ブログ
インフレでも家賃を上げる方法
公開日: 2022年12月10日
▼今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
あなたは、「インフレで様々なモノの値段があがっているけど、家賃は上げられない・・・」と思っていませんか?
今日はそんな思い込みを打ち壊すお話をしたいと思います。
家賃を上げる具体的な方法もお話ししますので、ぜひ最後までご覧ください。
今の日本のインフレ状況を整理します
まず、今のインフレの状況を整理しておきましょう。
とはいっても、すでに生活の中でもあらゆるモノの値段が上がっているので、説明するまでもないかもしれませんね。
電気やガスといった生活インフラはもちろんのこと、食品やお菓子、お酒などもどんどん値段が上がっています。
また、円安の影響でスマートフォンもめちゃくちゃ高くなっています。一番スペックの良いiPhoneはなんと20万円超えで、もうパソコンと変わらないくらいになっています。
また、サブスクの値段もいきなり上がったりしていますね。
不動産の価格も上がっていますし、マンションの管理費がいつの間にか上がっていた・・・などという話も聞かれるようになっています。
皆さんご存じのとおり、今回のインフレはゼロ金利政策の延長と、それに伴う円安の影響が大きいわけですが、今までデフレで値上げをすることができなかった業界は、今が絶好のチャンスとばかりにガンガンと値上げをしています。
しかし僕は、値段が上げられる業界はどんどん上げれば良いと考えています。そうしないと、日本が成長しないからです。
ただ、モノの値段が上がって、それが我々消費者の収入につながっていけば好循環になって良いのですが、そうでなければ生活が苦しくなっていくばかりで、どちらかというとスタグフレーション(物の値段が上がるのに、収入が増えない)が懸念されています。
そのため、この日本のインフレが今後どのようになっていくのかは、しばらく様子を見ていかないといけないと思っています。
不動産業界でも分譲や中古の価格が上がっています
僕がいる不動産業界でも、不動産価格が上がっています。
しかし、そもそも購入者の所得が上がっていない中で、不動産価格だけが上がっているので、この価格上昇はそろそろ鈍化していくと思っています。
また、土地の価格や建築費が上がっているので、デベロッパーも土地を仕入れて建物を建てても採算が合わせづらくなってきており、供給自体も落ち着いてくるのではないかと思います。
余談ですが、オリンピックの選手村として活用された物件、「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」が10月に最終の申込受付をしていたようですが、一戸あたり10件とか20件の申し込みが来ているそうです。
この物件は、半官半民で作っているので、さすがの中央区でも値段はかなり安くなっていて、その坪単価はなんと200万円台です。
一方、今、中央区のタワーマンションの坪単価(販売価格)は300万円台後半になっていて、400万円台も珍しくありません。
このような感じで、分譲や中古の世界では結構価格が上がっているのです。
同じ不動産業でも賃貸業の値上げは困難
ところが、同じ不動産業界でも、我々大家さんのような賃貸業での値上げはかなり難しいです。
なぜなら、今、日本には850万戸もの空き家があって、供給がダブダブな状態になっており、そのような中で家賃を値上げしようものなら、みんな出て行ってしまうからです。
それでは、値下げをしてなんとか満室を維持するのが良いのかというと、そうではありません。
なぜなら、僕は値下げはバカでもできると思っていて、値下げをするということ自体、自分の価値を下げているのと一緒だと思うからです。
なんとか物件に付加価値を与えて、少なくとも値下がりだけはしないようにしたいですし、これから先は金利が上がっていく可能性も考えておかなければなりません。
もう日本は10年以上にわたり、ゼロ金利政策を続けてきていますが、やはりいつかのタイミングで金利は絶対に上がるはずです。
そうなれば、住宅ローンや不動産投資のローンの金利も上がります。ゼロ%台で住宅ローンを借りている人のほとんどは変動金利で借りているので、一気に支出が増えてしまうのです。
当然、家賃が上がらない限りキャッシュフローが少なくなってしまいますから、今後はできるだけ家賃を上げる努力をしないといけません。
家賃を上げるための具体的なアイデア
それでは、家賃を上げるためにはどうしたらいいのでしょうか。
あなたが何か商品を選ぶ時、値札に書かれている値段以上の価値を感じなければ、その商品を選ぶことはないのではないでしょうか。
お部屋探しも同じで、あなたの物件が持つ価値以上の家賃を取ることはできません。だから、物件自体の価値を高めていかなければならないのです。
建物は古くても、古さを感じさせないリフォームをしたり、インターネットを使い放題にして付加価値をプラスしたり・・・方法は色々ありますが、今日はどんな物件でも、今すぐ家賃を上げられるアイデアをご紹介しましょう。
まずは、物件を「ペット可」にすることです。
ペットOKの物件は未だに少ないので、ペット可にするだけで家賃を上げることができます。敷金を償却するという約束で入ってもらえば、トラブルにもならないので、ペット可は積極的に検討していった方が良いのではないかと思います。
さらに、僕は以前はワンルームでも「2人入居OK」にしていました。
通常、一人いくらで貸していたところを、二人入るということで、多少高く家賃を取っていたことがあります。
また、部屋を家具・家電込みにして、相場よりも高く家賃を取ったりしています。
このような感じで、アイデアはいろいろとありますので、「家賃は下がり続けるもの」と自分自身に暗示をかけてしまうのが一番いけません。
「家賃を上げる」と決めた瞬間に、今の家賃と実際の価値との差に気が付けるようになりますし、それを埋めるアイデアを考えて実行すれば家賃は上げられます。ぜひ参考にしてください。
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
あなたは、「インフレで様々なモノの値段があがっているけど、家賃は上げられない・・・」と思っていませんか?
今日はそんな思い込みを打ち壊すお話をしたいと思います。
家賃を上げる具体的な方法もお話ししますので、ぜひ最後までご覧ください。
今の日本のインフレ状況を整理します
まず、今のインフレの状況を整理しておきましょう。とはいっても、すでに生活の中でもあらゆるモノの値段が上がっているので、説明するまでもないかもしれませんね。
電気やガスといった生活インフラはもちろんのこと、食品やお菓子、お酒などもどんどん値段が上がっています。
また、円安の影響でスマートフォンもめちゃくちゃ高くなっています。一番スペックの良いiPhoneはなんと20万円超えで、もうパソコンと変わらないくらいになっています。
また、サブスクの値段もいきなり上がったりしていますね。
不動産の価格も上がっていますし、マンションの管理費がいつの間にか上がっていた・・・などという話も聞かれるようになっています。
皆さんご存じのとおり、今回のインフレはゼロ金利政策の延長と、それに伴う円安の影響が大きいわけですが、今までデフレで値上げをすることができなかった業界は、今が絶好のチャンスとばかりにガンガンと値上げをしています。
しかし僕は、値段が上げられる業界はどんどん上げれば良いと考えています。そうしないと、日本が成長しないからです。
ただ、モノの値段が上がって、それが我々消費者の収入につながっていけば好循環になって良いのですが、そうでなければ生活が苦しくなっていくばかりで、どちらかというとスタグフレーション(物の値段が上がるのに、収入が増えない)が懸念されています。
そのため、この日本のインフレが今後どのようになっていくのかは、しばらく様子を見ていかないといけないと思っています。
不動産業界でも分譲や中古の価格が上がっています
僕がいる不動産業界でも、不動産価格が上がっています。しかし、そもそも購入者の所得が上がっていない中で、不動産価格だけが上がっているので、この価格上昇はそろそろ鈍化していくと思っています。
また、土地の価格や建築費が上がっているので、デベロッパーも土地を仕入れて建物を建てても採算が合わせづらくなってきており、供給自体も落ち着いてくるのではないかと思います。
余談ですが、オリンピックの選手村として活用された物件、「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」が10月に最終の申込受付をしていたようですが、一戸あたり10件とか20件の申し込みが来ているそうです。
この物件は、半官半民で作っているので、さすがの中央区でも値段はかなり安くなっていて、その坪単価はなんと200万円台です。
一方、今、中央区のタワーマンションの坪単価(販売価格)は300万円台後半になっていて、400万円台も珍しくありません。
このような感じで、分譲や中古の世界では結構価格が上がっているのです。
同じ不動産業でも賃貸業の値上げは困難
ところが、同じ不動産業界でも、我々大家さんのような賃貸業での値上げはかなり難しいです。なぜなら、今、日本には850万戸もの空き家があって、供給がダブダブな状態になっており、そのような中で家賃を値上げしようものなら、みんな出て行ってしまうからです。
それでは、値下げをしてなんとか満室を維持するのが良いのかというと、そうではありません。
なぜなら、僕は値下げはバカでもできると思っていて、値下げをするということ自体、自分の価値を下げているのと一緒だと思うからです。
なんとか物件に付加価値を与えて、少なくとも値下がりだけはしないようにしたいですし、これから先は金利が上がっていく可能性も考えておかなければなりません。
もう日本は10年以上にわたり、ゼロ金利政策を続けてきていますが、やはりいつかのタイミングで金利は絶対に上がるはずです。
そうなれば、住宅ローンや不動産投資のローンの金利も上がります。ゼロ%台で住宅ローンを借りている人のほとんどは変動金利で借りているので、一気に支出が増えてしまうのです。
当然、家賃が上がらない限りキャッシュフローが少なくなってしまいますから、今後はできるだけ家賃を上げる努力をしないといけません。
家賃を上げるための具体的なアイデア
それでは、家賃を上げるためにはどうしたらいいのでしょうか。あなたが何か商品を選ぶ時、値札に書かれている値段以上の価値を感じなければ、その商品を選ぶことはないのではないでしょうか。
お部屋探しも同じで、あなたの物件が持つ価値以上の家賃を取ることはできません。だから、物件自体の価値を高めていかなければならないのです。
建物は古くても、古さを感じさせないリフォームをしたり、インターネットを使い放題にして付加価値をプラスしたり・・・方法は色々ありますが、今日はどんな物件でも、今すぐ家賃を上げられるアイデアをご紹介しましょう。
まずは、物件を「ペット可」にすることです。
ペットOKの物件は未だに少ないので、ペット可にするだけで家賃を上げることができます。敷金を償却するという約束で入ってもらえば、トラブルにもならないので、ペット可は積極的に検討していった方が良いのではないかと思います。
さらに、僕は以前はワンルームでも「2人入居OK」にしていました。
通常、一人いくらで貸していたところを、二人入るということで、多少高く家賃を取っていたことがあります。
また、部屋を家具・家電込みにして、相場よりも高く家賃を取ったりしています。
このような感じで、アイデアはいろいろとありますので、「家賃は下がり続けるもの」と自分自身に暗示をかけてしまうのが一番いけません。
「家賃を上げる」と決めた瞬間に、今の家賃と実際の価値との差に気が付けるようになりますし、それを埋めるアイデアを考えて実行すれば家賃は上げられます。ぜひ参考にしてください。
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら
