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不動産投資は断じて「不労所得」ではない!!

公開日: 2022年10月06日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今日は、皆さんが抱いている不動産投資の夢をぶっ壊してしまうようなお話をします。

もしあなたが不労所得に憧れて不動産投資をしたいと思っていらっしゃるなら、今日の内容はガッカリしてしまうと思いますので、これ以上はお読みにならない方がいいかもしれません。

 

不動産投資が「不労所得」と信じると騙される

不動産投資を志す人は、なんだかんだいっても、毎月チャリンチャリンとお家賃がいただける不労所得を得ることが目的という人が多いですよね。

一部のキラキラ系の大家さんやリア充をやたら強調した情報配信をしている大家さん、世界を旅する系の発信をしている人たちは、みんな揃って不動産投資のことを「不労所得」だと主張して、いまだに「自己資金がなくても、ローンさえ借りればできる」と言っています。

僕は、このような人たちはみんなウンコだと思っていて、何なら詐欺師に近いとさえ思っています。

そのようなキラキラとしたリア充をやたら強調している大家さんは、恐らく不動産投資のことをよく分かっていないと思います。

そして、そういう人たちの言葉を聞いて、「すごいな!そんな風になりたいな!」と思っている人達は、もっとよく分かっていないド素人中のド素人だと思います。

日本の経済というのは、このようなよく分かっていない人たちが、ウンコ業者に騙されて、その養分を吸い取られて回っているのです。

 

不動産投資は、肉体労働であり「勤労所得」であるという心得

僕たちがやっている「不動産実務検定」の仲間で、不動産投資のことを不労所得だという人は一人もいません。

なんならバッキバキの肉体労働であって、そして勤労所得であると思っています。

確かに、物件を買うまでは、物件探しに苦労したり、実際に物件を見に行ったり、指値交渉をしたり・・・割と勤労所得っぽいと思うかもしれません。

しかし、「いったん物件を買ってしまえば、あとはチャリンチャリン」などということは、絶対にあり得ません。

もし、あったとしたら、それはサブリース(家賃保証)くらいですが、サブリースの場合、業者にガッツリと利益を抜かれていますし、それは不労所得でもなんでもなく、借金というリスクを背負わされて、ハウスメーカーやサブリース会社、その他の周辺業者に、ガッツリと儲けさせてあげているだけの構図に思えます。

 

物件購入時から続く仕事のあれこれ

むしろ、物件を買った後の方がまさに勤労所得と言えるでしょう。

物件を買った後には、まず現状の管理会社を継続するか?それとも変えるか?あるいは自主管理に切り替えるか?を決める必要があります。

ここでまず一悶着あるでしょう。

「管理は継続してもらわないと困る」とか「サブリースは解約できない」と彼らは言ってくるのです。

また、少し勉強された不動産投資家は、現状の管理会社に対して、「普通借家契約ではなく、定期借家契約での再契約(契約の巻き直し)をしたい」と思うはずです。

しかし十中八九「定期借家契約なんか無理ですよ!」と無碍もなく言われて、心が折れたりします。

また、リフォームの見積もりを取ったらバカ高くて、だったら自分でDIYをやってみようと思っても、時間ばかりかかり、肉体労働で疲れ切ってしまうでしょう。

部屋が綺麗になったらなったで、今度は客付け営業のために、色々な管理会社を一生懸命回らなければなりません。

すると行く先々の管理会社で、「大家さんが自らそんなことをやると、不動産業者から嫌われて、逆に入居者が決まらないですよ」とか「そんなことをしないで、専任で任せてくれたら早く満室になりますよ」というようなことを言われるのです。

入居者が入ったら入ったで、隣がうるさいとか、水が漏れるとか、電気がつかないとか、ユニットバスのドアが外れたとか、色々なクレームを言われるでしょう。

粗大ごみを勝手に捨てられて、処分費が持ち出しになったりすることもありますし、いきなり給湯器が壊れて出費がかさんだり、部屋がオレオレ詐欺のアジトにされて警察が突入したり、ゴミ屋敷にされた挙句に夜逃げされたり、満室になったと思ったら、今度は隣が退去するという連絡がきたり・・・どこが不労所得なの?という感じです。

 

不動産投資にトラブルはつきものだが、回避もできる

しかし、不動産投資をすれば、遅かれ早かれ誰もがこういったことを経験しますし、トラブルがゼロのアパートは存在しません。

また、物件が増えれば増えるほど入居者が多くなるので、トラブルの回数も増えてきます。

家賃が安いから入居者の属性が悪く、トラブルも増えるのだろうと思う人がいるかもしれませんが、築何十年も経っているアパートの家賃はそれなりに下がってくるものですし、属性のいい人ばかりを入れたいと思ってもそうはいきません。

となると、トラブルと付き合っていくスキルも身につけていかないといけません。

トラブルも一通り経験すると、確実にレベルアップしますから、僕なんかはトラブルに不感症になってしまったくらいです。

重要なのは、トラブルは絶対に起きるものだということを認識して、その対処法を予め備えておくことです。

そうすることで、いずれトラブルに不感症になり、淡々と処理していくことができるようになります。

トラブルの種類や対処法は、僕たちがやっている「不動産実務検定」でしっかりと勉強できますし、「ウラケン不動産オンラインサロン」では色々な経験談を共有することもできます。

そして、このような一連のトラブルに対処できるようになると、不思議とトラブルも少なくなってくるものです。

すると、そのうち不労所得に近い形で運営できるようにはなるかもしれません。しかし、いきなりの初心者が不労所得だといっても、土台無理な話でしょう。

不動産投資は不労所得だと言ってあなたに近づいてくる人は、よく分かっていない人か詐欺師なので注意してください。


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