、四六時中、政府から監視されていたりしています。

さらに言うと、日本ほど社会保障がしっかりしている国はないと思います。

国民皆保険制度がありますから、非常に安い料金で高度な医療を受けることができます。また、救急車を呼べば、ものの5分10分で、無料で駆けつけてくれます。

アメリカでは、救急車を呼んだら一回に何十万円も請求されますし、歯医者に行けば、虫歯を治すだけで何十万円もかかります。

マレーシアでは、民間の救急車を呼ばなければならず、しかも、救急車が来るまでに30分や1時間かかったりするので、もし交通事故などで瀕死の重傷を負ってしまったら、救急車が来る前に死んでしまうこともあります。もちろん、救急車を呼べばお金がかかります。

さらに、日本は世界一安全できれいな国ですね。

僕は、過去30カ国以上を旅していますが、日本より綺麗な国は未だかつて見たことがありませんし、東南アジアの貧しい国では、10万円も払えばヒットマン(殺し屋)を雇えるほど、治安が悪いです。

つまり、人間に生まれただけでラッキーな上に、安全な日本に、日本人として生まれたのは、奇跡中の奇跡なのです。

日本人は、このことをしっかり認識して、日々感謝しないといけないと思います。

 

英語ができないことで、メリットが生かせていない

一方で、周りを見回すと、日本人であるメリットを活かしきれていない人が多いと思っています。

未だに、「良い学校に入って、良い会社に就職すること」を目指す学生がたくさんいますが、日本の中だけで物事を考えていると、せっかく人間に生まれたこと、そして日本人として生まれたこと、そのメリットを活かしきれないと思うのです。

ですから、ぜひ若い人は若いうちから英語を勉強して、早いうちから世界を経験した方が良いと思います。

例えば、大学の世界ランキングでは、なぜ日本の東大がハーバードやMIT(マサチューセッツ工科大学)と比べて遥かに下になってしまうのかというと、論文を日本語で書いていて、世界に発信できていないからだと思います。

どんなに良い論文を書いても、英語でないというだけで、だいぶ損をしていると思います。

何度も繰り返しますが、日本人に生まれただけで、超超ラッキーなのです。

Fランクの大学だから就職先がない・・・といって諦めるのではなく、そういう人ほど、例えばワーキングホリデーを使って海外に出てみたり、海外の会社に就職してみたり、当たり前でお決まりの日本人としての人生を歩むのではなく、海外を見てみたほうが絶対に良いと思います。

英語の文法が間違っていたり、発音が上手でなかったりしても、僕は海外でビジネスをしています。通訳も使わずに、Google翻訳だけでマレーシア人3人を雇っています。

とはいえ、学生時代にもっと英語を勉強すればよかったと、今更悔やむことがあります。

あと10年早く海外に出ていたら、もっともっと楽しい人生になったと思えてならないからです。

だから、もしあなたが在学中なのであれば、一生懸命、英語を勉強してください。

今日は、既にあなたは国ガチャの勝者であるというお話でした。


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